- 公開
- 2002-03-29
- 最終改訂
- 2003-02-11
アプリケーションがハングアップした時の対処方法
作業中にアプリケーションが落ちた
Officeアプリケーションの場合
WordやExcelは、作業中に異常終了する事がよくあります。だからなのかは良く知りませんが、マイクロソフトは、データ恢復の手段を、いくつか提供します。
- Officeアプリケーションが異常終了したら、アプリケーションを再起動してみて下さい。一度、Windowsを再起動してからでも結構です。作業中のファイルを読み込んで、直前までのデータをアプリケーションが復元してくれます。
- それが駄目なこともあります。その時は、データの保存されたディレクトリの中に、作業ファイルがないかどうかを確認して下さい。あつたら、試しに開いてみて下さい。そのまま開けられる事があります。幸運にもそれが直前のデータだつたら、別名で保存して下さい。
- 定期的にOfficeアプリケーションは、データを自動的に保存します。ある程度作業の進んだ状態で保存されたデータである可能性もあるので、セーヴデータの状態を確認して下さい。
一般的なデータ恢復の指針
- データファイルの保存ディレクトリや、テンポラリディレクトリの中に、作業ファイルらしきものがないかどうか、確認してみて下さい。そのまま利用できるデータがあるかも知れません。
- Windowsのスワップファイルの中に、作業中のファイルのイメージがある可能性もあります。メモリのダンプ状態ですが、データのサルベージに利用できるかも知れません。重要なファイルを喪失して、ほかに手段がない場合、そこからサルベージを試みるのも一つの方法です。テキストデータならば、案外らくに取出せます。(Windows 3.x時代には有効な手法でした。Windows 9x/NTでは、スワップファイルが巨大になり、構造も変化してしまつたため、もう有効な手段ではないかも知れません)
- スキャンディスクを実行する際、クラスタをファイルに変換する指定をしておくと、無くなつた筈の作業ファイル、あるいはデータファイルが、ルートディレクトリの*.chkファイルの中に復活する事があります。ただ、ゴミデータが含まれる事もありますし、複数のファイルに分断される事もあります。テキストデータなら、データの切りばりをすれば、復活させられます。バイナリの場合、修復は難しいです。