- 制作者(webmaster)
- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
- 公開
- 2003-07-05
- 改訂
- 2006-01-03
OS/2とは何か
- IBMとMicrosoftが共同開発したPS/2向けのOSでした。Ver 1.3以降はIBMの単独開発です。Ver 2.0で32bit化するとともにオブジェクト指向のWorkplace Shellを搭載。Ver 2.1以降、PC互換機でも動作します。
- Ver 3.0以降は「Warp」の愛称を持ちます。IBMが盛んに宣伝したため、Ver 3.0はそこそこのヒットとなりました。
- MS/PC-DOSの後継OSとして開発されました。そのため、DOSエミュレーション機能は優秀です。DOSボックス上でWindows 3.1が動作します(Ver 2.1以降。全画面・ウィンドウ表示とも可)。しかし、Win32アプリケーションは標準でサポートされません。
- 停止し難い堅牢なシステムです。銀行などでの基幹業務に採用された実績があります。一方、コンシューマ向けのアプリケーションが皆無だったため、一般にはあまり利用されませんでした。Warp 3が多少、普及した程度です。
- Windows 95やWindowsNTが圧倒的なシェアを獲得する一方、OS/2は今一つ普及が進みませんでした。Warp 4を出した後、IBMはコンシューマ向けの市場シェア獲得競争から撤退しました。
- ITmediaニュース:OS/2、正式に販売終了
- Japan.internet.com Webテクノロジー - ついに出荷終了を迎えた『OS/2』
- OS/2 WARP 4ベースのOSであるeComStationが存在します。但し日本語版はナシ。