- 制作者(webmaster)
- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
PC用語集/P
P2P
parallel port
- パラレル轉送(データを1バイトづつ送る)を行ふ周邊機器を接續する爲のインタフェイス。
- プリンタやスキャナを繋ぐのに良く使はれた。SCSIやEthernet、サウンドユニットを繋ぐのにも使へる。
- コネクタはD-SUB25ピンのメス。
- 出力のみが可能な單方向パラレルポートと、入出力が可能な雙方向パラレルポートがある。
- IRQが割當てられる事が多いが、實際に使はれる事は少い。
- LPT1、LPT2、LPT3の3つのパラレルポートがBIOSではサポートされてゐる事が多い。
Pascal
- 1971年にスイス聯邦工科大學のNiklaus Wirth教授らが作成したプログラミング言語。
- Algol系。
- 本來は教育用で、比較的嚴密な筆法を要求する。構造化プログラミングを意識した文法を持ち、プログラマが獨自のデータ型を定義出來るが、文法やデータ型を嚴しくチェックする。
- 初期のWindowsはPascalで書かれてゐた。現在はCで書直されてゐる。
- 製品では、BorlandのTurbo Pascalが有名。
- 現在もBorland(Inprise)はDelphiを販賣してゐる。Delphiの採用してゐるObject Pascalは、Pascalをオブジェクト指向にすべく、Borlandが獨自擴張したもの。
※この項に關して、田中氏に色々と教へて頂きました。
PC
- Personal Computer。メインフレーム等に對する概念。個人用のコンピュータの總稱。ハードウェアの仕樣が(基本的に)公開されてをり、自由にソフトウェアを作れるオープンなアーキテクチャである事がパーソナルコンピュータの要件とされる。
- IBM製のパーソナルコンピュータの名稱が「The PC」であつた。現在は互換機も含めて、IBM PCアーキテクチャを指す。
- 日本では1980年代中葉から90年代中葉まで、PCと言ふとPC-98シリーズを指した。PC-98シリーズが、日本のPC市場で壓倒的なシェアを持ち、一般的だつた爲である。
- MacやAMIGA、X-68000のやうな獨自仕樣の個人向けコンピュータに對する概念として、特にIntel製のCPUを搭載したコンピュータの事を言ふ場合がある。
PC Card
- 「JEIDA/PCMCIA仕樣」として共通規格化された擴張デヴァイスの事。
- 1989年にJEIDA(日本電子工業振興協会)によつて制定されたJEIDA Ver.3.0、1990年にPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)によつて制定されたPCMCIA Rel.1.0、PCMCIA Rel.1.0との互換性を考慮して制定されたJEIDA Ver.4.0は、ICメモリカード用の仕樣であつた。
- 1991年にはI/Oカードとしての使用も考慮されたJEIDA Ver.4.1/PCMCIA Rel.2.0が發表され、メモリ増設用の仕樣から、汎用の擴張バス仕樣に變つた。
- 1995年、PCMCIAとJEIDAは「PC Card Standard」を發表(PC Card 95)。PCMCIA、JEIDAの呼稱はなくなつた。この規格で登場した「CardBus」は、以下の機能を備へる。
- 32ビットバス、バスクロック33MHz、データ轉送速度は最大132Mbps。
- DMA搭載。バスマスタ機能をサポート。
- 電壓切替機能。5V/3.3Vで可動。
- マルチファンクションカードを實現可能。
- パワーマネジメント機能。
PC DOS
MS-DOSのIBMに於る名稱。
PC DOS 7.0
- MicrosoftがWindows95をリリースする直前、IBMがリリースした「最後のDOS」。
- コードの最適化で、メモリ使用量が極限まで減らされてゐた「藝術品」とも言へるDOSである。
PC DOS 2000
DOS7の2000年對應版。ユーロ記號が追加されるなど、小規模な改修が行はれてゐる。
PC H98
- NEC製のコンピュータ。PC-9800の上位版であつた。
- 畫面周りがノーマル98とは全く異る仕組みである爲、互換性が低く、H98モードでは專用のソフトウェアを必要とした。
- 極めて高價な値段設定がなされた事もあり、全く普及しなかつた。
PC WAVE
- はじめ電波實驗社から、のちラッセル社出版から刊行されてゐたPC專門雜誌。大陸書房から出てゐたPCフォーラムの後身。
- DOS/Vブームの先驅者であり、日本で初めてCD-ROMを附録に附けた雜誌であり(實際には別送)、DOS/Vブームを眞先に見限つた雜誌である。
- ラッセル社出版は平成11年4月1日に業務を停止、4月2日に二囘目の不渡りを出し、4月27日に倒産した。「PC WAVE」は1999年4月號(通卷第81號)で廢刊となつた。
- 「廢人雜誌」として有名だつた。PC Haijin Clubは投稿欄の名稱である。
PC98
- Microsoftが定めたPCの規格の一つ。
- 1997年に發表されてゐる。
- CPU:MMX Pentium 200MHz、メモリ:32MB。ディスプレイ:フルカラー/800×600ドット。
- 「脱ISA」が目標。AT以前のレガシーなデヴァイスを排除するのが目的。
PC98-NX
- NEC製PC/ATもどき。1997年9月發賣。
- PC-9800後繼機。「PC97/PC98システムデザイン準據」。
- PC-9800とハード的な互換性はない。
- 今は「PC-NX」と呼ばれてゐる。
PC-9800
- NEC製のコンピュータ。1982年發賣。PC-9801系列、PC-9821系列がある。
- PC-98(PC-98HAなど)やH98は、互換性が低すぎるので、PC-9800ファミリには含めない。
- エプソン製の互換機(PC-286/386/486)を含めて言ふ事もある。
- 1980年代から90年代にかけて、日本のPC界を支配した「ガリバー」NECのフラッグシップマシン。
- 當初はBASICマシン。のちMS-DOSマシンとなる。PC-9821はWindowsマシン。
- システムとヴィデオまはりが密着してゐたのは、このシリーズの特徴でありアキレス腱だつたと言へる。擴張性が全く無かつたと云ふ事と同義で、IBM PCのやうに時代に合せて發展・進化する事が出來なかつた。
- 畫面解像度は、基本的に640x400ドット固定。1096色中16色表示が可能で、グラフィックモードとテキストモードの重ね合せ表示が出來た。一時期まで、PC-9800シリーズの表示は相對的に高機能のものであつた。
- ノーマルモードとハイレゾモードを切換へるとシステムメモリの配置等が全て變更され、同一のマシンがまるで異るアーキテクチャのコンピュータであるかのやうに振舞ふやうになつてしまふ。
- 古い機種ではパレットレジスタが讀出せない。カラーパレットの問題をソフトウェア的に解決する爲、「常駐パレット」が發達した。
- V-TEXTを使へるDOS/Vが登場した事で畫面表示の優位性を失ひ、Windows時代が到來した事によつて存在意義を失つた。
- PC-9800シリーズでは、NECがプログラム配布に條件を附けなかつた事もあつて、コンシューマ機と違つて、相當際どいプログラムも制作されてゐる。末期は「エロゲー」專用機と言はれてゐた。
- Windows98まででしかサポートされてゐない。PC-9800向けのWindowsMeは開發されなかつた。
PC/AT
PC Advanced Technology。IBMの商標。互換機で有名。
PC/XT
PC eXtended Technology。IBMの商標。互換機が澤山生まれた。
PCI
- Peripheral Component Interconnect。
- Intelが提唱し、PCI Special Interest Group(PCI-SIG)が管理するCPU非依存のbus architecture。ISA/EISAのやうな汎用バスやVL Busがx86系CPUに依存してゐたのに對し、PCIは特定のCPUに依存しない。IBM PC/AT互換機、PC-9800シリーズ、Macintoshの他、ワークステーションで使用されてきた。
- 1992年にVer.1.0が、93年にVer.2.0が策定された。現在の最新のヴァージョンはPCI 2.3。
- CPUローカルバスに、コントローラを介してバスを接續する。複數の機器がパラレル接續されてバスを共有、バス上にはデータが雙方向に流れる。
- ブリッジを介して他のバスを接續出來る。
- 規格上、32bit/64bit幅で動作クロックは33MHz/66MHzである。コンシューマ向けのPCでは、バス幅32bit、動作クロック33MHzである事が多い。
- CPUが高速化された現在、システムバスであるPCIのバスがPC全體の中でのボトルネックとなりつゝある。サーヴァ及びワークステーション向けのインタフェイスとしてPCI-Xが、コンシューマ向けのインタフェイス規格として新たにPCI Expressが策定されてゐる。
- NECに先行してPCIを採用したエプソンは、PC-98互換機で從來のPC-98のスロットに似た特殊な形状のPCIバススロットを採用した事がある。エプソンに遲れてPCIを採用したNECは、PC-98シリーズで一般的なPCIのスロットを採用した。エプソンも本家に追從した。
PCI Express
- 2001年春にIntelから公開され、「3GIO(3rd Generation I/O)」のコードネームが知られてゐたバスアーキテクチャ。2002年7月にPCI-SIGで規格化された。
- コントローラとデヴァイスとをpoint-to-point(1對1)で接續し、データを1bitづつ轉送するシリアル轉送方式を使用する。
- 從來のパラレル接續のPCIでは、一つのデータを轉送するにも複數の信號線に分割する爲、各信號線間での信號の調整が必要となり、高周波化が困難であつた。また、ノイズ遞減の爲にマージンをとるには、パラレル接續の場合、必要ピン數が増え、コストが増加する。そこでPCI-Expressでは、信號線が少く、高周波化をし易いシリアル轉送方式を採用した。動作周波數は2.5MHzにまで高められてゐる。
- 階層アーキテクチャを採用。プロトコルをトランザクション層、データリンク層、物理層に階層化・レイヤー化した。これにより、層ごとのアップグレードが可能となつてゐる。
- ソフトウェア的には既存のPCIと互換性を保つてゐる。ただし、PCI Expressの獨自機能を利用するには、PCI Express擴張空間にアクセスする必要がある。
- 片方向の信號線で2.5Gbpsの轉送が可能となつてゐる。片方向で二本、雙方向で計四本の信號線をもつて「一レーン」を形成し、このレーンを束ねた組を「リンク」と呼ぶが、リンクによつてさらに高速化する事が出來る。「x1リンク」で250MB/秒、以下x2、x4、x8、x16、x32が規格化されてゐる。
- コネクタはエッジ型となつてゐる。x1リンクは36ピン、x2、x4……と數字が上がるにつれてピン數が増やされ、コネクタが延長される。コスト増加を抑へる爲、既存の技術で作れるやうになつてゐる。
- コンシューマ向けPCでは、PCI ExpressがPCIやAGPを置換へていくものと見られる。
PDF
- Portable Document Format。
- Adobe Systemsが提唱した電子文書の規格の事。プログラミング言語であるPostScriptの機能を削り、ネットワーク環境で使へるデータフォーマットとして改訂したもの。
- 描畫は單ページ單位。ページ内のデータ檢索が可能。ハイパーリンク機能、マルチメディア機能、セキュリティ機能も用意されてゐる。
- 畫像も含めてデータが壓縮される爲、ネットワーク配信や大量の文書を保管する用途に役立つ。
- フォントを埋め込めるやうになり、PostScriptに比べてデータの再現性が飛躍的に高くなつた。Acrobat 4はダブルバイト對應してをり、例へば日本語のPDFデータを日本語フォントのないOS上で出力する事も可能となつてゐる。
- PDF生成プログラムは、AdobeがAcrobatを提供するほか、サードパーティ製品も多數ある。
- インターネットでの配信に利用される事も少くないが、閲覽者側の評判は必ずしも良くない。むしろ、可搬性が高まつた事で、印刷業界での利用が増えてゐるやうだ。
Peer to peer
- ピアツーピア方式。リソースを提供する特定のサーヴァが無く、クライアントが個別にリソースを持つて互ひにサーヴィスを提供し合ふネットワークの形態の事。
- LANでは、小規模なネットワークで便利に使はれる方式であるとされる。Windowsで簡單に實現出來るピアツーピアのネットワークでは、他のPCのHDDにあるデータを讀み書きできたり、他のPCに繋がつてゐるプリンタで印刷できたりする。
- インターネットでは、ウェブやFTPのやうなサーヴァにリソースを要求するサーヴィスではなく、個別のクライアントが互ひに直接接續してリソースを共有するサーヴィスの事を言ふ。特定のサーヴァを持たないので、ユーザが接續してゐればサーヴィスは全體として續行するが、ネットワークに掛かる負荷が大きくなる。データのやりとりに使はれて、ファイル交換やストリーム配信に利用される事がある。P2Pは、ファイル交換と同義扱ひされる事もあるが、ファイル交換だけではなく他にも多數、應用される方法がある。
- 「クライアントサーヴァ方式」と對義的な意味を持つが、必ずしも排他的である訣ではない。かつてのNapsterは、Mp3のリストをNapster社の中央サーヴァで管理するクライアントサーヴァ方式で、實際のMP3データのやりとりはピアツーピアでユーザ同士が直接行ふものであつた。一方、Winnyでは一旦接續が確立したあとは完全なピアツーピアとなる(Winnyネットワークに參加する爲には參加者のノードを知る必要があり、ノードのリストを別途入手する必要はあるが、それ自體はWinny用のサーヴァで管理されてゐる訣ではない。ノードのリストは單なるデータであり、ウェブ上でも入手できた)。
Perl
- ラリー・ウォール氏が開發したスクリプト言語。
- もとはUNIX向に開發されたもの。UNIX標準のテキスト處理プログラムであるSEDやAWK等に對する不滿から作られたプログラミング言語で、テキスト處理に力を發揮する。
- インターネットでは、サーヴァにUNIXが採用されてゐる事が多く、どこでも使へるので、CGIの作成によく使はれる。
- WindowsNTサーヴァにもPerlインタープリタが入つてゐる事もある。
Phishing
- フィッシング詐欺。sophisticatedとfishingとを組合せた造語らしい。インターネット等のコンピュータネットワークを利用して、巧妙なやり方で個人情報を盜み出す行爲を指して言ふ。
- 送信元を實在の銀行やクレジットカード會社、ECサイト等と裝つたスパムメールを送信し、實在のウェブサイトに見せかけた僞サイトにメールの受信者を呼び込んで、個人情報を入力させる。檢索サイトから合法サイトに見せかけた僞サイトに閲覽者を誘ひ込み、個人情報を入力させる。ブラウザのアドレス欄に表示されるURLを本物であるかのやうに擬裝し、閲覽者を安心させて、僞サイトで個人情報を入力させる。等々。
- アンチウイルスソフトやスパイウェア驅除ツール等で對策が困難である爲、「メールからウェブサイトに行かない、行つても個人情報を入力しない」「確實な方法でアクセスした正規のサイトでなければ個人情報を入力しない」「メールヘッダを見て送信元を確認する」「ブラウザのセキュリティホールは豫め塞いでおく(URL詐稱を防ぐ爲)」等の自衞が必要となる。
- 詐欺師(フィッシャー)は、入手した個人情報を利用してサーヴィスを勝手に利用する。その爲、被害に遭つたら警察に屆け出る、クレジットカード番號を盗まれたらクレジットカード會社に聯絡する、といつた策を被害者は早急に講ずる必要がある。
Photoshop
Adobe社製の畫像作成・編緝ツール。
PHP
-
- Hypertext Preprocessor。
- イスラエルのZend Technologies社が開發したHTML埋込み型のスクリプト言語。
- オープンソースで、各種プラットフォームで動作する。
- データベースとの連携にすぐれる。
- PHP: Hypertext Preprocessor
-
PEACE and HAPPINESS through PROSPERITY
。繁栄によって平和と幸福を
。
- 昭和21年11月3日、松下幸之助氏(松下電器創業者)によつて創設されたPHP研究所の理念。
- ++PHP INTERFACE++
PICT
- MacintoshのMacOSが標準でサポートする畫像フォーマット。
- 256階調のグレースケールを表現可能。
- 32bit/pixelのカラーデータを附加し、RGBの掛合はせでフルカラーを表現出來るやうにしたPICT2が開發されてゐる。現在PICTと言へばPICT2の事。
pixel
- 畫素。ピクセル。
- 畫像を表す最小單位。コンピュータが扱ふ「點」の事。dotはただの點で、pixelは畫像情報の最小のまとまりとしての「點」。
Plug & Play
- IntelとMicrosoftが策定し、Windows95にはじめて搭載された、接續された周邊機器のリソース割當てやコンフィグレーションをPC/OS側で自動的に行ふ機能の事。
- PnPと略される。
- 基本的にPnP對應の周邊機器でしか有效でない。レガシーな周邊機器を接續した場合にも自動設定を試みるが、認識に失敗する事もある。
- のちにホットプラグの仕樣が追加されてゐる。
PNG
- Portable Network Graphics。
- 「ぴんぐ」と讀む(さうである)。
- 米國UNISYS社の特許(LZW:Lempel Ziv Wilch)に牴觸するGIFに代るウェブ用の畫像フォーマットとして、W3Cで規格化された。
- グレイスケール/インデックスカラー(最大256色)/トゥルーカラー(最大280兆色)。
- 可逆壓縮方式を採用。畫像が劣化しない。
- インタレースPNGは、表示は綺麗だが、壓縮率が良くない。
- ガンマ値を指定出來る。
- αチャネルが使へる。
- Netscape Navigator 4.04以降、Mozilla Browser/Netscape 6、Internet Explorer 4/5のいづれのブラウザでも表示可能。
- アニメーションGIFに對應する規格として、MNG(Multiple-image Network Graphics)が策定されてゐる。(これに對應してゐるブラウザは少い)
POP
- Post Office Protocol。
- 電子メールをスプールしてゐるメールサーヴァから、TCP/IPプロトコルを使つてメールスプールの内容を讀出す爲のプロトコル。
- RFC1939で定義されてゐる(POP3)。
- 多くのメーラ(メールクライアント)が電子メールを受信する際に使ふ。
portal
- ポータルサイト。portalとは「門」「入口」の事。
- 多くの閲覽者がウェブのサーヴィスにアクセスする際經由するサイトをインターネットの門や入口に喩へたもの。
- Yahoo!等の檢索エンジンが膨大な閲覽數を稼ぎ出し、巨大サイトと化する事で、ポータル化したとされる。
- ポータルサイトはテレビや新聞同樣、廣告からの收益で成立つてゐる。
- レガシーなメディアでは視聽率や部數が増えると廣告收入が増える。しかし、ウェブのポータルでは、閲覽數が増えるとサーヴァのレスポンスが落ちる問題が生ずる。廣告收入増加を設備投資の増加が相殺するので、閲覽數が増えると出費も嵩む。だが、IT産業ではなぜか賣上だけが重視される爲、ポータルは無闇矢鱈と閲覽者を集め捲る。
- Yahoo!など、既に自己完結してしまつてその中だけで必要にして十分なサーヴィスが用意されてしまつてゐる。最早「門」や「入口」ではないやうな氣もするが、未だに「ポータル」と云ふぽ〜ッとした用語が使はれ續けてゐる。
PostScript
- 1985年にAdobe Systems社が發表したページ記述言語。
- PostScript對應の出力環境でならば、同じイメージを出力する。
- DTP業界では標準。
PowerBook
Appleが開發・製造・販賣してゐるノート版のMac。一部の機種はソニーやIBMが開發を擔當した。
Presentation Manager
OS/2のguiの事。
program
プログラム : 電子計算機の爲のデータ處理作業の手續きの指示。ANCHOR英和辭典第2版
手續きのデータが保存されたファイル自體を「プログラム」と呼ぶ事もある。
Program Manager
- プログラムマネージャ。progman.exe。Windows3.0/3.1の標準シェル。
- 不出來だつたので、Windows3.x時代は互換シェルが隆盛を極めた。
- 初期のWindows95にも殘つてゐる。
Proxy
- ネットワークの出口の外に置かれ、ネットワーク外部(インターネット)へのアクセス一切を代行するサーヴァをProxyサーヴァと云ふ。データを中繼する役割を持つ。
- インターネットのいろんなリソースにアクセスするのを、自分のマシンに代つてやつてくれるサーヴァ一般の事。ファイルのキャッシングに利用したり、太い囘線を選擇するのに利用したり出來る。自機の匿名化に利用できなくもないが、不完全なので實は使へない。
PS
- PlayStation。ソニーのゲーム機。
- PostScript。印刷の制御に使はれる「ページ記述言語」の一つ。DTPの世界では標準。
PS/2
Personal System/2。IBM製のコンピュータ。多分IBMの商標。VGAとPS/2マウスと云ふ遺産を殘して消えた。
PS/55
日本アイ・ビー・エム製の日本人向コンピュータ。1980年代に1024x768 dot(?)の高解像度を標準で採用してゐた。24 dotフォントでないと漢字を正確に表現出來ないと云ふのがその根據。
PS/55 note
PS/55のノート版。ごく初期のラップトップPCには、特殊な解像度を採用してゐたIBM日本語DOSに合せた特殊解像度の液晶(750x512)を搭載したものもあつた。のち、5535にVGAの液晶を搭載する事が決つた時、「專用OS」としてDOS/Vが採用された。
PS/V
日本アイ・ビー・エムがPC-9800に對抗して出したPC/AT「純正互換機」。
put
インターネットで、ローカルからサーヴァにファイルを持つていく事。
パソコン通信からの聯想で「アップロード」「上げる」と呼稱される事が多いが、誤り。結果から見て「リソースの公開」と譯すのが妥當か。