Opera 4.0

印象

輕量かつ高速。非常に良いブラウザです。日本語の取扱に難がある爲、常用出來ませんが。

日本語非對應

Opera(4.0以前)は日本語リソース(JIS文字セット)對應ではありません。ダブルバイトのテキストを扱へるやうにOperaはプログラミングされてゐません。

シングルバイト對應のWindowsプログラムも、プログラマがフォントを決めうちしてゐなければ、取敢へず日本語版WindowsでShift-JISのテキストを表示します。Operaの「日本語對應」はそのレヴェルのものです。

• Shift-JISのHTML文書は一應表示されます。
• ISO-2022-JPやEUC-JISの文書は表示出來ません。文字化けします。
• 日本語テキスト(非ASCII)は、表示されたとしても、ウィンドウ右端で折返されません。日本語の文字列(かな・漢字)は、空白文字が出現するまで、一つの「長い長い單語」と認識されます。
• 日本語テキスト(かな・漢字)は、表示されたとしても、幾つかの文字が必ず化けます。「あ」「國」「箱」が必ず化けます。0xA0(Non breaking Space)が含まれる文字は化けるらしい。

4.1以降、日本語對應するとか云ふ噂が。

最新のHTML/CSSの仕樣に對應

日本語對應されてゐないのが極めて殘念なブラウザです。恐ろしく高性能です。

• Cascading Style Sheets level 1/2の仕樣は、極めて全うに實裝されてゐます。Internet Explorer 4.x/5.x/6.xやNavigator 4.xで全うにレンダリング出來ないスタイルをCSSで指定してゐるHTML文書を、實にあつさりレンダリングして見せて呉れます。
• レンダリングも高速です。Internet Explorerならばとろとろとレンダリングされるページが、Operaでは一瞬のうちに表示されたりします。Microsoftには、さつさとInternet Explorerを捨てて、Operaを買收して貰ひたいところです。Internet Explorerの代りにOperaが無償配布されたり、Windowsに標準添附されたりしたら、ウェブも變るでせう。
• 標準のスタイルシートで、「q要素を"で括る」やう指定されてゐます。

日本語化をどこか、やつて呉れませんかねえ。

マイナーゆゑの問題點

FlashやShockwaveプラグインの自動インストールには問題があります。現状、Macromediaのサイトにあるプラグインの自動インストールは使用出來ません。

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