- 制作者(webmaster)
- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
PC用語集/O
OADG
- PC Open Architecture Developers Group。PCオープン・アーキテクチャー推進協議会。
- DOS/V普及の爲に日本アイ・ビー・エムの肝煎りで作られた業界團體。仕樣の標準化を實現し、技術情報を公開する等の業績がある。
Ogg Vorbis
オープンソースで開發されてゐる、パテントフリーの音聲コーデック。無償で利用出來る。非可逆壓縮。
OLE
- Object Linking and Embedding。
Opera
- ノルウェーOpera社が開發してゐる視覺系ユーザエージェント(ウェブブラウザ)の名稱。
- W3Cの勸告した各種仕樣を比較的忠實にサポートしてゐる事、レンダリングが高速な事で知られる。
- ヨーロッパ方面では有名。世界規模では1%未滿のシェアしか持つてゐなかつたが、Internet Explorer、Netscape Navigatorに次ぐ「第三のブラウザ」として最近では認知が進んでゐる。
- 長い間ASCIIで記述されたHTML文書しかまともに整形出來なかつたが、Ver 6でユニコードベースとなり、非ASCIIの文字も扱へるやうになつた。
- ウェブで配布されてゐるのは廣告の表示されるデモンストレーションヴァージョンで、御金を拂つて登録すると廣告なしに出來る。
- 日本ではトランスウエアが販賣元になり、登録を受附けてゐる。
OS
- Operating System。
- ユーザやアプリケーションプログラムなどのウェットウェアやソフトウェアとコンピュータのハードウェアとの仲立ちをしたり、ハードウェア同士の仲立ちをしたりするプログラム。
- ユーザやアプリケーションが直接コンピュータのハードウェアを驅動しないで良いやうにする爲のクッション的な存在。
- 各種手續きを體系化してゐるので「システム」と呼ぶ。ユーザやアプリケーションは一定の手續きを取れば、コンピュータが適切に動作するやうOSが取計らつて呉れる。
OS/2
- IBMとMicrosoftが共同開發した32ビットOS。
- Ver.1.x當時は「MS-DOS Ver 5」と呼ばれて、次世代の標準OSとなると期待されてゐた。286に對應した爲、DOSエミュレーションが極端に遲くなるなどの「缺陷」を抱へてゐた。
- Ver.2以降、Microsoftが拔け、IBMが單獨で開發を續行した。Windows 3.0の成功を見たMicrosoftは、OS/2を見限り、以後、Windowsに專念した。
- Ver.3以降「ワープ」の愛稱を與へられた。Microsoftとの關係が冷え切つてゐた時期の製品で、Windows95に對抗する意圖があつたと言はれる。
- Ver.4は標準でインターネット接續機能を搭載。既にWindows95が大成功を收めてゐた事もあり、メジャーヴァージョンアップであつたが、餘り目立つ事はなかつた。
- 堅牢なシステムであるがゆゑに、Ver.1.x時代から基幹業務で採用され、銀行のATMや企業のネットワーク等、ストップする事が許されない環境で利用されてきた。
- DOSやWindows(Win16)との互換性が極めて高い。一方、OS/2ネイティヴのアプリケーションは餘り開發されなかつた。
Outlook
- Microsoft製Mail User Agent兼スケジューラ。
- Office製品。
Outlook Express
- Microsoft製Mail User Agent兼News Reader。
- Internet Explorerや新しいWindowsに標準で附屬し、無償で配布された製品である。開發終了となつてゐる。