- 公開
- 2002-04-10
- 最終改訂
- 2003-07-19
- 誤字訂正
- 2017-06-08
InternetExplorer5の便利な使用法
- 適当にメモを書連ねたものなので、IE4やIE6でも有効なものが結構あります。
アンカー
ショートカットの作成
Internet Explorerでは、URIのアンカーをドラッグ&ドロップしてデスクトップにショートカットを作ることができる。
お気に入りを直接カスタマイズ
アンカーをメニューバーの「お気に入り」にドラッグすると、メニューが開く。直接メニューの中に配置可能。勿論メニューの中の配置も変更できる。
別のウィンドウでオープン
[Shift]を押しながらアンカーをクリック。
ドラッグ&ドロップでオープン
- アンカーをクリックした時に別ウィンドウが開かれて鬱陶しい時は、アンカーを「アドレス」欄(又はステータスバー・境界線)にドラッグ&ドロップする事。同じウィンドウでリンク先がオープンする。
- ウィンドウ左上のコントロールボックスのアイコンをドラッグ&ドロップしてみると……。
- 「アドレス」欄のアイコンもドラッグ&ドロップ出来ます。
[ファイル]
新規作成
「ウィンドウ」の新規作成とは、現在表示中の「ページ」の内容を、別のウィンドウで開き直す事。[Ctrl]+[n]。
開く
「アドレス」欄が非表示のブラウザで。
名前を附けて保存
- Internet Explore 5.xでは、デフォルトで「ファイルの種類」が「Webページ、完全」である。この時、Internet Explorerは、画像などをサブディレクトリに纏めて抛り込み、保存したHTML文書から参照出来る様にHTML文書を修正する。HTML文書自体が修正されるので、参考にする等の目的でHTML文書のソースを維持したい場合はオプションを「Webページ、HTMLのみ」にして保存する事。
- 「ファイルの種類」が「Webページ、完全」の場合、外部スタイルシートを使用したHTML文書の保存に失敗する(有名なバグ)。「ファイルの種類」を「Webページ、HTMLのみ」にするとHTML文書自体は保存可能。但し、外部スタイルシートは保存されない(ソースを参考に、直接URLを指定して保存するか、TemporaryInternetFilesから探し出すかする)。
- 文書の内容によつては、「ファイルの種類」を「テキストファイル」にしてHTML文書を保存しても良いのでは。
ページ設定
飽くまで印刷する際のページ設定。
ヘッダ・フッタを指定出来る。記述の仕方は以下の通り。
- 文字 : 印刷結果
- &w : ウィンドウ タイトル
- &u : ページのアドレス (URL)
- &d : 短い形式の日付 (コントロール パネルの [地域] アイコンで設定した形式)
- &D : 長い形式の日付 (コントロール パネルの [地域] アイコンで設定した形式)
- &t : 時刻 (コントロール パネルの [地域] アイコンで設定した形式)
- &T : 時刻 (24 時間制)
- &p : 現在のページ番号
- &P : 総ページ数
- && : アンパサンド (&)
- &b : 中央揃えの文字列 (&b に続けて文字列を入力)
- &b&b : 中央揃えの文字列 (最初の &b に続けて文字列を入力) と右揃えの文字列 (2 番目の &b に続けて文字列を入力)
ヘッダ/フッタ欄にダイアログ右上の[?]ボックスをドラッグ&ドロップすると、ヘルプが出る。内容は上記のものと全く同じ。上の記述はWindowsのヘルプを丸写ししたもの。
[インポートおよびエクスポート]
「お気に入り」と「Cookie」のバックアップ・レストア。
[お気に入り]
- 「追加」「整理」を利用するよりも、ウィンドウのコントロールボックス(ウィンドウ左上のアイコン)をメニューにドラッグ&ドロップしたり、メニューのアイコンをメニュー上で直接ドラッグ&ドロップしたりして直接操作した方が早い。
- Internet Explorer 5.5/6で、「メニューの余り使わない項目を折畳んで表示する」設定をオフに出来ない時は、レジストリの
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
の値をyesからnoに変更すれば良い。
[表示]
エクスプローラーバー
誤ってウィンドウをクローズした時、改めて開き直したウィンドウで[表示]-[エクスプローラバー]-[履歴]を選ぶ(又はツールバーの「履歴」ボタンを押す)と、履歴ウィンドウが開くと良い。直前のサイトのタイトルがペインの一番上に表示される。
ソース
[表示]-[ソース](或は、右クリックメニューの「ソースの表示」)が出来なくなった時は、[ツール]-[インターネットオプション]-「ファイルの削除」で、キャッシュファイルを消してみる事。
[ツール]-[インターネットオプション]
ダイアログの表示が収まり切らない
MS UI GOTHICを修復すると直る。あるいは、画面フォントをMS UI GOTHICに戻す。
[全般]
ホームページ
- 「空白を使用」、または、ローカルの文書を指定すれば、IEの起動が早くなる。
- ただ、ローカルの文書をホームページにした時には、[ファイル]-[オフライン作業]が選択出来なくなるらしい(有名なバグ)。
インターネット一時ファイル
ダイアルアップでインターネットに接続するユーザは、「設定」で「使用するディスク領域」を大きめにとっておくと便利。電話を切つた後の「オフライン作業」で、キャッシュに入ったサイトを自由に閲覧できる。
色、フォント
HTML文書の背景と文字列が同じ色で見にくいと文句を垂れる前に、ブラウザの設定で対抗措置をとるのも一策。
ユーザー補助
その名に反して、この項目はスタイルシートの設定である。
「書式設定」を全てチェックし、「ユーザースタイルシート」を指定してやれば、全てのページを、「自分色」に染め上げることができる。
行間が詰つて見にくいと文句を言ふ前に、
body
{
line-height:130%;
}
と書いた*.cssファイルを用意し、「ユーザースタイルシート」に設定すればよい。勿論、pやh?やemやstrongや……といつた要素の設定を一々書込んでおいても構はない。他人様のサイトで使はれてゐる*.cssファイルを引っこ抜いてきて使用するのも面白い。ただしfontタグで小汚く文字のサイズを指定してある「ホームページ」を見ると、かなり見苦しいものになる。HTML文書の側が悪いのだから気にしなければ良い。
[セキュリティ]
- Java、JavaScriptの區別が曖昧。要注意。
- アングラサイトを廻る時には「高」にして、ActiveXやJavaScriptやその他いろいろの機能を切つておく必要がある。
- 企業ページと検索ページしか廻らない場合、セキュリティのレヴェルは「中」のままで大丈夫。ダイアルアップの場合、何か変だと思つたら、電話を切れば安全。もつともUAのセキュリティホールにひつかかつてハードディスクを初期化されたりしたらお手上げだが、そんな危險な事をやつてゐさうなサイトに素人が行くものではない。
- WindowsUpdateを使ふ場合、セキュリティは「中」にしておく事。WindowsUpdateはActiveXを使用してゐる。
- Microsoft VM for Javaは時々セキュリティホールが發見される。出来るだけ新しいヴァージョンのものに入換へておく事。MS VM for JAVAのヴァージョンを確認するには、MS-DOSプロンプトからjviewを打込む。
- 或は、MS VM for Javaを使用しないやうにする。2000年10月に発覚したIEの新たなセキュリティ・ホールについて
[コンテンツ]
- 「オートコンプリートの使用目的」は「Webアクセス」に限定しておいた方が安全か。
- 「フォーム」「フォームのユーザ名およびパスワード」はPCに記憶させないで自分の頭に記憶させておくこと。(あるいはメモ)安全のためには手間を惜しんではいけない。
- フォームの入力がもたつくのは、オートコンプリートがオンだから。オートコンプリートをオフにすると改善される。また、多言語サポートのコンポーネントを入れ過ぎた場合も、似た様な現象が起きるらしい。
- また、ある「ページ」がInternet Explorerに「有害サイト」と認識され、オープン出来なくなった場合は、「コンテンツアドバイザ」の設定を直す事。大の大人がこんな機能を有効にしておく必要はない気もする。
[接続]
プロバイダの指示に従っておけば問題はない筈。余計な事はしない方が安全。誤った情報を知らせてくるプロバイダには抗議する事。
[プログラム]
Internet Explorer自体でここを徹底的にカスタマイズするのは不可能なので、ユーティリティを利用する事。TweakUIや窓の手、Change-moiなどが便利。
[詳細設定]
Internet Explorer 5日本語版では、なぜか不適切な訳が目立つ。
- 「いつもUTF-8としてURLを送信する」をonにすると、日本語のファイル名を持ったウェブのリソースにアクセス出来なくなる。[IE5]URL やファイル名に日本語が使用されていると表示できない件
- 「ページの切り替えを行う」がうざったいトランジションのオン・オフ設定である。
- 「アニメーションを再生する」が、アニメーションgifのアニメーション表示を有効あるいは無効にするための設定。
なほ、Internet Explorer 4日本語版でトランジションの設定項目は、[表示]-[インターネットオプション]の[詳細設定]にあり、日本語訳は「ページ トランジションの使用」です。こちらの方が適切な訳です。
不安定な時
- IE5.5が不安定な時は、ReGetでIEとの連携機能を切る。或はReGetをヴァージョンアップする。(build459以降対策済みとの事)
- パスワードファイルを一旦削除する。[Windowsフォルダ]の *.pwlファイルを全て削除。 MS-DOSから削除する場合、
del *.pwl
。
- IE5.5プレヴュー版をアンインストールしたあと、IEやエクスプローラでWebcheckのページ違反が起る場合がある。その時はレジストリの
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Active Setup\Installed Components
のキー、{3af36230-a269-11d1-b5bf-0000f8051515}
を削除する。
メニューその他
進む/戻るボタン
左クリックでは一箇戻る。それより前に戻るには、左ボタンを押し続けるか、右ボタンでクリックする。ちゃんと過去の訪問履歴が出て来る。
ツールバー
- 「メール」「印刷」は間違つてクリックすると鬱陶しいので、表示から外すとよい。
- 「テキストのオプション」は「テキストを表示しない」、「アイコンのオプション」は「小さいアイコン」にした方が画面が広く感じられて良い。
右上のロゴ(地球アイコン)
- 地球アイコンはぐるぐる回ってコンテンツがロード中である事を示す。
- 事実上、ただの飾り。Tomonori'sWebの提供するツール「Kill IE4 Logo」で消せる。
- Internet Explorer 5では、フレームを利用したページで地球アイコンが回り続ける事がある。
フレームを利用した「ページ」にて、コンテンツが最後までロードされない状況で、このコンテンツのアンカーをクリックすると、地球アイコンがずっと回り続け、止まらない場合があ
る。※仕様。
アドレス欄
view-source:URL
を打込むと、ソースの表示。
ショートカットメニュー(右クリック)
- 「前に戻る」「次に進む」。
- 背景画像に関して、「名前を附けて背景を保存」「壁紙に設定」「背景のコピー」「デスクトップ項目として設定」のメニューが利用可能。
- 「ショートカットの作成」「お気に入りに追加」「ソースの表示」も出来る。「ソースの表示」は現状notepad.exeで開く事しか出来ない。
- 文字化けした時は「エンコード」で文字コードを切替。
- 「フレームを新しいウィンドウで開く」を使用すれば、フレームを単体で開けられる。
- 「リンクの一覧」「イメージの一覧」。前者は、リンク集のURLをごっそり引抜くのに便利(?)。
- 画像の上で右クリックすると、その画像の「名前を附けて画像を保存」、「壁紙に設定」及び「デスクトップ項目として設定」が利用可能。
- ツールバー上で右クリックすると、メニューに「ユーザー設定」が出る。「ツールバーの変更」が可能。ツールバーのボタンをカスタマイズしたり、テキストの表示/非表示、アイコンの大小を変更したり出来る。
ステータスバー
- アンカーの上にマウスをかざすと、ステータスバーにURLが表示される。が、HTML文書の制作者にJavaScript等でメッセージをステータスバーに流される事がある。不便極まりない事で、制作者を恨むべし。
- ステータスバーの右端の「インターネット」アイコンをダブルクリックすると「セキュリティ」のプロパティが出る。
- JavaScriptのエラーが出た時、ステータスバー左端のアイコンをダブルクリックするとダイアログが出る。
ショートカットキー
便利なショートカットキー
- [BackSpace]で直前のページに戻れるのは有名。[Alt]+[←(左)]で「戻る」、[Alt]+[→(右)]で「進む」。
- [Space]でPageDown。[Shift]+[Space]でPageUp。
- [Shift]+[F10]でマウスの第二(右)ボタンをクリックした時のメニューが出る。
- [F11]で「全画面/通常]の切替。さらにバーを右クリックするとメニューが出て来る。ここで「自動的に隠す」を選選すると「本当の全画面表示」になるが、マウスを上の端っこに持って行くとバーが出て来るので不安にならない事。
- [Ctrl]+[N]で、同じサイトを新しいウィンドウで開く。
- [Ctrl]+[D]で「お気に入り」に追加。
- [Ctrl]+[B]で「お気に入り」の整理。
- [Ctrl]+[F]でページ内の検索ウィンドウが出る。語句の検索をするのに便利。
- [Alt]+[Home]でホームページが開く。
- [F5]/[Ctrl]+[r]で「更新」(リフレッシュ)。
- [Ctrl]+[F5]/[Ctrl]を押しながら「更新」をクリックすると、キャッシュを使用しないで更新される。
ウィンドウを閉ぢるショートカットキー
- [Ctrl]+[W]
- [Alt]+[F4]
- [Alt+F]-[C]
- [Alt+Space]-[C]
動作
タイムアウトの時間を変更するにはレジストリを修正する。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings
にDWORD値ReceiveTimeout
を作成し、値のデータをミリ秒単位で記述する。
Internet Explorer 5.5
[ファイル]-[印刷プレビュー]
Internet Explorer 5.5で新設。用紙のサイズは「ページ設定」に依存。
スクロールバーのナヴィゲーション機能
スクロールバーで右クリックしてみると……今一つ役に立たない気がする。
Outlook/OutlookExpress
メール本文中のURLをクリックするとマイコンピュータが表示されブラウザを開けない
- デフォルトのブラウザがInternet Explorerでないのが原因。
- Internet Explorer 5 + Outlook Express 5 の組合せなら、[インターネットオプション]-[プログラム]-「Web設定のリセット」。「Internet Explorerの起動時に通常使うブラウザの確認をする」をチェックする。
- 次にIEを起動すると、ダイアログ「Internet Explorerは通常使うブラウザとして登録されていません。Internet Explorerを通常使うブラウザにしますか?」が出てくる。「今後、このダイアログを表示しない」にチェックをして、「はい」をクリックする。
カスタマイズ
ヒント
ツール