ディスケット1中のCONFIG.SYSで不要なドライバを外す。特にSoundBlaster経由のCD-ROMドライブを使つてゐない場合はSBCD2.ADDを
REM BASEDEV=SBCD2.ADD
とコメントにする方がインストール時間が短縮される。このドライバがSoundBlasterのCD-ROMドライブを認識するのに時間が掛るからである。ドライバのロードに時間が掛る場合があるので、ハングアップしたと勘違ひしてリセットしない事。またどのドライバでハングアップするかを判定するには[Alt]+[F2]キーを押す。さうすると各デバイスドライバをロードする時、一旦停止してロードするかどうかOS/2が聞いてくる様になる。(OS/2 MAGAZINE No.5 96ページ)
インストールがうまくいかない時は、一旦本体の電源をオフにしてから再起動する、CMOS設定で外部キャッシュをオフにする、バスクロックを低くする、Turboをオフにするといつた方法は有効。
基本的な事だが、ケーブルの抜け、ジャンパ設定の間違ひ、システム構成の記憶違ひには用心する。フロッピーの読取りエラーが起きた時は、フロッピーディスク自体を疑ふと共に、フロッピードライブのケーブルが抜けてゐないか、BIOSの設定が間違つてゐないかをチェックする。
Graphics Ultra Proを使用してゐる場合、正しく画面を表示させる為にはビデオボード附属のInstallコマンドを使つて設定を変更する必要がある。ビデオメモリが1MBの時はVGA Memory SizeにSharedを選択し、かつ解像度640×480のリフレッシュ・レートをIBMデフォルト値(60Hz)に設定する。かうしないとインストール画面やワークプレースシェルの画面表示が出来なくなる。また、キャラクタモードのインストールが終つて、ワークプレースシェルが起動する時、画面が真暗になつてハングする時があるが、慌てずリセットする。(ワークプレースシェルを起動する前にいつたんマシンの電源を切つた方が良い様である。)インストール時に電源を切つても再起動するとインストールは問題なく続行される。(Warp。ただしWarp日本語β2では設定しなくてもよい様だ。英語版Warpでは設定しなくても良いらしく、この制限は日本語版だけの様である。)(Warpマニュアル)2.xではビデオメモリが1MBの時VGA Memory Sizeは1MBを選択しないと画面表示がをかしくなる。
メモリが8MB以下の時、HPFSは使はない。FATにする。メモリが少ない状態でHPFSを使ふと、システムの動作が遅くなつたりメモリ不足になつてハングしたりする事がある。(OS/2 MAGAZINE No.6 112ページ)なほHPFSではディレクトリの表示が高速になる。FATで大容量ハードディスクを使ふとディレクトリの表示だけで無闇に時間が掛る事も一考の事。
OS/2ではシリンダ数が1024未満の時のみFATが使へる。それ以上の大容量ハードディスクを使ふ時はHPFSを使ふ事。
「ドライブ」の項も参照。
ブートマネージャーをインストールするには、ハードディスクの最初の1024シリンダ以内に1〜4MBの空きが必要である。その範囲に収まつてゐればハードディスクの最初でも最後でも構はない。またハードディスクの1台目でも2台目でも構はない。(問題が起きる事もあるがその時は1台目でないと使へない。)2.Xでは必ずインストール時にハードディスクのパーティションを切り直してフォーマットする必要があつたが、Warpではハードディスクに1〜4MBの空きがありさへすればよくなつた。
「ドライブ」の項も参照。
インストール時にWindowsの[ファイルの関連付け]に基づいてOS/2の[データファイルの関連付け]も設定されるが、目茶苦茶な設定になつてゐる事も多いので一々設定し直した方がよい。メモリが足りない時、*.TXTファイルをダブルクリックしてWindowsセッションの秀丸が激しくスワップしながら起動するのは無性に腹立たしい。
(OS/2 MAGAZINE No.7 39ページ)
ハードディスク上に6MB以上の区画を作成する。(別にOS/2がインストールされてゐない、通常使用するハードディスクでも構はない。ただルートディレクトリに大量のファイルを置くことになるので余り美しくは無い。)緊急起動用ディスケットの内容をここにコピーする。(隠し属性のファイルも多いので注意。)CONFIG.SYSの
protoshell=sysinst1.exe
を
protshell=f:\cmd.exe
に変更。さらにOS/2のカーネルファイルOS2KRNLIをOS2KRNLにリネームする。あとはFDISKでブートマネージャーに登録すれば良い。(OS/2 MAGAZINE No.7 37ページ)
VGA、S-VGAやXGA等のドライバはインストール時に設定出来るが、S-VGA、XGAのドライバをインストールしても最初の起動時はVGAと同じ640×480、16色で起動する。解像度・色数は[システム設定]フォルダーの[システム]の[画面]で変更する。システムパレットのWindowsとの互換性は、[ワークプレース・シェル・パレットを考慮する]チェックボックスで設定出来る。チェックしないとWindows同様システムパレットが変化するのでWindows用の壁紙を使用しても色が変はらない。(Warp)
2.xではインストール時にS-VGAドライバは導入されず、DSPINSTLコマンドでインストールしなければならない。また、システムパレットは固定で、Windows用の壁紙を使用すると色が化ける。ボーナスパックにWindows用の壁紙ファイルをOS/2のシステムパレットに対応させるユーティリティが入つてゐる。(2.X)(OS/2 MAGAZINE No.3 46ページ)
1024×768ドット以上の高解像度では、アイコンやシステムフォントが強制的に大きくされてしまふ。これを避けるには標準では方法が無い。フリーソフトに、ディスプレイドライバDLLを書き替へてアスペクト比を96dpiにするものがあり、それを使ふしかない。(OS/2 MAGAZINE No.6 CD-ROMに収録。[CD-ROMドライブ名]:\OS2MAG\PATCHES) (Warp)本項「システムフォント」の項も参照。
解像度を変更した時、ディスプレイと同期が取れない時はDOS上のユーティリティでリフレッシュレートを設定した後、SVGAコマンドを使つてSVGADATA.PMI (DOS上で作成した場合、拡張子.DOS)ファイルを作成する。(OS/2 MAGAZINE No.6 93ページ等を参照)
[システム設定]あるいは[マルチメディア]から[サウンド]を使つてシステムサウンドを設定出来る。各イベントごとに*.WAVファイルを割当てられる。またメモリが8MB程度しか無い時は、ここで[システムサウンドを使用しない]を選択する方がシステムが高速化される。この時もメディアプレーヤー等から*.WAVファイル、*.MIDファイル、*.AVIファイル等は再生出来る。
ソフトウェア設定のSB16では、CONFIG.SYSに書込まれたパラメータがそのまま設定に使用される。(OS/2 MAGAZINE No.8 53ページ)
Creative社製のミキサープログラム(Os/2 MAGAZINE No.8 CD-ROM所収)を使ふとOS/2上でSB Pro/16のボリューム等を設定出来る。これはWindows用の旧ミキサープログラムのOS/2版である。(OS/2 MAGAZINE No.8 58ページ)
DOSのゲームで要求される事の多い環境変数BLASTERをAUTOEXEC.BATで設定しておく。(OS/2 MAGAZINE No.8 53ページ)
OS/2のディスクキャッシュはCONFIG.SYSコマンドで設定する。FATシステムではDISKCACHEコマンド、HPFSシステムではCACHE.EXEを使ふ。ここでハングアップしてリセットしたりシステム稼働中に電源を切断したりした後、チェック(CHKDSK)するドライブを指定する事が出来る。(DISKCACHEコマンドのACパラメータ)
CONFIG.SYSの例
IFS=C:\OS2\HPFS.IFS /CACHE:2048 /CRECL:4 /AUTOCHECK :C
RUN=C:\OS2\CACHE.EXE /LAZY:ON MAXAGE : 7500 DISKIDLE:60000 /BUFFERIDLE : 60000 (※HPFS)
DISKCACHE=512,LW,AC:D(FAT)
(OS/2 MAGAZINE No.5 97ページ)(Warp)
DOSセッションで独自のキャッシュドライバを使ふ事は出来ない。SmartDriveは当然使へない。(OS/2 MAGAZINE No.6 96ページ)
OS/2 Warpが実用的に動くメモリの量は12MB以上である。8MBではほとんどシングルタスク状態でしか使へない。「本格的に使ふには32Mでも足りない」説もよく聞く。
搭載メモリが8MBの時、ディスクキャッシュを減らし、スワップファイルを大きくすると割合快適になる。(OS/2 MAGAZINE No.6 112ページ)Warpはスワップファイルが省略時値の4MBでは小さすぎ、動作が遅くなる。が、8MBから16MB程度にするとかなり改善される。スワップファイルモニタを利用してスワップファイルがどの程度まで大きくなるかを調べ、最大値を設定しておくと良いといふが、実際に大きな値を設定すると起動が遅く、また余り速度も改善されないので適当(16MB程度)で良いだらう。初期値が小さくとも、メモリ不足の時にはWarpが勝手にスワップファイルを大きくする。なほスワップファイルの設定はCONFIG.SYSのSWAPPATHで設定する。16MB以上では下手にスワップファイルを弄らなくともかなり軽くなるらしい。(Warp)
DBCSフォントドライバは必要最小限にしておく。全てを使ふと、かなりのメモリを消費する。(DOS/V magazine 94年10月号 153ページ)システムゴシック以外はインストールしない方がBetter。
アウトラインフォントはATM Type 1フォント、ATM Type 0日本語アウトラインフォント、TrueTypeフォントが使用可能。インストールは[システム設定]フォルダー中の[フォント・パレット]の[フォントの編集]から行ふ。ATM Type 1フォントは*.AFMと*.PFBのファイルが必要。インストールするフォント・セットが複数のディスケットで供給されてゐる場合(*.AFMと*.PFBのファイルが別のディスケットに入つてゐる場合)、あらかじめフォントファイルをハードディスクにコピーしておかねばならない。なほTrueTypeフォントはWindowsであらかじめインストールしておく方が良いとマニュアルには書いてある。(Warpマニュアル)(Warp)
[システム設定]フォルダー中の[フォント・ドライバー]でシステムフォントを切り替へる。(Warpマニュアル)省略時値で高解像度の画面では見やすいやうに大きなシステムフォントが設定されるが、小さいシステムフォントを使ふ方が、マウスの移動量が少なくてよいかもしれない。(Warp)
スーパードライバーズでお馴染みFONTX2フォントをOS/2でも使用する事が出来る。フリーウェアのAFONTを使用する。(OS/2 MAGAZINE No.7 107ページ)
ワークプレースシェル上のテキストは[フォント パレット]からのドラッグ&ドロップでフォントが変へられる。ただ英語フォントを使用すると、日本語の表示が出来なくなる。
[テンプレート]フォルダーの[プリンター]オブジェクトを右クリックすると[インストール]メニューが出て来る。(Warp マニュアル)
[プリンター]の設定ノートブックを開き、[プリンター・ドライバー]ページを選択する。ここで[IBM NULL]を選択し、[プリンター]を閉じる。その時点で使用されてゐるプリンター・ドライバーは削除出来ないからである。改めて[プリンター]の設定ノートブックを開き、[プリンター・ドライバー]のページで削除したい[プリンター・ドライバー]を右クリックし、削除を選ぶ。この後[プリンター]オブジェクト(通例プリンタの名前が使はれてゐる。)を削除する。プリンター・ドライバーの再インストール・[プリンター]オブジェクトの作成は前項参照。(OS/2 MAGAZINE No.8 83ページ)
WarpでDeskJet 505J用のドライバを作つた人は恐らくこのプリンタを使つた事が無いらしい。このドライバはB5用トレイといふ物の存在を考へてゐないので、B5の用紙に印刷する時はB5用トレイを外して紙を右側に寄せて置く事。左側に何か紙を押さへるものを用意しておくと良い。
拡張エディタで印刷すると、ページの最終行が正しく印刷されない場合がある。拡張エディタかプリンタドライバか、どちらのバグかは分らない。DeskJet505J用ドライバ+拡張エディタでは起る。
プリンターの各種属性は[プリンター]オブジェクトの設定ノートブックを使つて変更する。[プリンター・ドライバー]タブ中のプリンター・ドライバー・アイコンを右クリックし、[設定]を選択する。用紙送り・用紙トレイ・用紙サイズ・用紙の向き・印字解像度・カラー/モノクロ等を設定出来る。モノクロで印刷したいのにドライバがカラーになつてゐると(DeskJet 505J等)、ここでモノクロに設定しないとアプリケーションによつて強制的にカラー印刷される事がある。(Warpマニュアル)
OS/2ではプリンタドライバとアプリケーションで用紙サイズが一致してゐないと印刷を拒否される。印刷しようとして印刷出来ない時は「印刷ジョブ」をチェックする。(プリンタオブジェクトをダブルクリックする。)印刷ジョブで「書式の不一致」と表示されてゐたら、ドライバの設定を変へてみる事。[プリンター]オブジェクトを右クリックして[設定]メニューを出し、設定ノートブック中に現はれるプリンター・ドライバーのアイコンを右クリックすると、プリンター・ドライバーの設定が出来るやうになる。(この辺は大変に面倒なので、今後IBMには改善を望みたい。)勿論プリンタの用紙も適切なものに取代へる。
WIN-OS/2で印刷する時は必ずOS/2側でもプリンタドライバをインストールする。対応するドライバが無い場合、またはWIN-OS/2のドライバとOS/2のドライバの相性が悪い場合はIBMNULLドライバを使ふ。IBMNULLは印刷データを何もいぢらない。OS/2とWIN-OS/2で使用するOS/2用ドライバが異なる場合、それぞれのプリンタオブジェクトをデスクトップに置いておき、どちらかのプリンタオブジェクトのメニューで[省略時値]を選択すると、使ふドライバが選択出来る。(OS/2 MAGAZINE No.3 43ページ)
WIN-OS/2ではプリントマネージャを使ふやうに警告が出るが、使はなくても印刷出来なくなつたりはしない。(エラーメッセージが出る。)プリントマネージャを使ふやうに設定するには、コントロールパネルの「プリンタ」アプレットを使ふ。
WIN-OS/2ではプリンタの接続先はLPT?.OS2を選択する様マニュアルには書いてある。かうすると、OS/2のスプーラーにデータが送られる。(Warpマニュアル)ただLPT?のままでも問題なく印刷出来る。
[プリンター]オブジェクトをダブルクリックすると、現在スプーリングされてゐるデータが表示される。印刷を一時停止、あるいは中止する時はデータファイルの印刷を保留・削除する。(Warpマニュアル)またOS/2コマンドラインから
PRINT /C
と入力すると、スプール中のファイルの印刷が取消される。
PRINT /T
と入力すると、すべての印刷ジョブが取消される。(Stupid OS/2 Tricks, release #5)
印刷中にOS/2を終了した場合も印刷はキャンセルされない。スプーラーに一度送られたデータは印刷を中止しない限り、例へシステムの電源を切つても再起動した時に最後まで必ず印刷される。
かな漢字変換プログラムは[システム設定]フォルダーの[かな漢字変換プログラム]でインストール・変更・削除する。手動でファイルを削除するのは絶対避ける事。(Warpマニュアル)
WarpではWritingHeads/2を必ずインストールすべし。CD-ROM版では「プログラムディスク」に入つてゐる。ただ、この時も「連文節変換」はインストールしておいた方が良い。WritingHeads/2ではディスク節約・変換速度向上の為の「スモール辞書」には「連文節変換」の辞書を使ふ。(WritingHeads/2 Ver.2 オンラインマニュアル)なほWarp V.3.01ではシステムインストール終了後、[システム設定]フォルダーの[かな漢字変換プログラム]アプレットで即インストール出来る様になつてゐる。
WritingHeads/2はWarp V.3.01でバージョンアップされ、AI機能追加と辞書拡充がなされた。Warp V.3.0添付のVer.2ではフリーソフトのエディタED/2で使用時にエディタを異常終了させてゐたが、Ver.3になつて正常に使用出来る様になった。
かな漢字変換プログラムの変更、単語登録はタイトル・バー・アイコンのメニューから出来る。(または[Ctrl]+[漢字]106キーボードでは[Ctrl]+[Alt]+[全角/半角])ただしかな漢字変換プログラムを立上げてゐる時のみ。(Warpマニュアル)
シェアウェアのPREPLOGOで起動時の画面をカスタマイズ出来る。好みの*.BMPファイルを起動時に表示出来る。ただしかなりの場合色化けする。(OS/2 WORLD 1995.12 115ページ)
OS/2ではいきなりの電源オフは御法度である。HPFSでは最悪ファイルシステムが破壊される。FATでも拡張属性が消える場合がある。ファイルが無くなる事もある。電源OFF前は必ず[デスクトップ]の右クリックメニューか、LaundhPadの[OS/2の終了]を使ふ事。
アプリケーションが反応しない時、ハングアップしたのかどうかは、キーボードの[CapsLock]、[NumLock]を押してLEDが点灯するかどうかで確かめる。(Warpマニュアル)
アプリケーションが反応しなくなつたら、[Ctrl]+[Esc]を押して1分ほど放置して待つ。それで駄目なら[Alt]+[Esc]を押して暫く放置する(場合によつては押し続ける。)と、ダイアログボックスが出て、操作の[終了]が選択出来るやうになる。それで駄目ならキーボードリセットする。(OS/2 MAGAZINE No.3 46ページまたはWarpマニュアル)
エラー番号の意味は、HELP エラー番号 で表示される。(Warpマニュアル)
デスクトップのポップアップメニューで[最新表示]を選択する。それで何も表示されない時は[Alt]+[Esc]でプログラムを切り替へ、強制的に再描画する。(Warpマニュアル)ただ、表示がをかしい時はシステム自体がをかしくなつてゐる可能性があるので、速やかに再起動した方がよいかもしれない。
[Alt]+[Ctrl]+[Pause]を2回押すとメモリダンプモードに入る。これは通常使つてはならないとWarpマニュアルには書いてある。Warpではキーボードリセットが大抵有効(な筈)なので、メモリダンプは実際使はない方がよい。(OS/2 MAGAZINE No.3 46ページまたはWarpマニュアル)
アプリケーションがハングした時、システムメニューかLaunchPadで[OS/2の終了]を選ぶのは最悪の場合に限られる。大抵は先に挙げた方法で回復可能である。(これで駄目ならインストールし直さねばならぬ程の大問題が存在してゐる可能性がある。)しかしどうにもならない時は[Ctrl]+[Alt]+[Delete]でキーボードリセットをかける。Warpでは最悪Trap時にもキーボードリセットが効くやうに改良されてゐる。うまくリセットの処理が行はれれば(メッセージが表示される)、正しくOS/2を終了した時と同じで何ら問題は無く、ファイルが破壊される事もまず無い。(Warp)「OS/2システム設定」の「ディスクキャッシュの設定」の項も参照。
再起動後、前回動いていたプログラムが再スタートしてまたハングする事がある。再スタートを止めるには、OS/2が起動してデスクトップアニメーションが出た時に[Ctrl]+[Shift]+[F1]キーをデスクトップが表示されるまで押し続ける(※)。OS/2はデフォルトでレジューム機能が有り、それを無効にして自動再起動させないやうにするにはCONFIG.SYSに以下のやうに記述する。(Warpでは文頭のREMを外す)
SET RESTARTOBJECTS = STARTUPFOLDERSONLY
また、[始動]フォルダーにあるプログラムが異常を起す場合、
SET RESTARTOBJECTS = NO
とする。
※[始動]フォルダーのアプリケーションもこの場合起動しなくなる。(OS/2 MAGAZINE No.3 46ページ)
システムが異常にハングアップする時、[Ctrl]+[Esc]を押してもオペレーティングシステムに復帰しない事が多発する時は、パーティションを切直し、再インストールする方が良い。我慢して使ひ続けるより諦めてインストールし直した方が良いこともある。
システムの異常に拡張属性が関つてゐないこともある。Warpは拡張属性の異常程度なら平然と起動する。起動ドライブの拡張属性を消しても起動時にChkdskで勝手に修正して平気で立上がる。(ただし画面表示は悲惨になる)ただし、OS/2の終了が正常に出来ないときは拡張属性の問題であることがある。
OS/2の異常は、OS2.INI等*.INIファイルの設定、ハードディスクのパーティションの異常、ハードウェア設定のコンフリクト、ハードウェア同士の相性の問題、OS/2自体のバグ・仕様、等が考へられる。
起動時に[Alt]+[F1]キーで[回復選択]画面が表示される。ここでインストール時と過去3回までのデスクトップが復旧できる。ただしデスクトップの[アーカイブ]の設定を変更しなければならない。この変更はインストール直後に行つておくべきだ。またこの[アーカイブ]で起動時毎に表示するやうに設定する事も出来る。これをすると[Alt]+[F2]でドライバごとのステートメントを見る事が出来なくなるので、場合によつては奨められない。(Warpマニュアル)(Warp)
ディスプレイドライバの初期化に失敗した時等のために[回復選択]画面には起動時のオプションとして、
が用意されてゐる。なほ、OS/2コマンドプロンプトで使へるエディタ・TEDIT.EXEが\OS2ディレクトリに収められてゐる。(OS/2 MAGAZINE No.4 21ページ、OS/2 MAGAZINE No.6 30ページ、Warpマニュアル)(Warp)
[システム設定]フォルダー中の[ユーティリティ・ディスケットの作成]を使つてフロッピーからブートするためのシステムフロッピーを作成する事が出来る。
ハードディスクから起動出来ない時、起動してはまづい時にこのディスケットで起動する。ハードディスクから起動出来ないといふのは論外だが、起動してはまづい時とは次の場合である。1、ハードディスクのチェックをする時。2、CSD/PTFを適用する時。3、システムファイルを置替へる必要がある時。(ディスプレイドライバを書換へる等。)4、ハードディスク上のOS/2を削除する時。これにはOSDELETEを使ふ。
3枚目のディスケットにはFDISKやCHKDSK、TEDIT、OSDELETE等のコマンドが入つてゐる。(Warp)
DOSの共通設定はOS/2起動ドライブルートディレクトリのAUTOEXEC.BATに記述する。全てのDOSで使用するデバイスドライバはOS/2起動ドライブルートディレクトリのCONFIG.SYSに記述する。
DOS設定ノートブックの省略時値はCONFIG.SYSの値を使ふ。
CONFIG.SYSにDEVICE=X:\OS2\MDOS\ANSI.SYSを入れておくべし。
CONFIG.SYSでDOS=HIGH,UMBは必ず設定しておく。省略時値ではLOW,NOUMBになつてゐるがこれではメインメモリが不足する。FILESも20ではWIN-OS/2で足りない事が多いだらう。豪勢に50くらゐ設定しても罰は当らない。
DOSでデバイスドライバをハイメモリ領域にロードするには、設定ノートブックの[DOS_DEVICE]に
SIZE=0 x:\path\file.sys
といふ風に記述する。(OS/2 MAGAZINE No.3 98ページ、Stupid OS/2 Tricks, release #5)
DOS用FEPは設定ノートブックの[*FEP_MODE]を「DOS_FEP」に設定し、[DOS_DEVICE]で登録する。DOSのCONFIG.SYSからコピー&ペーストするのが便利。
WritingHeads/2は[*FEP_MODE]を「DOS_FEP」に設定し、[DOS_DEVICE]に$IAS.SYSと$IAESTUB.SYSを組込む事で、IASインターフェース対応のDOSアプリケーションでDOS用FEPとして認識されるやうになる。(OS/2 3.0 Warpパワーガイドブック116ページ)
DOSプロンプト上のDOSアプリケーションで、FATを直接操作するやうなものは使つてはならない(FD等)。OS/2の拡張属性が破壊される危険が有る。危険を承知で使ふなら別に何をどうしようとも構はないが。
物理ディスク・セクタを直接アドレスを指定してディスクへの書き込み操作を行なふDOSのUNDELETEプログラムは正常動作しない。OS/2がかういふ「無法」なプログラムは排除するからである。
いかなるデフラグメンテーション解消プログラムもマルチタスク環境下では使用してはならない。現状OS/2のマルチタスクに完全対応したデフラグメンテーションツールは無い。DEFRAG等DOSのデフラグメンテーションツールはピュアDOSで使用する事。OS/2対応のツールはディスケットから起動したOS/2で使用する。
VCPIを使ふアプリケーションは動作しない。DOS/Vスーパードライバーズ32等。
デジタル音声を使用するプログラムが動かない場合、「DOS設定」でサウンド機能を禁止する。([AUDIO _ ADAPTER _ SHARING]、[HW _ NOSOUND]等)(OS/2 3.0 Warpパワーガイドブック91ページ)ゲームに依ってはBLASTER変数が設定されてゐる必要がある事もある。([OS/2システム設定]の[サウンドカード]の項も参照)
全画面表示とウィンドウ表示は[Alt]+[Home]で切替へる。タスクスイッチは[Ctrl]+[Esc]。このキーコンビネーションが必須のアプリケーションではこの機能を使用禁止する事も出来る。(OS/2 3.0 Warpパワーガイドブック91ページ)ただ[Alt]+[Esc]は「最悪の事態」のために使へるやうにしておく方が良い。(「ショートカットキー」の項も参照)
DOS/V EXTENTIONはDOS/V全画面からインストールする。(OS/2 MAGAZINE No.3 112ページ)
全画面でV-Textを使ふ場合、「DOS設定」を以下のやうに変更すると、パフォーマンスが向上する。
V-Textウィンドウ表示では、24ドットフォントは使はれない。だからFNT_LOAD_DBCS24_FNTをオフにして構はない。[DOS_AUTOEXEC]で指定するバッチファイルでROTKEY.COMを外すとメモリの節約になる。
XDSPXを使ふと、V-TextコマンドプロンプトをV-Textモードで起動出来る。ただしXDSPX使用中はDSPXコマンドが効かなくなる。
突然アプリケーションが起動しなくなつたらDOS_ AUTOEXECに指定されたAUTOEXEC.BATのパスが溢れてゐないか確かめる。(OS/2 MAGAZINE No.5 128ページ)
DOS/V、日本語WIN-OS/2はOS/2の連文節変換がインストールされてゐないとブロックデバイスエラーになる。(OS/2 MAGAZINE No.3 49ページ)
マウスの動きがぎくしやくする時は、DOS設定の[IDLE_SECONDS]を[0]から[1]に、それで駄目ならさらに大きい数値にする。(OS/2 MAGAZINE No.3 49ページ)(2.x)
マニュアルによれば、マウスポインタの動きを滑らかにするWIN-OS/2の設定は以下の通り。
(Warpマニュアル232ページ)(Warp)
他にも幾つか説がある様である。いづれにせよ[IDLE_SECONDS]と[IDLE_SENSITIVITY]の値を大きくすると効果があるらしい。
※Warp V.3.01ではWin-OS/2でのマウスの挙動は改善されてゐる。
シームレスWIN-OS/2の起動を速くするには[WIN-OS/2設定]で設定する。あらかじめメモリにWIN-OS/2をロードしておくので、サウンドがをかしくなつたり(SB16等ではWIN-OS/2使用時OS/2でサウンドが使へない。WIN-OS/2セッションでサウンド機能を独占してしまふからである。)システムが重くなつたりする場合がある。メモリが少ない場合には、何もしなくても余計にメモリをWIN-OS/2セッションに回す事になるのでこの機能は使はない方が良い。勿論メモリ長者はどんどん使へばよろしい。(OS/2 MAGAZINE No.4 21ページ)なほメモリ長者にはサウンドカードの2枚差しを勧める。また、[ロードの高速化]を設定してもWindowsアプリのロードに時間が掛る場合は、あらかじめロードされたWIN-OS/2のモードとその後に起動したアプリケーションのモードが一致してゐない(スタンダードモード/386エンハンスドモード)からか、個別のアプリで[別のセッション]指定がなされてゐるかである。
特にシームレスで実行する場合、描画速度が遅い場合、WIN-OS/2設定で[IDLE_SECONDS]を4程度に指定すると改善される場合がある。また[VIDEO _ SWITCH _ NOTIFICATION]をオフにして再描画のための画面データをメモリに保持しないやうにすると、メモリを節約出来、パフォーマンスが改善される場合がある。
Warpの省略時値ではXMSが足りない。必ず設定し直す事。またDOSのFILES値も足りない場合がある。
WarpではWindowsアプリケーションの設定はデフォルトで[スタンダードモード互換]になつてゐる。WIN-OS/2の[ロードの高速化]オプションを使ふ場合、または[別のセッション]を使はない場合、各Windowsアプリケーションの設定を「エンハンストモード互換」に設定する。(OS/2 MAGAZINE No.6 96ページ)(Warp)
WIN-OS/2セッションとOS/2セッション間でデータ交換する場合は設定の変更が必要。「WIN-OS/2設定」で[WIN_CLIPBOARD]や[WIN_DDE]の設定を変更する。(SEAMLESS.TXT、OS/2 3.0 Warpパワーガイドブック129ページ)(Warp)
シームレスWIN-OS/2ではプログラムマネージャの「スタートアップ」の設定が効かない。セッション起動と同時にアプリケーションを起動する場合は、WIN-OS/2セッションの設定ノートブックの「プログラム」タブにある「パラメータ」フィールドにプログラムのパスとファイル名を記入する。複数のプログラムを起動する場合は " , " で区切る。また、プログラムの前に " ! " を付けるとアイコン表示の状態で起動する。(OS/2 3.0 Warpパワーガイドブック126ページ)なほ、WIN.INIのload=かrun=を設定すると全てのWIN-OS/2セッションで自動実行される。(OS/2 MAGAZINE No.7 103ページ)
WIN-OS/2全画面で、Windows再起動ソフトを使用してもWIN-OS/2は再起動しない。(SEAMLESS.TXT) GDI.EXEのエラーになる。
VxDを使ふアプリケーションは実行出来ない。まれにスタンダードモードで実行出来るアプリケーションもあるので試してみると良いさうだ。(OS/2 3.0 Warpパワーガイドブック92ページ)
「WIN-OS/2」設定で[WIN_ATM]をオンに設定しても、日本語WIN-OS/2ではATMフォントは使へない。
タスクリストに表示されないプログラムがあると、シームレスのWIN-OS/2は終了できない事になつてしまふ。Windowsを終了させるツール(EXITなんとかといふ類のプログラムが沢山出回つてゐる。)を使用すると良い。
シームレスで使ふ時、WIN-OS/2のスクリーンセーバーはオフにする。(SEAMLESS.TXT)
シームレスで起動すると、警告ダイアログが出ない。(SEAMLESS.TXT)
Microsoftのマウスポインタプログラムを使ふと、WIN-OS/2が終了時にハングする事がある。
シームレスウィンドウを使ふ時は必ずWarpのオンラインマニュアル「SEAMLESS.TXT」を参照する事。 SEAMLESS.TXTは、WarpをインストールするとWINDOWSディレクトリに作成される。(Warp)
AUTOEXEC.BATを編集してゐたらWIN-OS/2が起動しなくなつたら、PATHにWINJ-OS2、WIN-OS2の在るディレクトリを次のやうに追加する。
PATH=...C:\OS2\MDOS\WINJOS2;C:\OS2\MDOS\WINOS2;
(OS/2 MAGAZINE No.3 49ページ)
ドライバが無い為、WIN-OS/2が起動しない事もある。設定ノートブックなどで設定をいぢつてみてもどうしても起動しない時は、DOSプロンプトからWINと入力してエラーメッセージが出るかどうか確かめる。ファイルが無い旨メッセージが出る場合は、SYSTEM.INIを参照してファイルをコピーするなり、SYSTEM.INIを書換へるなりする。(Warpでもインストールがうまく行かず、ドライバが見つからないといふをかしなエラーが出る事がままある。マウスドライバ等がよく行方不明になる。)「with WIN-OS/2」版OS/2でインストール時に[Windowsデスクトップの複写]をしてゐると、この問題が出やすい。これを指定すると何も考へずにOS/2はWIN.INIとSYSTEM.INIを元のWindows 3.1からWIN-OS/2のディレクトリにコピーするからである。(2.X)
OS/2アプリケーションのPATHはCONFIG.SYSに設定する。また*.DLL、*.INF等のファイルのPATHについてもCONFIG.SYSに設定する。(2.X)
DOSでは
MODE CON COLS=40 LINES=43
OS/2では
MODE CO80,40
[OS/2ウィンドウ表示]に関しては、設定ノートブックのパラメータの項に「/k MODE CO桁数,行数」と書き込めば行数、桁数が変更可能。なほWarpではOS/2コマンドプロンプトのMODEコマンドで桁数を変更出来るが、2.xではできない。(OS/2 MAGAZINE No.4 87ページ、Stupid OS/2 Tricks, release #5)
コマンドプロンプトのウィンドウを毎回最大表示で起動したい時は、[Shift]を押したまま最大化ボタンを押すかタイトルバーをダブルクリックすると次回から最大表示でオープンする。(OS/2 MAGAZINE No.4 88ページ)なほ[Shift]キーを押しながらウィンドウサイズを変更すれば、その状態が保存される様である。
OS/2コマンドプロンプトからSTARTコマンドで起動出来るDOSは英語モードのみである。特に日本語WIN-OS/2しかインストールされてゐない時、OS/2コマンドプロンプトからWindowsプログラムを起動すると困つた事になる(ハングアップしたり、場合によつてはクローズも出来なくなつたりする)場合があるので注意すべし。
日英のモードを切替へるにはCHCPコマンドを使ふ。
用例
CHCP 437(米国英語)/932(日本語)/850(多言語)
なほCHEVコマンドはないが、オリジナルDOSのコマンドは使用可能。(DOS6のコマンドでは確認済。)どうしてもCHEVを使ひたければ、MDOSディレクトリにコピーしておくのも手。IBMは推奨してゐないが。
絶対に直接デスクトップフォルダーのファイル名をコマンドラインからリネームしない事。WorkPlaceShellからこのディレクトリを見る事が出来なくなつてしまひ、シェルが立上がらなくなる。デスクトップフォルダーの名前を変更する時は、ワークプレースシェル上で行なふ。(OS/2 MAGAZINE No.1 39ページ)「デスクトップ」の項も参照。
[コマンドプロンプト]フォルダーを消してしまつた時は手動で修復可能。まず[テンプレート]から[フォルダー]をドラッグ&ドロップする。作成されたフォルダーの名前を[コマンドプロンプト]に変更した後、中に[プログラム]をドラッグ&ドロップする。自動的に設定ノートブックが開くので、[パスおよびファイル名]に「*」(アスタリスク)を入れる。[セッション]タブでアイコンの名前を指定するとそれぞれのコマンドプロンプトを作る事が出来る。二重ブートだけは[パスおよびファイル名]に「BOOT.COM」を、パラメータに「/DOS」を入れる。(2.X)WarpではBOOT.COMのパラメータに追加があるので必要ならマニュアルを参照する事。(OS/2 MAGAZINE No.3 46ページ)
マウスポインタがDOSセッションとワークプレースシェルの二つ表示されてしまふ時は、設定ノートブックの[DOS設定]の[MOUSE_EXCLUSIVE_ACCESS]をオンにする。DOSセッションでワークプレースシェルのポインタを隠してゐる時ポインタをワークプレースシェルに戻すには[Ctrl]+[Alt]+[esc]または[Shift]+[esc]を押す。
フォルダー間でアイコンを単に右ドラッグすると移動、[Ctrl]+右ドラッグで複写。[Shift]+[Ctrl]+右ドラッグでシャドウの作成。右クリックでポップアップメニュー。(Warpマニュアル)ただし、ディスケットの場合は別。「ディスケット」の項も参照。
オブジェクトの名前を変へるには[Alt]キーをキーを押しながらアイコンテキストをクリックする(設定ノートブック[一般]タブの[タイトル]フィールドで変更するのと同じ)。修正したらフォルダーの別の所をクリックするかテンキーの[Enter]キーを押すと変更が確定される。(OS/2 MAGAZINE No.10 91ページ)ただしファイル名も変更されるので注意する事。[Esc]キーで変更中止(やり直し)。ファイル名を変更せず、アイコンの下の名前を変へたい時はテンプレートを使用する。「LaunchPad/テンプレート」の項も参照。
設定ノートブックの[一般]でアイコンを変更出来る。[現在のアイコン]に使用したいアイコンをドラッグ&ドロップする。
実行ファイルと同じディレクトリに、実行ファイルと同じ名前の(ただし拡張子*.ICOの)アイコンファイルがあれば実行ファイルのアイコンにはそれが使はれる。(Stupid OS/2 Tricks, release #5)
オブジェクト(アイコン)の移動は右ドラッグ。オブジェクトを少しだけ移動したい場合は、オブジェクトを移動したい方向に最も近い端を持つてドラッグする。(OS/2 MAGAZINE No.3 49ページ、Stupid OS/2 Tricks, release #5)ただしテンプレートは例外。「デスクトップ」の「LaunchPad/テンプレート」の項も参照。
ドラッグ&ドロップの代りに使へるピックアップ&ドロップ機能はポップアップメニューから。(OS/2 MAGAZINE No.4 20ページおよびWarpマニュアル)
ファイルを他のフォルダーからアクセスする時はシャドウを作る。シャドウの作り方はメニューを使ふか、[Ctrl]+[Shift]キーを押しながらアイコンをドラッグするか、ピックアップ&ドロップ機能を使ふ。(OS/2 MAGAZINE No.3 94ページ)なほ、一つのプログラムファイルで複数の設定を使ひたい時は、[テンプレート]から[プログラム]オブジェクトアイコンをドラッグ&ドロップして専用のオブジェクトアイコンを作る。「LaunchPad/テンプレート」の項も参照。
データファイルの関連付けは設定ノートブックで行ふ。Windowsと異なり、プログラムオブジェクトの設定ノートブックに設定する。
実際の関連付けは、実行ファイル自体にで無くプログラムオブジェクトを作成してそれに行なつた方が便利である。(OS/2 3.0 Warp パワーガイドブック68ページ)
インストール時に設定されてゐる関連付けは、OS/2既定のものと、既にインストールされてゐるWindowsの設定を引継いだものである。ただインストール時の設定では使ひにくい状態になつてゐる事も多い。特に*.BMPファイルが「アイコン・エディター」に関連付けられてゐる時は別のグラフィックツールに関連付けをし直しておく事。「インストール」の項も参照。
フリーソフトのASSOEDITを使へば関連付けは簡単に設定変更出来る。ただし、アイコンファイルに関しては下手に弄らない方が良い。アイコンファイルのアイコンの代りにアイコンエディタのアイコンが表示されるやうになるからである。(OS/2 MAGAZINE No.6 CD-ROM収録。X:\OS2MAG\SYSUTILS)
ダミーの*.CMDファイルにアイコンを貼付けて*.DLLや*.FNT等に関連付けを行ふと画面が華やかにはなる。ただ、アイコンを貼付けていくと、拡張属性が大きくなる。また、ダミーの*.CMDファイルあるいはデスクトップ上に作成したプログラムオブジェクトの設定ノートブックで、[セッション]ページの[始動時最小化]をチェックしておく。
海外アプリケーションで表示がをかしくなるものは、バッチファイル等でCHCP 437 でコードページを英語に切り替へてから起動する様にする。ただこの時、日本語が使へなくなる。起動用の*.CMDファイルで実行するアプリケーションのパス名の前にSTARTコマンドを使ふと、余計なコマンドプロンプトは勝手に閉じられる様になつて気分が良い。
ワークプレースシェルの機能を拡張するフリーウェアNPSWPSは是非使ふべし。(OS/2 MAGAZINE No.8 CD-ROM他に収録)
(OS/2 MAGAZINE No.10 91ページ)
フォントやアイコン、背景色、背景のビットマップを変へるには、フォントパレット、アイコン、カラーパレット、BMPファイルをドラッグ&ドロップすればよい。(OS/2 3.0 Warp パワーガイドブック53ページ)
設定ノートブックの[ウィンドウ]タブ中の[現存のウィンドウを表示する]では、そのオブジェクトからは1個のウィンドウしかオープン出来ない。[新しいウィンドウを作成する]をチェックすると、複数のウィンドウをオープンする事が出来る。後者はファイラやグラフィックローダで使ふと便利だらう。(OS/2 MAGAZINE No.4 89ページ)
フォルダーの設定ノートブックの[ウィンドウ]タブ2ページ目で設定できる。各フォルダーで設定出来る。また[システム]でも設定出来る。(OS/2 MAGAZINE No.4 18ページまたはOS/2 MAGAZINE No.6 24ページ)
オブジェクトを[Alt]キーを押しながらダブルクリックすると設定ノートブックが開く。(Stupid OS/2 Tricks, release #5)[Alt]+[Enter]でも同じ。
(Stupid OS/2 Tricks, release #5)
プログラムの自動始動は[システム設定]フォルダー中の[始動]フォルダーにプログラムのシャドウを入れる。あるいはSTARTUP.CMDファイルを作成する。
自動起動を避けるには起動時時計マークのポインタが現れてからデスクトップが現れるまで[Ctrl]+[Shift]+[F1]を押し続ける。(Warpマニュアル)「ハングアップ」の項も参照。
インストールしたらすぐ、[デスクトップ]の名前を[DeskTop]に変更する。[デスクトップ]のポップアップメニューから[設定]を選んで設定ノートブックを開き、[一般]で名前をDeskTopに変更する。標準の[デスクトップ]では不都合が多いからである。(OS/2 MAGAZINE No.6 34ページ)
デスクトップの色は設定ノートブックの[表示]で変更出来る。アイコンテキストの背景色も変更出来る。(OS/2 MAGAZINE No.5 96ページ)(Warp)
デスクトップで右クリックするとポップアップメニューが表示される。ポップアップメニューには設定ノートブックの[メニュー]タブを使つてプログラムを登録出来る。ただしメニューから起動する時、「\デスクトップ」がアプリケーションの引数として渡される。これを防ぐには登録するアプリケーションの設定ノートブックでパラメータに%を指定する。(OS/2 MAGAZINE No.3 49ページ)
ポップアップメニューにシステムエディタを登録するなら、オリジナルとは別のオブジェクトを作成した方がよい。システムエディタのオブジェクトは沢山作っておくと便利。
新規にアイコンやフォルダーを作るにはテンプレートからドラッグ&ドロップする(右クリックメニューから「複写」あるいは「もう1つ作成」を選んで作成先を指定してもよい)。プログラムアイコンもかうしてアイコンを作つた後、設定ノートブックでプログラムを登録する。(設定ノートブックはドラッグ&ドロップ時に勝手に開く)データ・ファイルも同様。
普通のファイル・オブジェクトでも、設定ノートブックの[一般]を開き、[テンプレート]ボタンをチェックすればテンプレートになる。
テンプレートアイコンは[Shift]を押しながらドラッグすると画面上を移動出来る。
LaunchPadにテンプレートは[Ctrl]+[Shift]キーを押しながらドラッグ&ドロップして登録する。時と場合によりLaunchPadに登録されるのを拒むオブジェクトにもこのテクニックは有効。(Warp)
ワークプレースシェルではVGA及び800×600SVGAモードではアイコンは「独立カラー・フォーム(=VGA)」といふ32×32ドットの形式を使ふ。1024×768ドット以上の高解像度では「8514−16色」の40×40ドットの形式が、無ければ32×32ドットを40×40ドットに拡大して使ふ。当然表示は汚くなる訳だが、これを避けるには40×40ドットの中央32×32ドットだけを使ふ事で回避出来る。(OS/2 MAGAZINE No.3 88ページ)ただ、逆もまた真なり、「8514-16色」形式のみで作られてゐるアイコンもこの世には存在する。
1024×768ドット以上でアスペクト比を96dpiに設定するフリーソフトがあり、それを使へばアイコンの大きさに関しては問題は起こらない。Small Fonts and Icons for Warp S3 Display Driversといふ英語版のプログラム(OS/2 MAGAZINE No.6 CD-ROM所収) だが、日本語WarpでS3以外のアダプタを使つてゐる場合でも使用できる場合がある。(ATI GUP可。)「OS/2システム設定」の「画面の設定」の項も参照。ただこれを使用した場合、アイコン以外の面で問題が無い訳では無い。
LaunchPadはCONFIG.SYSのSET AUTOSTART =...
に記述されてゐれば削除しても再起動する毎に復活する。逆にこの項からLaunchPadの文字を削除すればLaunchPadは表示されなくなる。(デスクトップをダブルクリックすると復活する。)(Stupid OS/2 Tricks, release #5)(Warp)それからLaunchPadはなぜかドラッグ&ドロップでディスケットにコピー出来ない。ポップアップメニューの[コピー]からなら可能。[ドライブ]あるいは[パス]で「A:」を指定する。
LaunchPadはいくつコピーしてもメモリを圧迫しない。コピーする時は、いつたんLaunchPadをクローズしてから(クローズしなくても大丈夫らしいが)好きなウィンドウへ[Ctrl]+右ドラッグする。(OS/2 MAGAZINE No.6 26ページ)
LaunchPadは設定ノートブックで各種オプションが設定出来る。アイコンの大小、テキストの表示、常に手前に表示するかしないか、等。(OS/2 MAGAZINE No.5 96ページ)(Warp)
設定ノートブックでLaunchPadは[常に手前に表示する]様に設定出来るが、設定しなくてもデスクトップのアイコン・オブジェクトの無い所でダブルクリックするとLaunchPadがアクティブになる。(OS/2 MAGAZINE No.5 96ページ) [常に手前に表示する]様にすると邪魔だとの説もある。LaunchPadはクローズしてもデスクトップをダブルクリックするとまたパレットが表示される。(Warp)
LaunchPadのアイコンを削除した時、Drawerの一番右側のオブジェクトがLaunchPad本体に引越して来る。
LaunchPadでリンクが切れて「!」アイコンが表示されてゐるオブジェクトはシュレッダーにドラッグ&ドロップすれば削除出来る。
config.sysに以下のように記述。
set scuseprettyclock=yes
config.sysに以下のように記述。
set menusfollowpointer=on
フリーウェアのCD in a Boxはデザインも操作性もなかなか良い。(OS/2 MAGAZINE No.7 44ページ)
Warp V.3.01にはついにCCCDP/2が標準添付となった。J-Pocket2に入ってゐる。
動画のオブジェクトを複数開かうとすると「ヒープ」が不足して開けない事がある。これはCONFIG.SYSの
DEVICE=X:\MMOS2\SSMD.SYS
を
DEVICE=X:\MMOS2\SSMD.SYS /H:128
とする事で解決出来る。(OS/2 MAGAZINE No.7 44ページ)
MMPM/2でVideo for WindowsのVideo1/CinepakフォーマットのAVIファイルを再生するには、シェアウェアのAPCODEC2を使ふ。インストールには[マルチメディア]フォルダーの[マルチメディア・アプリケーション・インストール]を使ふ。Intel IndioフォーマットのAVIファイルならそのまま見られる。(OS/2 MAGAZINE No.6 45ページ、OS/2 MAGAZINE No.7 45ページ)なほ、MMPM/2専用のCodecのAVIファイルはWindows上では再生出来ない。
OS/2 Warpに付属するGBMV2は対応フォーマットも多く、割と使へる。(OS/2 WarpのJ-POCKET収録)
Picl2は日本製のグラフィックローダーで、高速かつ日本独自のフォーマットにも対応するといふ点貴重である。(Pack8000収録)
フォトCDを見るにはWarpのマルチメディア・ビューアーが使へる。(OS/2 WarpのBonusPak収録)「BonusPak」の「マルチメディア・ビューアー」の項も参照。
ドライブA・Bオブジェクトによつてアクセス出来る。
右クリックで出るメニューではディスクのチェック・フォーマット・コピーができる。フォーマットはここで行なふのが意外と便利。(複数のディスケットをフォーマットするのがやり易い)ただ、ディスクコピーはコマンドプロンプトのDISKCOPYコマンドを呼出してゐるだけである。シェアウェアでPM版のディスクコピーツールDiskCopy/PM等が有り、そちらの方が便利。(Hobbes OS/2 Archived CD-ROM所収)
オブジェクトを他のフォルダーにコピーする時は[Ctrl]、移動する時は[Shift]を押しながらドラッグする。(Warpマニュアル)
[ドライブ]フォルダ内の空白領域で右クリックして、[パーティションの作成]を選ぶとFDISKPM.EXEが起動して、ハードディスクのパーティションの設定、ブートマネージャの設定が出来る。
DOSのパーティションの設定にはDOSのFDISKを、OS/2のパーティションの設定にはOS/2のFDISKを使ふ方が良い。
OS/2はFATでは504MB未満のディスクしか管理出来ない。
ブート・マネージャーは省略時の設定では最後に起動したパーティションからオペレーティングシステムを起動しようとする。しかしFDISKPM.EXEなどで設定を変更し、起動パーティションを設定した場合などに元通り最後に起動したドライブから起動する様にするには、OS/2コマンドプロンプトから
SETBOOT /0
を実行する。(Stupid OS/2 Tricks, release #5)
OS/2でブート・マネージャーを使つてインストールした後MS-DOS/Vをインストールすると、ブート・マネージャーが無効になる。この時はDOSのFDISKコマンドでブート・マネージャーのパーティションをアクティブにする。IBM(PC)-DOS/Vでは当然この様な問題は起らない。(OS/2 MAGAZINE No.6 92ページ)Windows95でも同じ。(OS/2 WORLD 1995.12 44ページ)
アクセス不可能なドライブ・ファイルは実行中のアプリケーションが使つてゐることがある。あるアプリケーションでファイル・ディレクトリを作成した場合、そのアプリケーションを終了するまでそのファイル・ディレクトリは削除出来ない。
圧縮ファイルの解凍は、OS/2用の圧縮・解凍ソフトで行なふ事。DOS用の圧縮・解凍ソフトでは拡張属性が失なはれる事がある。OS/2ネイティブのLHA/UNZIP等がある。 (OS/2 MAGAZINE No.3 118ページ) ただしLHAは2種類有つて相互に互換性が無い事に注意。
ダブルクリックで圧縮ファイルを解凍するには、圧縮・解凍プログラムのプログラムオブジェクトで関連付けを行なふ。例えばUNZIP.EXEのプログラムオブジェクトを作り、*.ZIPを関連付けた後、作業フォルダーには常に解凍するファイルを置く先を指定する。これで*.ZIPファイルをダブルクリックすると指定ディレクトリに自動解凍される。(OS/2 3.0 Warp パワーガイドブック69ページ)ただ、PackMan等のアーカイブマネージャの方が使ひ勝手は良い。(次項参照)
OS/2用フリーウェア・シェアウェアのファイラーにも圧縮ファイルを扱へるものは有る。強力なファイラーのFM/2(シェアウェア)付属のAV2.EXEや圧縮ファイル操作専用のPackMan(国産フリーウェア)が使ひ易い。(いづれもOS/2 MAGAZINE No.6 CD-ROM所収)(CD6 MAGAZINE)
FATのディスクの最適化をDOSの最適化プログラムで行ふ場合、拡張属性を処理出来るものを使ふ。例えばDOS附属のDEFRAG等。(DOSマニュアルには「使用するな」と書いてあるが大丈夫な筈)(PC DOS Ver.7.0/Vマニュアル)Nortonのツールなら大丈夫だと言ふ話もある。(古いと駄目?)なほ、当然ながらDOS用DefragmentationツールをOS/2のDOSプロンプトで実行したりしてはならない。どうなるかは神のみぞ知る所だが、確実に悲惨な事になる筈。使ふならピュアDOSで。(OS/2 MAGAZINE No.3 46ページ)
FATの場合、OS/2のワークプレースシェルは各ファイルのロングファイルネームやアイコン等の拡張属性を WP ROOT. SFとEA DATA. SFに保存する。この2つのファイルはファイルを操作するごとにデータが追加され、断片化し易い。所が共にリードオンリーファイルであり、またDOSのファイル命名規則に違反してゐるのでDOSの最適化ツールでは処理されない。これを解決するにはまづ両者をDOSの命名規則に従つたファイル名にリネームし、次にリードオンリーの属性を解除せねばならない。DOS・OS/2のシステムユーティリティで(REN)DOSの命名規則に従つた名前にリネームする事は可能である。問題はそれを元の名前にどうやつて戻すかである。これはDOS・OS/2の標準のユーティリティでは不可能である。フリーウェアのSfrenameを使ふと*. SFファイルをDOSのファイル命名規則に従つた名前にリネームし、後で戻す事が出来る。(Blowfish OS/2収録)
REXXプロシージャファイルは1行目に/*...*/
のコメント行が有るファイル。実はOS/2のバッチファイルであり、拡張子は同じ*.CMDを使用する。
REXXの機能だけでどれだけの事が出来るかを知りたければ、FD2を使つて見ると良い。REXXだけでDOSのFDとほぼ同等の機能を実現してゐる。その機能強化版のFD2edもやはりREXXだけで作られてゐる。(OS/2 MAGAZINE No.6 CD-ROM収録。FD2edはPack8000収録)
もちろんVX-REXXやDr.Dialogなどの開発ツールもある。Dr.DialogはREXXにより簡単なアプリケーションを作れるフリーウェア。J-Pocket2などで入手可能。
マルチメディア・ビューワはワークプレースシェルに画像や動画、デジタル音声といつたマルチメディア系のデータを見やすくファイリングする機能を付加する。ファイリングにはライトテーブルフォルダーといふ特殊なフォルダーを使ふ。
ライトテーブルにあるスライドの元絵を見るには右クリックのポップアップメニューを使ふ。(スライド内部と外枠のクリックはそれぞれ動作が違ふ)ダブルクリック時の動作は別途グラフィックツールの存在を予期してゐるので、プログラムを設定しておくとよい。
スライドの追加もポップアップメニューを使ふ。スライドは特殊なオブジェクトなので、データファイルのドラッグ&ドロップだけでは作成されない。ただしデータファイルが画像データでない時はスライドにならず、データの種類を表すアイコンになる。(OS/2 MAGAZINE No.6 46ページ)(Warp)
所詮おまけと割切つて使ふこと。でないと単にいらいらするだけである。
IBM Worksはインストール時、文書、スプレッドシートなどのテンプレートを作成する。だからWindows流にIBM Works起動用アイコンをダブルクリックしてもよいが、テンプレートでデータアイコンを作成してから左ダブルクリックしてオープンする方が「オブジェクト指向」的である。(OS/2 MAGAZINE No.6 36ページ〜)(Warp)これはどうやらLisaのインターフェースを真似たらしい。(パソコンOption ?号)
IBM WorksはChampion、Take5等のバージョンアップ版に当るが、読込めるファイルは基本的に英語版のIBM Worksデータファイルだけである。(Warp BonusPakマニュアル) Windows版Champion 2 Worksのファイルは読込めない。Word、一太郎、Excel、1-2-3等のメジャーなアプリケーションのファイルも読込めない。データベースに関しては割合サポート範囲は広いが、一般にデータベースは互換性を重視してゐるものである。だからIBM Worksは他のデータベースプログラムに比べれば、ファイルフォーマットのサポート範囲はずつと貧弱と言つて良い。
IBM Worksでは長いファイル名が扱へる。(OS/2 MAGAZINE No.6 36ページ)ただIBM Worksアイコンから起動した場合、FATでは長いファイル名で保存出来ない。あらかじめテンプレートをコピーして作成したデータファイルに長い名前を付けておけば問題は無い。
[IBM Works]の[IBM Works]アイコンをダブルクリックした時に表示される専用ランチャーにある[環境設定]を使つて設定ノートブック[単位]ページの[外見]で「くぼみ」を選択すると表示が格好良い。(OS/2 MAGAZINE No.7 80ページ)ちなみにChampion2ではデフォルトで3D=「くぼみ」表示である。
IBM WorksのマニュアルはWarpに付いてこないが、Champion2 Worksのマニュアルで代用出来る。ただ、Championに標準で付いてくるマニュアルは簡易マニュアルである。ただある程度は勘で使へるのでマニュアルは要らないといへば要らない。
IBM Works、PIMでは、画面上のデータをシュレッダーにドラッグ&ドロップする事で削除が出来る。IBM Worksでは左ドラッグで範囲選択し、右ドラッグで他のデータファイルにドラッグ&ドロップできる。[Ctrl]+[Shift]を押しながらドラッグ&ドロップすればその範囲のデータはリンク付きで複写され、一方が変更されればもう一方も変更される(WindowsのDDEと同じ)。(OS/2 MAGAZINE No.6 36ページ)
PIMのデータをIBM Worksにドラッグ&ドロップして取込める。(OS/2 MAGAZINE No.6 36ページ)
ワープロの同一ファイル内ではドラッグ&ドロップ出来ない。ただスプレッドシートでは、同一ファイル内のセル間でドラッグ&ドロップによる移動・コピーが可能。ただしコピー・移動元セルにはフォーカスが当つてゐるやうにする必要がある。
縦書、段組は不可。機能的にはWindowsのライトに毛が生えた程度の、ただし日本語化が不完全なワープロと思つておけば良い。
セルに網掛けを施す場合は、メニューバーの[セル]-[枠線]を使ふ。
行・列の番号を印刷しない様にするには、[ファイル]-[印刷]で現はれるダイアログ中の、[オプション]の「行と列の見出し」のチェックを解除する。
グラフ作成はレポートライターの役目である。
IBM Worksのデータベースでは新規作成時に自動的にフォーム設計モードに入り、作成済みのデータベースならデータ入力/検索モードになる。Champion2 Worksと同じ。(OS/2 MAGAZINE No.6 36ページ〜)
データベースのレコードを削除するにはまず[Ctrl]+[D]で画面上からデータを削除し、メニューバーの[オプション]-[削除マーク付きレコードの削除/圧縮]を選ぶといふ二重の手続が必要。(OS/2 3.0 Warpパワーガイドブック 161ページ)(Warp)
PIMではマウスの設定を[標準設定]にしておかないと、ドラッグ&ドロップがうまく行かない。(OS/2 3.0 Warp パワーガイドブック166ページ)
PIMで予定を知らせるアラームを有効にするには、「イベントモニター」を起動しておく必要がある。[始動]フォルダーに「イベントモニター」のシャドウを放り込んでおく事。(OS/2 3.0 Warp パワーガイドブック167ページ)
「電話帳」は日本語化が拙い為、使ひ物にならない。(ソートがアルファベット順でしか出来無い)
(以上Warp)
(Warpマニュアル、Stupid OS/2 Tricks, release #5)
(Warpマニュアル、Stupid OS/2 Tricks, release #5)
Warpの「ユーティリティ・ディスケットの作成」でつくられるディスクの3枚目に、Warpを根こそぎ削除するツール(OSDELETE)が入つてゐる。「ユーティリティ・ディスケット」の項も参照。
WP ROOT. SFやEA DATA. SFといつた拡張属性を保存してゐるファイルを削除するにはファイル名にスペースが入つてゐるので、DOSのプログラムによつては操作・削除出来ない事がある。これらのファイルを削除するには以下の方法を使ふ。
ATTRIB -R -S -H WP?ROOT.?SF
ATTRIB -R -S -H EA?DATA.?SF
DEL WP?ROOT.?SF
DEL EA?DATA.?SF
(OS/2 MAGAZINE No.6 109ページ)
なほ、FDで削除する方法もある。FDでは直接これらのファイルの属性を変更は出来ないが、リネームする事は出来るので、DOSの規則に合つた名前に変更してから削除すれば良い。SFrenameも便利。「ファイル」の「拡張属性」の項も参照。
ディレクトリを根こそぎ削除するにはFILMTN(フィルメンテ)が便利。
以下、本文書作成に当り参照した文献の各作者に感謝いたします。一部は原文をそのまま再利用しました。