- 公開
- 2001-01-21
- 最終改訂
- 2003-01-17
Windowsの便利な操作と設定メモ:Windows9x篇
エクスプローラ/マイコンピュータ
[ファイル]
ファイルのアイコンにフォーカスがある時は、そのファイルを右クリックした時のショートカットメニューと同じメニューが表示される。
[表示]
[フォルダ・オプション]-[全般]
Windowsのオペレーションについて、シングルクリックベースにするか、ダブルクリックベースにするかを設定できる。
[フォルダ・オプション]-[表示]
「ファイルとフォルダ」
- 「アドレス バーにファイルのパスを表示する」はチェックした方が良い。
- 「詳細表示でファイルの属性を表示する」はチェックした方が良いのでは。
- 「すべて大文字の名前を使用する」はチェックした方が良い様な気が個人的にはする。一般的にはチェックしない方が良いとされる。小文字混りや小文字だけのファイル/フォルダ名はそのまま表示される。
- 「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックを外す。
- 「表示されないファイル」は「すべてのファイルを表示する」を選ぶ。隠しファイルも表示される様になる。その手のファイルを消さない様に、以後要注意。
「映像設定」
- 「ウィンドウの内容を表示したままドラッグする」のチェックを外す。これを有効にしておくと、PCの動作が無闇矢鱈と遅くなる。
- 「スクリーン フォントの縁を滑らかにする」はチェックしておく。さもないと、大きめのフォントでアンチエイリアスが効かない。※「画面のプロパティ」にも同じ設定がある。
[フォルダ・オプション]-[ファイルタイプ/ファイルの種類]
- 「削除」を押さなければ安全なので、たまに覗いてみるとよい。何となくWindowsの内部を覗けた様な気になれて、嬉しいかも知れない。
- ここで一つの拡張子に複数のアプリケーションを設定できる。*.docをテキストエディタとWordの両方で開ける様にするのに専用のユーティリティなんて要らない。
「このフォルダのカスタマイズ」
同じ[表示]メニューの「Webページ」の項目をチェックしておかないと、あまり意味がない。
「詳細」
- ファイルサイズ、更新日時、属性(フォルダオプション・表示の「詳細表示でファイルの属性を表示する」をチェックしておく事)が表示される「詳細」に設定しておいた方が便利。
- マイコンピュータ・エクスプローラを詳細表示にした時、マウスで項目の幅を変更したり、ドラッグ&ドロップで項目の配置を変更したりできる。[Ctrl]+[+(テンキー)]で纏めていっぺんに。
- 項目の幅に収まり切らない文字列は、マウスカーソルをあてて少し待つと、ポップアップする。
その他の技
フォルダ・オプションの保存
- [Ctrl]キーを押したままウィンドウをクローズすれば、そのディレクトリ以下の全てのディレクトリの設定が変更・記憶される。
- 時々フォルダの設定がデフォルトに戻る事がある。例によって仕様なのだとか。
ファイルを変更したのに、更新日時が反映されない──等
メニューバーの「表示」や右ボタンをクリックした時に出るメニューから「最新の情報に更新」を選んでもよいが、ファンクションキーのF5を押すのが一番早い。IEで以前のデータが表示される時も、F5を押せばよい。[Ctrl]+[R]でも同じ。
デスクトップのアイコン名変更
「マイコンピュータ」「ネットワークコンピュータ」「マイドキュメント」は普通に名前を変更できます。
[お気に入り]
- ローカルのフォルダも登録できる。
- 「リンク」を隠したい時は、フォルダに「隠し属性」を設定する。「リンク」の上で右クリックして「プロパティ」を出せばいい。
ツールバー
- [表示]-[ツールバー]又はツールバーを右ボタンでクリックした時に出るメニューで、「ボタンの文字列」のチェックを外した方が、画面を広く使用できる。
- 「リンク」「ラジオ」は不要な人は不要か。
- アドレス欄に入力したあと、必ずEnterを押す場合、「移動ボタン」を外しても問題ない。
プロパティ
- 複数のファイルを選択してからプロパティを開くと、属性をまとめて設定できる。
- [Alt]+[Enter]で/[Alt]を押しながらダブルクリックするとプロパティが開く。
- *.avi、*.wavは「プロパティ」の「テスト」タブで「プレヴュー/試聽」ができる。mediaplayerで再生するよりも「プロパティ」で再生した方がパフォーマンスの良い事もある。
システムフォルダ
[マイドキュメント]
- 実はドラッグ&ドロップで、設置するドライヴやフォルダを移動できる。
- Win98では、デスクトップ上から削除可能。削除しても、デスクトップで[新規作成]-[デスクトップのマイ ドキュメント フォルダ]を実行すればアイコンが再登録される。
[Windowsフォルダ]
- 「このフォルダのカスタマイズ」で「カスタマイズの削除」をやれば、ファイルの一覧がすぐに表示される様になる。
- desktop.iniを消しても良い。一般に、フォルダのカスタマイズはdesktop.iniに保存される。
[Windowsフォルダ]-[Systemフォルダ]
[Sendtoフォルダ]内にショートカットを作っておくと、UNLHA.DLLなどのインストールに便利かも。
[Sendtoフォルダ]
「送る」メニューのカスタマイズをしたい時は、このフォルダに送り先のショートカットを作る。ここにあるショートカットに、「送る」メニューから何でもかでも送れる様になる。古めのWindowsでは、QuickViwerのショートカットを作っておくと意外と便利。
[TemporaryInternetFiles]
アクセスしたサイトの文書のキャッシュが保存される場所である。エクスプローラで開くと一つのフォルダとして開かれるが、実際は複数のフォルダで構成される(DOSプロンプトで確認可能)。それらのフォルダのどこにファイルが保存されるかは不定。
*.cssや*.swfのファイルを「抜く」時にこのフォルダの中から探し出すと簡単。ただし、多くの場合、物凄い量のファイルがあるので、探すのは面倒かも。
特殊なフォルダの作成
スタートメニューやデスクトップに「コントロールパネル」や「プリンタ」を作成する方法。
以下の名前でフォルダを作る。
コントロールパネル.{21EC2020-3AEA-1069-A2DD-08002B30309D}
プリンタ.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}
重要なのは拡張子。名前は適當で良い。拡張子にWindowsのClassIDを記述すれば、色々なフォルダを作れる。
TweakUIなどのツールで作つた方が簡單。
[フォント]フォルダ
破損すると、フォントのインストールができなくなったり、導入した筈のフォントが有効にならなくなったりする。
多くの場合、[x:\windows\fonts]フォルダのシステム属性が解除されただけである。
- MS-DOSプロンプトで、[Windows]ディレクトリから
attrib +s fonts
を実行すると直る。
- TweakUIで修復できる。
フォント関係のレジストリが異常になった時は、fontreg.exe
を実行した後、[フォント]フォルダから「新しいフォントのインストール」でフォントを全て登録し直せば良い。
小技
ショートカットキー
- F1は、何時いかなる時も「ヘルプ」。
- [Alt]+[F4]は、何時いかなる時も「アプリケーションの終了」。
- [Alt]+[Space]は、何時いかなる時も「システムメニュー」。ウィンドウ左上のアイコンをクリックした時と同じ。
- [Ctrl]+[x]([Shift]+[Del])で切取(カット)、[Ctrl]+[c]([Ctrl]+[Ins])で複寫(コピー)、[Ctrl]+[v]([Shift]+[Ins])で貼りつけ(ペースト)。
- [Ctrl]+[z]([Alt]+[BackSpace])でやり直し(アンドゥ)。[Ctrl]+[y]でやり直しのやり直し(リドゥ)。
- [Ctrl]+[a]で「全て選択」。
- [Ctrl]+[Home]で文書の先頭へ、[Ctrl]+[End]で末尾へ移動。
- マイコンピュータ/エクスプローラでは、[BackSpace]で一つ上のフォルダに移動。
- マイコンピュータ/エクスプローラでは、[F2]でファイル名変更、[F3]で検索、[F4]で「アドレス」欄のプルダウンメニュー表示、[F5]/[Ctrl]+[r]で最新の情報に更新、[F6]/[Tab]でアイコン一覧ペインと「アドレス」欄の間のフォーカス移動。
- マイコンピュータ/エクスプローラでは、[Ctrl]+[f]で検索。ただし、デスクトップでは効かない。
- Windowsでは、[Alt]+[Tab]でタスクスイッチ。[Alt]+[Esc]では押す度にフォーカスが移動する([Alt]+[Shift]+[Esc]で逆順)。
- Windows9x/NT4以降では、[Ctrl]+[Esc]でスタートメニューが開く。[Windows]キーと同じ。Windows 3.0/1では「タスクマネージャの起動」。
- Windows3.1以降、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]で「プログラムの強制終了」(NTではタスクマネージャ)。タスクが固まつてゐる場合に有用。もつとも、これを押してブルースクリーンが表示された時は、システムがかなり「やばい」状態に陷つてゐる。
- [Alt]([F10])でメニューのメニューがアクティヴに。
- [Shift]+[F10]でショートカットメニュー(右クリックした時のメニュー)が出る。
- 慣習で[Ctrl]+[s]がファイルの保存。ただ、一昔前のデフォルトだった事もあり、Microsoft製品では[Shift]+[F12]でデータを保存できる場合もある。
- [Shift]+[Alt]でキーボード(IME)の切替へ。左[Shift]と右[Shift]で逆の順にキーボードが切替る。(キーボードのプロパティで変更可能)
- [Ctrl]+[w]/[Ctrl]+[F4]で「ウィンドウを閉ぢる」アプリケーションも。MDIアプリケーションでは、[Ctrl]+[F4]で「子ウィンドウを閉ぢる」。
- マイコンピュータ/エクスプローラでa〜z等のキーを押すと、その文字で始まるアイコンにジャンプ。
マウス操作
- アイコンを右ボタンでドラッグ&ドロップすると、ドロップ時にメニューが出る。行ためのキャンセルができる。云々。
- ドラッグ&ドロップ中に、キーボードのEscキーを押すと、キャンセル。
- タイトルバーをダブルクリックで最大化、既に最大化してゐる時は元のサイズに戻る。
- ウィンドウ左上のコントロールボックス。ダブルクリックでウィンドウを閉ぢる。ドラッグ&ドロップで移動・コピー・ショートカット作成その他。
- マイコンピュータのコントロールボックスで右クリックすると、フォルダをポイントして右クリックした時と同じメニューが出る。
- マイコンピュータ/エクスプローラで[Shift]を押しながら右クリックすると、「アプリケーションから開く」がメニューに出現。
- マイコンピュータ/エクスプローラで、[Ctrl]を押しながら選択すると個別に、[Shift]を押しながら選択すると纏めてアイコンを選択状態にできる。
- 複数のアイコンを選択した時に、最初のアイコンをドラッグ&ドロップすると順にドロップ先に渡されるが、それ以外のアイコンの場合、順番が変になる。
「マウスのプロパティ」で右クリックと左クリックの入替ができます。
画面のキャプチャ(スクリーンショット)
- [PrintScreen]キーを押すと、Windowsの画面がそっくりそのままクリップボードにビットマップ形式で転送される。ペイントなどのグラフィックツールに「貼り付け」て、ファイルに保存すれば良い。
- [Alt]+[PrintScreen]で、アクティヴウィンドウのスクリーンショットが取れる。
- ハードウェアのVideo Overlay機能を利用するムーヴィは、[PrintScreen]でキャプチャできない。専用のキャプチャツールを利用すること。
- 256色の画面を利用すると、アプリケーションがカラーパレットを変更する事があるので、キャプチャ時に色化けする可能性がある。特に、一昔前のマルチメディアCD-ROMソフトでは、この手の手法を利用して表示を最適化したものなので、キャプチャに注意が必要なものが多い。
Windowsの終了
[スタート]メニューの[Windowsの終了]ダイアログで「再起動する」をチェックし、Shiftキーを押しながら「OK」をクリックすると、高速再起動(DOS上でWindowsが再起動)。
ちなみに、以下のショートカットを作ると便利(らしい)。
- ログオフ :
rundll32 Shell32.dll,SHExitWindowsEx 0
- シャットダウン :
rundll32 Shell32.dll,SHExitWindowsEx 1
- 再起動 :
rundll32 Shell32.dll,SHExitWindowsEx 2
- 高速再起動 :
rundll user.exe,ExitWindowsExec
「高速再起動」はWindowsMe/NT/2000/XPでは実行できません。MS-DOS上でWindowsの動作する3.1/95/98のみ実行可能です。
キーリピート
- 標準の設定では遅め。[コントロールパネル]の[キーボード]プロパティで「表示までの待ち時間」を最短、「表示の間隔」を最速に設定すると高速化される。体感速度も上がるので、PCに慣れた人にはおすすめ。
- DOSプロンプトでは、
mode con rate=32 delay=1
でキーリピートが最速になる。
コントロールパネルを使用しない
以下のアイコンを右クリックしてプロパティを出すと、コントロールパネルのアプレットが直接開く。
- マイコンピュータ
- システム
- ネットワークコンピュータ
- ネットワーク
- Internet Explorerアイコン
- インターネットオプション
- デスクトップ
- 画面
タスクトレイの時計をダブルクリックすると(あるいはクリックしてメニューから)「日付と時刻」プロパティが開く。
タスクバー
[スタート]メニュー
IE4導入濟のWindowsでのみ使用できる技。※古いWindowsでは、この手の「技」を使用すると、たまに落ちます。
- 「プログラム」はメニュー上でアイコンをドラッグ&ドロップして順番を変更できる。
- リスト上で右クリックするとマイコンピュータで右クリックした時と同じメニューが出る。「名前順で並べ替え」を選ぶと、メニューの順序を整列できる。
- フォルダからファイルを「スタートボタン」上にドラッグしてちょっと待つと、スタートメニューが開く。順繰りにリストを辿れば、アプリケーションアイコンにドロップできる。
- メニューの中にファイルのショートカットを配置できる。アプリケーションアイコン上にドロップしてファイルを開く事もできる。
- 「ファイル名を指定して実行」は、コマンドプロンプトでプログラムを起動するのと一緒。パスの通ったディレクトリに置かれたプログラムは、ファイル名を指定するだけで起動する。拡張子.exe/.com/.batを指定する必要もない。regeditと打込めば、レジストリエディタが起動する。また、実はプログラム以外のデータファイルを指定する事もできる。
- 「スタートボタン」上で右クリックしてもフォルダメニューが出る。メンテナンス時に便利。
ツールバー(QuickLaunch等)
IE4を入れると使用できる。IE5以降、かなり高機能に。
- タスクバーで右クリックした時に出てくる「ツールバー」メニューから新しいツールバーが作れる。
- マイコンピュータ/エクスプローラのフォルダを画面の端っこにドラッグ&ドロップすると、ツールバーになる。
- ツールバーはドラッグ&ドロップで上下左右のどこにでも持って行ける。タスクバーの中にも入れられる。
- 簡單なランチャとして利用可能。IEやNNの登録される「クイック起動」バーもこれの一つ。
- 「クイック起動」の正体は
\Windows\Application Data\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch
。
- 簡易ファイルブラウザとしても使用できる。アイコンを右クリックすると、マイコンピュータで右クリックした時と同じメニューが出る。全てのファイル操作はツールバーから可能。
- [表示]でアイコンの大/小を切替。「ボタン名の表示」「タイトルの表示」はトグル。「開く」でそのフォルダが開く。
「マイコンピュータ」をツールバー化しておくと便利。アイコンのサイズは「小」、「タイトルの表示」はオンにし、>>が出る様に右側に別のバーを寄せておく。これで簡易ファイルブラウザのできあがり。>>から各ドライヴをブラウズできる。(IE5)
タスク
- データファイル等をタスクバー上のタスクの上にドラッグして少し待つ。すると、そのタスクがアクティヴになる。そのアクティヴになつたタスクのウィンドウにドロップすると「ドラッグ&ドロップ」が成立する。直接タスクバーのタスクにドロップするとエラーになる。
- タスクバーのタスクを[Ctrl]を押しながらクリックすると複数のタスクを選択できる。右クリックメニューから各種の操作が可能。
ファイル
DriveSpace
- 複数のデータを一つのファイル(仮想ドライヴ)に圧縮してまとめる。HDDの容量が小さく、FATでクラスタサイズの増大が不可避だった時代には利用するメリットがあったものである。
- 仮想ドライヴのファイルが壊れると全てのデータを喪失する可能性があるので、データサイズが増え、HDDの容量が巨大化した現在、利用する意義はあまりない。
- Windows9x系のOSでは、c:\msdos.sysに
DblSpace=0
、DrvSpace=0
を記述すると、ドライヴスペースのドライバがロードされなくなる。ドライヴスペースで圧縮したドライヴがない場合にのみ、記述して良い。
- 「窓の手」等でもDriveSpaceのon/offは設定できる。
FAT32
- Windowsが異常終了すると、しばしば「空き容量」の記録が異常になる。scandiskをかけると一往直る。
Windows2000のファイルシステム
WindowsNT系のWindows2000では、NTFSよりもFAT32の方が速い事があった模樣。いがぴょん の日記ウェブページ・2000/02/28 日記: Windows2000 から撤退より。
メモリやその他のPC環境に依存する問題かもしれないので、一括りにして論じるのは、多分、危険。これ以上つっこんだ解説はしない。
スキャンディスク
- Windows9x上でスキャンディスクをかけると、バックグラウンドで動作中のタスクがディスクに書込む度にスキャンディスクが最初からスキャン作業をやり直す。そのため、スキャンディスクが終らない。あらかじめ、スキャンディスク以外のプログラムは終了しておく事。
- Windowsの起動時に、MS-DOSモードで起動して、DOSプロンプトから
scandisk
と打込むと、DOS版のスキャンディスクが起動する。素のDOSではバックグラウンドで作業するプログラムがないため、作業は順調に進行する。
- SafeModeで実行しても良いが、DOS版のチェックで大体、必要にして十分かと。
- c:\msdos.sysにAutoScan=0を記述すると、Windowsが異常終了した直後の起動時に、自動的にスキャンディスクが走るのを抑制できる。scandisk.exeが壊れるとWindowsが2度と起動できなくなるので、この設定をしておくのも悪くはないアイデアである。ただし、Windowsが異常終了した時には明示的にスキャンディスクを実行する事。
- MS-DOSモードで、プロンプトから
scandisk /all /autofix /nosave /nosummary
を実行すれば、勝手に全ドライブをチェックし、勝手にエラーを修復してくれる。
- WindowsXPでは、バックグラウンドで他のプログラムが動作中でも、ScanDiskは最後まで作業を進めてくれる。
デフラグ
Windows98では、使用頻度の高いプログラムをディスクの前方に配置するため、taskmon.exeがプログラムの動作を常時監視する。しかしながら、この監視のために、Windowsの動作が遅くなる。
レジストリの記述を変更すれば、デフラグの動作が変更できる。
場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Applets\Defrag\AppStartParams
。
- UseProfile(DWORD値)
- アプリケーションログ(不使用:0/使用(既定値):1)
- MinLogSize(DWORD値)
- 最小ログサイズ(既定値:1000)
- MaxNoUseDays(DWORD値)
- ログを無視する日数(既定値:90)
- MaxApps(DWORD値)
- ログを取るアプリケーションの数(既定値:50)
- ExcludeFiles(文字列)
- 最適化の対象から除外(既定値:system.dat\user.dat\system.ini\win.ini)
場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Applets\Defrag\Settings
- DisableScreenSaver(文字列値)
- スクリーンセーバの抑制(既定値:yes/no)
以下の記述をすれば、デフラグがアプリケーションログを使用しない。
UseProfile = 0
MinLogSize = 0
MaxNoUseDays = 0
MaxApps = 0
ExcludeFiles = 初期値
DisableScreenSaver = 初期値
msconfig.exeでスタートアップからtaskmon.exeを外すと、アプリケーションの監視が停止する。
ファイルの検索
- MS-DOSプロンプトで
dir hoo.txt /s
。
- エクスプローラでフォルダを開き、[F3]を押すと、検索ペインが出現。「ファイルまたはフォルダの名前」、「含まれる文字列」を指定して、検索を実行できる。「検索オプション」で、日付、種類、サイズ、詳細オプション(サブフォルダも検索、大文字と小文字の区別)を指定できる。
日本語のフォルダ名
- 初期のIE5にあったバグ。導入後、日本語で長い名前を附けられたフォルダにアクセスすると、Windowsの動作が非常に遅くなった。
- 海外製のプログラムには、日本語の名前の附けられたフォルダやそのサブフォルダにアクセスできないものがある。WindowsXPでは、ユーザ名別にテンポラリフォルダが作られるので、ダブルバイトのユーザ名を利用すると、海外のアプリケーションがうまく動作しない場合がある。
空白を含むファイル
ファイル名の尻尾に空白があると、なぜかマイコンピュータ/エクスプローラで削除できない。MS-DOSプロンプトのdelコマンドで削除可能。ただし、その際には、del "c:\foo "
の様に、ファイル名を引用符で括る事。
システム
Windows98の「リカバリCD」しか添付されないPC
各種セットアップでWindows98のCD-ROMを要求される場合、ファイルのコピー元にはC:\Windows\Options\Cabs
を指定すれば良い。
[画面のプロパティ]
[背景]
メモリをけちるために壁紙を貼らず、「模様」を使用するのも一興。
[スクリーンセーバー]
「なし」
[デザイン]
- 「アクティブ・タイトルバー」「非アクティブ・タイトルバー」「メニュー」でフォントのサイズを小さめに設定すると、バーの部分のサイズも小さく設定できる。
- 「フォント」にTrueTypeフォントではない、ビットマップフォントを指定するとシステムを高速化できる。「System」や「Terminal」等。ただし、環境によってMSゴシックの表示の方が速い場合もある。比較して速い方を選ぶと良い。
[効果]
- 「ウィンドウ、メニュー、および一覧をアニメーション化する」のチェックを外すと、ウィンドウ表示を少し高速化できる。
- 「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」のチェックを外すと、IE上でHGゴシックE-PRO等の表示が汚くなる。
[設定]
ディスプレイドライバの設定。「詳細」ボタンがある場合、ドライバ依存の細かい設定ができる。それぞれのドライバのリファレンスを参照の事。
レジストリ
- system.datとuser.datに記録される。
- regedit(レジストリエディタ)による変更は即座にレジストリファイルに反映される。
- MS-DOSモードで起動して
scanreg /fix
を実行すると、system.datとuser.datが修復、scanreg /opt
を実行すると最適化される。
- Windows9xで、レジストリはWindows\SysBckUpフォルダ内にrb***.cabなどの名前でバックアップされる。MS-DOSモードで起動し、
scanreg /restore
を実行すると、バックアップファイルの一覧が表示され、レジストリを以前の状態に戻せる。
- system.datとuser.datを削除すると、Windows起動時にバックアップから修復される。
- レジストリのキーなどを消しても、レジストリファイル自体は小さくならない。どうしてもレジストリを小さくしたい場合、Regist"o"ry 〜レジストリを痩せさせる話〜からRegConを貰ってきて実行すると良い。
- Microsoft製のレジストリチェックユーティリティ「RegClean.exe」は2001年秋現在、Microsoftのサイトでは入手不可能。(
Regclean Utility Is No Longer Available
)。http://www.createwindow.com/wininfo/regclean.htm等で一往入手は可能。あるいは、Googleで検索すると、再配布場所を何箇所か、見附けられる。
user.exe
oem版Windows98では、デフォルトの状態でシステムファイルチェッカをかけるとuser.exeが引っかかる。仕様。user.exeが破損した訳ではないので、「検証情報を更新する」を選んで良い。
システム情報
システムツールは、[スタート]メニューの[プログラム]-[アクセサリ]-[システム ツール]-[システム情報]を起動し、メニューバーから起動する。実行ファイルを直接起動しても良い。
- システムファイルチェッカはx:\windows\system\sfc.exe。
- バージョン競合マネージャはx:\windows\system\vcmui.exe。
- 更新ファイルのアンインストールはx:\windows\system\upwizun.exe。WindowsUpdateによる更新を元に戻す。
- レジストリチェッカはx:\windows\system\scanregw.exe。
- 自動ドライバスキップエージェントはx:\windows\system\asd.exe。実行すると勝手にチェックして呉れる。
起動・終了時のスクリーン
Windows95/98のスタートアップスクリーンは、[Esc]を押すと消えます。
- logo.sys
- 起動画面
- logow.sys
- 終了画面 (お待ち下さい
- logos.sys
- 終了画面 (電源を切る準備ができました
※logo.sysがシステムに存在しない場合、c:\io.sys内のビットマップが表示に使用される。
※c:\msdos.sysにLogo=0
を記述すると、スタートアップスクリーンが表示されない。
最大化・最小化ボタンが化ける
- TrueTypeフォントキャッシュが破損した。
- marlett.ttfが破損した。
多くの場合、原因は最初のもの。
Windowsの起動メニュー
- Windows98ではPC起動後、[Ctrl]を押し続けると起動メニューが出る。
- Windows98ではPC起動後、[Shift]を押し続けると勝手にSafeモードで立上がる。
スタートアップ
自動的に起動するアプリケーションの設定
- win.iniのload=/run=の右側に記述されたプログラムは自動的に起動。
- スタートメニューの「スタートアップ」フォルダに置かれたプログラム(ショートカット)は自動的に起動。
- レジストリで自動的に起動するプログラムも。場所:[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run]
- [システム設定ユーティリティ]の「スタートアップ」タブで、起動したくないモジュールの自動起動を抑制できる。ただし、いくつかのモジュールはWindowsの動作に必須。internat.exeを止めたりしない事。
スタートアップ機能の抑制
- Windows起動時に[Shift]を押し続けると、プログラムの自動起動を抑制できると良く解説される。が、実は、エクスプローラが立上がる瞬間に押せばok。ただ、タイミングが難しいかも。スタートアップフォルダで起動するアプリケーションのみ抑制される。
- msconfig.exe(システム設定ユーティリティ)で、自動起動するプログラムの設定を個別に変更可能。
ディスクキャッシュ
[システムのプロパティ]の[パフォーマンス]、「ファイルシステム」内の「ハードディスク」で設定できる。メモリ長者は「ネットワークサーバー」を選ぶ(※Windows95ではバグがあるので注意)。
スワップファイル
win386.swp。
[システムのプロパティ]の[パフォーマンス]、「假想メモリ」で設定できる。
メモリ
Windows9xでは1GB以上の物理メモリが認識されない。たくさんメモリを載せても無駄になる。NT/2000/XPに移行する事。
MS-DOSプロンプト
コピー&ペースト
- ウィンドウのコントロールボックスやツールバーを使って、クリップボードを介したコピー&ペーストが使用できる。
- DOSアプリケーションとWindowsアプリケーションの間でデータのやりとりが可能。
- マイコンピュータ/エクスプローラからファイルをMS-DOSプロンプトにドラッグ&ドロップすると、ファイル名がプロンプトに貼りつけられる。
startコマンド
- startコマンドが使用できる。
start foo.exe
でプログラムの実行。start document.ext
でデータファイルdocument.extを関連づけられたプログラムで開かせる。
start .
でカレントディレクトリがマイコンピュータのフォルダとして開かれる。(explorerがシェルの場合のみ)
formatコマンド
フロッピーディスクをフォーマットする時、エクスプローラからフォーマットするよりもDOSプロンプトでformatコマンドを実行した方が早い。特にWindows98。
附属プログラム
ペイントでBMPしか使用できない
Office2000などをインストールするとGIFとJPEG形式が利用できる。
MS IMEのバーが表示されない
タスクトレイのIMEアイコン(無い場合はコントロールパネルのキーボードのプロパティで「タスクバー上に状態を表示」にチェックする)上で左クリックをすると「ツールバーを表示」が出る。
Windows98標準の「外字エディタ」で作つた外字を他のPCで使用したい
- 外字エディタを使って作成した外字は通常、Windowsフォルダ内のeudc.euf、eudc.tteに保存される。これらをコピーすればよい。
- 外字エディタは[アプリケーションの追加と削除]-[Windowsファイル]でインストールできる。
イメージング
- 画像をスキャンし、そのまま印刷できる。PC+プリンタをコピー機代りに利用したい時便利。
フリーセル
無敵モード(謎)
[Ctrl]+[Shift]+[F10]
やられモード(謎)
ゲームの選択で「-1」「-2」を指定すると、絶対にクリアできないゲームになる。
「最難問」の617番のスポイラー
- 右端の12を左から3列目に移動して、右端をフリーにする。
- 右端はハートの13で始める。
- 2列目の12を1枚右端に移動できるようにする。そして、10・11のセットを2セット12の下に移動する。
- 右から2列目を1度フリーにして、ハートの4から始まるようにする。
- 左から4列目をめくる。赤の9二枚をそれぞれ黒の10の上に重ね、クローバの4までをホームセルに積んでから、右から2列目をフリーにし、左から二列目の9〜Qのカードを一番左の列に重ねる。