東芝26L400Vはインターネットブラウザ内蔵のハイビジョン液晶テレビです。ただし、かつての「WebTV」ではありません。
内蔵のブラウザは、取扱説明書に名称の記載がありませんが、UserAgentによればNetFrontである模様です。
この記事は、この東芝26L400V内蔵のブラウザに関するレポートです。NetFrontが全てこの東芝のTV搭載のものと同一の仕様であるとは限りません。また、時期により、ヴァージョンが異る事もあり得ます。本記事については、参考のために供する覚書程度のものとして受取って下さい。
取扱説明書記載の仕様は以下の通りです。
- 記述言語
- HTML 4.01(XHTML 1.0, XHTML Basic 1.0)準拠
- 動作記述言語
- JavaScript 1.5 サブセット
- スタイルシート
- CSS 1およびCSS 2の一部
- セキュア通信
- SSL ver.2/3, TLS 1.0
- プラグイン
- なし
以下に、各地のサイトを閲覧した際の様子を示します。リンク先は画像、全てデジタルカメラで撮影したものです。
NetFront自体は、それなりに高機能なレンダラを搭載し、比較的問題なく多くのウェブサイトを閲覧出来ます。フレームにも対応し、その手のサイトも閲覧可能です。
組込み版では、ハードウェアの制約がネックとなります。以下、26L400V内蔵ブラウザの印象です。
リモコンの造りや搭載されるメモリの量等、プログラムの側ではどうにもならない事があり、それがNetFront――いや、「テレビ内蔵のインターネットブラウザ」の制限となってしまった感じです。