- 公開
- 2001-10-25
- 最終改訂
- 2003-02-11
WindowsMe篇
セットアップ
setup.exeのオプション
セットアップ オプション : SETUP [batch] [/ie] [/ih] [/im] [/is] [/iv] [/T:tmpdir]
- batch
- セットアップ オプションを記述したファイルの名前とパスを指定します。
- /ie
- 起動ディスクを作成しません。
- /ih
- フォアグランドでスキャン ディスクを実行します。
- /im
- コンベンショナル メモリの容量を確認しません。
- /is
- スキャンディスクを実行しません。
- /iv
- セットアップ中にビルボードを表示しません。
- /T:tmpdir
- セットアップが一時ファイルをコピーするディレクトリを指定します。このディレクトリが存在しない場合は、作成されます。警告 : このディレクトリに既に存在しているファイルはすべて削除されます。
ハードウェアチェックの回避
DOSで起動してx:\setup /nm
を実行。
アップグレードパッケージが必要――のエラーが出た時
DOSで起動して導入済みWindowsのwin.comとwinver.exeをリネーム。それからsetup.exeを実行。
WindowsMeが最初に起動した時に流れるムーヴィ
[Alt]+[F4]で終つて呉れる。わざわざ[Ctrl]+[Alt]+[Del]で殺す必要はない。
「Microsoft FAT/FAT32 コンバータ」
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]或はDOSプロンプトからcvt.exeを実行する。
使い方 : CVT D:
(ここで、D: は変換するドライブです)
セットアップ後
見直すべき設定。使用すべきではない設定。修正すべき條項。
- [コントロールパネル]-[電源管理]で、「ハードディスクの電源を切る」は「なし」にすると良い。たまにHDDがクラッシュするため。
- 自分でネットワークの設定をきちんと修正できない人は、「インターネット接続の共有」を利用しない事。LANに繋がらなくなって戻せない場合がある。
- 「Windows Update」で、「システムの復元の修正プログラム」を導入する事。
- 「Windows Update」で、「セキュリティ問題の修正プログラム」を導入する事。
ファイル操作
関連づけ
- データファイルのプロパティで関連づけを変更できる。
アプリケーションから開く
- 「アプリケーションから開く」で、開くのに使用するアプリケーションを選べる。
- 以後、その種のファイルでは、「アプリケーションから開く」メニューに、開くのに使用したアプリケーションが登録され、選べる様になる。
エクスプローラ
- 表示方法に「縮小表示」が追加された。画像やHTML文書のサムネイル表示をさせられる。その代り、縮小表示を選択したフォルダの中には隠しファイルのThumbs.dbが作成される。
コモンダイアログ
- コモンダイアログ(ファイルを開いたり保存したりする時に出てくるウィンドウ)がOffice2000相当(推定)のものになつた。
- ファイルのコピー、移動、名前変更、ディレクトリ作成等、エクスプローラでできる操作は、コモンダイアログ上でできる様になつた。
- ウィンドウのサイズ変更ができる様になつた。アプリケーションにより、古いダイアログが使用される場合もあり、その時は不可。
- 古い16bitアプリケーションでは、アプリケーションがカスタムダイアログを使用する場合があり、その時は新しいコモンダイアログの恩恵を全く受けられない。
起動・再起動
起動
- MS-DOSからではなく、ブートストラップから直接Windowsが起動する。生のMS-DOSが使用できなくなつた。DOSからscandisk/regeditを実行する「技」はもう無効。
- 「起動ディスク」は必ず作る事。[コントロールパネル]-[アプリケーションの追加と削除]で「起動ディスク」タブを選択すると「ディスクの作成」ボタンが出てくる。ただし、「起動ディスク」から起動したDOSは、デフォルトでXMSメモリが確保され、リアルモードでないと動かないプログラムは使用できない。
- DOSで起動できる様にするパッチが存在。Googleなどで検索すると出てくる。
高速再起動
- WindowsMeでは高速再起動が無効に。ブートローダのMS-DOSが存在しなくなつたため。
msconfig(システム設定ユーティリティ)
DOS/Windowsのシステムを理解したユーザには便利なユーティリティ。
[全般]
「システムの復元の起動」
セーフ モードで実行中、任意の時点でのシステム設定を復元します
。
- [システムのプロパティ]-[パフォーマンス]-[ファイル システムのプロパティ]で、「システムの復元に使用するディスク領域」は設定できる。
「ファイルの抽出」
システムファイルの修復。
「詳細設定」
- 「アドバンス トラブルシューティングの設定」
- 640 x 480(V)をチェックすると、VGAのドライヴァが強制的に使用される。
- スタートアップ メニューを使用可能にするをチェックすると、Windows起動時の選択メニューが出る。
- 異常終了後にスキャンディスクを実行しない設定もここでできる。
[スタートアップ]
- WindowsのGUI起動後、自動的に実行されるアプリケーションを設定できる。
- Windows起動時、多国語インジケータはすでに起動されていますのエラーが出るのは、「internat.exeを起動する」設定が複数あるからなので、ここで修正すると良い。
- 「システムファイル保護機能(SFP)」及び「システムの復元」を停止するには*StateMgrのチェックを外す。
- レジストリに異常な設定がある場合、「クリーンアップ」を実行すると、Windowsが修正を試みる。
[環境]
- autoexec.batの環境設定をここから修正できる。
- WindowMeでは、autoexec.batの環境変数をregenv32でレジストリにインポートして使用する。
- 環境変数のインポート先は
HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Control \SessionManager \Environment
。
ハードウェア
マウス
デフォルトボタンへの移動
マウスカーソルが自動的にデフォルトのボタンに飛ぶ様に設定できる。チューチューマウスは不要。WindowsNT/2000で利用できた設定だが、Meでも可能になつた。以下のどちらの方法でも設定可能。
- [コントロールパネル]-[マウスのプロパティ]の「ポインタオプション」タブにある「動作」(ポインタを自動的に規定のボタン上に移動する)で設定。
- レジストリエディタで
HKEY_CURRENT_USER\ControlPanel\Mouse
(無ければキーを作る)に文字列「SnapToDefaultButton」を作成。データの値は「1」を指定。再起動後設定が有効になる。窓の家
クリックロック
[コントロールパネル]-[マウスのプロパティ]の「ボタン」タブに「クリックロック」(クリックロックをオンにする)がある。
マウス ボタンを押したままでなくても、強調表示やドラッグができるようになります。[クリックロックをオンにする] チェック ボックスをオンにした場合、マウス ボタンをしばらく押したままにすると、クリックロックとして認識されます。クリックロックを解除するには、再度マウス ボタンをクリックします。クリックロックとして認識されるマウス ボタンの押下時間を調整するには、[設定] をクリックします。
プリンタ
HP DeskJet 505J
HPのWindows Me 対応表には、DeskJet 505JはWindowsMe添付のドライヴァを利用する様にとの指示があります。しかし、HP DeskJet 505J/560J v1.0J Windows95/98用 日本語版 ソフトウェアも利用できます(うちでは動作した)。
ただし、どう見ても保証の対象外ですので、御自分の責任でお試し下さい。WindowsMeで利用すると、なんか印刷するとシステムリソースがどんどん減つて行くんですがー。
擧動不審時
レジストリの修復
レジストリが異常になつて、WindowsMeが起動しない場合、起動ディスクで起動。scanreg /restore
を実行。
IE 5.5
ReGetは、古いヴァージョン(Ver.1.6)の場合、IEと連携させるとIE 5.5を撃墜する。build459(or Ver.1.7)以降を使用するか、連携を切る。Microsoftの情報(2000年9月25日)も参照の事。
ActiveDesktop
サポート情報
ハードウェアの不良
- メモリが、不良品である場合のみならず、相性が悪いとか、システムクロックに追従できないとか、微妙に仕様が異なるとか、色々な理由でまともに動かない事がある。
- 不規則にWindowsが落ちる場合、レジストリやアプリケーションの不具合と同時に、メモリの不具合も考慮して対処する事。
- LANボードに不具合があつたり、ルータの設定に問題があつたりしても、Windowsがうまく動かない事がある。
- ことに、ネットワークの設定には注意されたい。