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- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
PC用語集/か行
改行コード
テキストの行末を表はす制御コードには、「行頭への復歸」(CR=キャリッジリターン:carriage return : 
)と「次行送り」(LF=ラインフィード : line feed : 
)とがある。
「改行」に關しては、OSによつて、これらの制御コードの解釋が異る。
- Macintoshでは「CR」
- unixでは「LF」
- MS-DOS/Windowsでは「CR+LF」
解像度
- 畫像データを構成する畫素の數。
- モニタやデジタルカメラの性能表示に良く使はれる。
- 「ドット」「ピクセル」の數で表現される。
假想記憶
- 實メモリ内の使はれてゐないデータを一時ハードディスクなどに待避させ、實メモリを空けて、より多くのプログラムを實行出來るやうにする事。
- 假想記憶の置かれるメディアの速度が遲い爲、プログラムの實行速度は低下する。
- もともと、RAMが極めて高價であつた爲、已む無く開發された技術である。
- 不足勝ちな實メモリ容量を補ふ爲に、ハードディスクなどのRAM以外の低速な記憶裝置の一部を、RAMの代用品として利用しようと云ふものである。
- メモリの高度な管理が必要であり、OS自體がその管理を行ふ事が多い。
- 現在はRAMの價格が馬鹿みたいに低下し、假想記憶の存在價値もまた低下しつつある。とは言へ、いざと言ふ時に必要となるものである爲、このややこしい仕組みは無くならないであらうし、ユーザは理解しておくべきものであらう。
- Windowsでは、假想記憶を使用しないとプログラムが動かない事もある。「Windowsでは必ず假想記憶を使用する事」と言はれたものである。
- 以前のMacOSでは、假想記憶を使用するとプログラム速度が低下する事があつた。「Macでは必ず假想記憶を切る事」と言はれたものである。
漢字Talk
- Apple純正のMac OS日本語環境の事。
- 1986年、1.0リリース。System3.0ベース。
- 1988年、2.0リリース。System4.1ベース。
- 1989年、6.0リリース。このヴァージョンから、オリジナルのSystemとヴァージョンナンバが一致するやうに。
- 1992年、7.0リリース。
- 1995年、7.5リリース。
- 1997年、7.5.5リリース。これを最後に、名稱がMacOSに統一され、「漢字Talk」とは呼ばれなくなつた。
光學ドライヴ
レーザー光を使つて「光學メディア」を讀書きするドライヴの事。CDドライヴやDVDドライヴ、Blu-rayドライヴを指す。
光學メディア
一部の記憶裝置の俗稱。レーザー光を用いてデータを讀取る讀込み專用の媒體と、書込みも出來る記録媒體がある。CD、DVD、Blu-rayディスク等、いろいろある。
ことえり
MacOS標準搭載のApple製IMの名稱。漢字Talk 7.0以降にバンドルされてゐる。
ごみ箱
GUI環境にしばしば登場するデスクトップメタファ。各種オブジェクトの削除、等の機能を「ごみ箱にドラッグアンドドロップする」事でユーザが表現出來るやうにする。
OS/2には「シュレッダー」と呼ばれるデスクトップメタファがあるが、「ごみ箱」の親戚。