制作者(webmaster)
野嵜健秀(Takehide Nozaki)
公開
2001-03-20
改訂
2001-06-26

なぜ掲示板に書込むのか

サイトの宣傳に他人の掲示板を使ふ?

餘所のサイトの掲示板に書込んで、ついでに自分のサイトの宣傳をするのは、非常識な書き方をしなければ、多くの場合、許されます。これは屡々、宣傳の「上手いやり方」です。

大手の掲示板で有名人となるのも、自分のサイトに客を集める有效な手段となります。掲示板での宣傳行爲は、「荒し」扱ひされない程度に、適度にやつて下さい。

しかし、やり過ぎには要注意です。「荒し」扱ひされるのと同時に、重大なデメリットを生じます。

掲示板の書込みに一生懸命になる人は、自分のサイトの更新がお留守になりがちです。それでは、掲示板から自分のサイトに客が流れてきません。サイトの宣傳の手段として、掲示板で發言をしてゐる人は、手段と目的とを取違へないやうに、注意しませう。

それに、大手の掲示板で發言をしたからと言つて、自分のサイトに客が大量に流れてくるかと言へば、さうでもありません。サイトの中身が何にもなかつたりすると、客は全く寄付きません。

逆に、掲示板には一切書込まなくとも、サイトの更新をまめに行つたり、話題となるやうな記事をきちんと公開したりしてゐれば、人は集まります。

掲示板の内容を再利用する?

また、掲示板の書込みログを、自分のサイトのコンテンツとして「再利用」とするのはやめませう。掲示板に書込んだ時の文章は、案外再利用出來ません。自分の發言だけを拔出しても、前後の文脈がわからないので、讀者には理解し難いものとなりがちです。「その場限り」の文章である事が結構あるもので、下手にログを取つておくと、後で讀返して自分で自分の文章にあきれてしまふかも知れません。

サイトの文章は、きちんと考へて一から作つた方が、「使ひまはし」で間に合はせようとするよりも、程度の高いものが出來ます。そして、さう云ふ文章の方が、閲覽者には喜ばれます。一度どこかで見たやうな文章を、讀者は改めて讀返しては呉れません。或は、さう云ふ優しい讀者に頼り切るのは、良くない事です。(もつとも、優しい讀者の方々もいらつしやる譯で、それを考へると、一度ログを公開してしまつたら絶對消さない、等の「配慮」は必要な事でせう)