- 制作者(webmaster)
- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
PC用語集/I
i-mode
NTT Docomoがやつてゐる世界最大級のISP事業。極めて獨特の規格が横行する世界。主要なブラウザは携帶電話。
i18n
internationalizationの略(18は18字略したと云ふ意味)。國際化對應の事。html 2.xがhtml 4.0以前では唯一國際化對應(i18n)の明記されたHTMLの規格。
IBM
International Business Machines。別名ビッグブルー。かつては世界最大のコンピュータメーカ。
IBM DOS
日本アイ・ビー・エム獨自のDOSの呼稱。PC DOS 6/V以降、本社の呼名に倣ふやうになつた。
icon
- コンピュータでは、オブジェクトを表す小さな畫像の事。
- GUI環境で「直觀的な操作を可能にする」と云ふ名目で使はれるが、必ずしも常に「わかり易い」譯ではない。
- ファイル自體を表すとは決つてゐない。機能を表現するアイコンも存在する。
- コンピュータの機能を隱蔽する爲、屡々誤操作を誘發する。
IDE
- Integrated Drive Electronics。本來ハードディスク專用のインタフェイス規格。ディスクコントローラをドライヴに持たせる仕組のため、インタフェイスが極めて簡單になる。餘りにも手輕で便利なので、仕樣の擴張を繰返しながら未だに生延びてゐる。ATAPI:AT Attachment Packet InterfaceでCD-ROMドライヴにも對應してしまつた。
- かつてはBIOSの制約で容量は最大512MB迄しか使用出來なかつた。その後、BIOSの改良で本來の性能である8.4GB迄利用可能(E-IDE/ATA-2)となつたが、HDDの進化は早く、Int13Hファンクションのシリンダ(Cylinder)、ヘッド(Head)、セクタ(Sector)の各パラメータを用いてHDDのセクタアドレスを指定するCHS方式は壁にぶち當つた。現在は擴張Int13Hファンクションが導入され、64bitのリニアアドレスを用いるLBA(Logical Block Addressing)方式により最大9444732965TB迄利用出來るやうになつてゐる。
- IDEでは2臺のHDDしか接續出來ない。E-IDEで4臺まで接續可能に擴張。
- ANSIではATA(AT Attachment interface)と呼ぶ。E-IDEはATA-2。
- 「いで」とローマ字讀みはしない。
IE
→Internet Explorer
IETF
- The Internet Engineering Task Force。インターネット技術標準化委員會。
- RFCを管理してゐる。
- IETF Home Page
iMac
Appleが開發・製造・販賣してゐるMacintoshシリーズの一つ。デザインが獨特なので好評だつた。
IME
- Input Method Editor。
- Windowsに於るアプリケーションプログラムと文字入力の間のインタフェイスの事。
- キーボード入力や手書き入力を文字に變換し、アプリケーションに渡す。
- 「かな漢字變換プログラム」と同義に扱ふのは誤り。
Infoseek
- 檢索サーヴィスをベースに發展したポータルサイト。
- アメリカではディズニーに買收され、Go.comを名乘つた。
- 現在、アメリカ・イギリス・メキシコのInfoseekは消滅。
- ドイツのInfoseekは健在。
- 日本のInfoseekは樂天に買收されてゐる。
Intel
- 1968年設立。
- 世界最大手のCPUメーカ。
- かつては4bitマイクロプロセッサ・4004、8bit CPU・8008で知られた。
- 8088(16bit CPUの機能限定版)がIBM PCに採用された。
- 1985年、DRAM市場から撤退。
- 8086、286、386、486、Pentium等のメーカとして、PC市場の擴大とともに巨大化。
- PC市場の支配者としてMicrosoftとIntelを總稱して「Wintel」と呼ぶ。もつとも、兩社は必ずしも親密と言へない。
Internet
軍事用のarpanetと學術ネットワークが結び附いて成立した國際的なネットワーク。
繋がつてゐるコンピュータがバケツリレー式にデータを配送する。接續が切れない事を至上命題に開發され、一箇所の徑路が切れても勝手に別の徑路を探し出して接續すると云ふ方式をとるネットワーク。現實には、重要な接續ポイントの數は限られてをり、そこをやられるとインターネット全體が麻痺しかねないと言はれてゐる。
Internet Explorer
Microsoft製のブラウザ。元はスパイグラス社からライセンスを受けたMosaic。IEと略される。
Interpreter
ソース・スクリプトを一行一行讀みながらマシン語に變換し、實行するプログラム。
IPアドレス
255.255.255.0などの數字で示される、インターネット上に於けるコンピュータの名前。グローバルアドレスは、インターネットでユニークなアドレスの事。LANでTCP/IPを使ふ時は、プライヴェートアドレスを用ゐる。
ダイアルアップでISPに接續すると、サーヴァがIPアドレスを割振る。グローバルアドレスを割振るサーヴィスと、プライヴェートアドレスを割振るサーヴィスとがある。後者の場合、IRCやネットゲームの利用に制約が生ずる。
IRC
- Internet Relay Chat。
- 專用サーヴァを介する形式のチャット。
- 基本的にテキストベース。
- ファイルの送受信も可能。
- RFC1459でプロトコルが定められてゐる。
ISA
- Industry Standard Architecture。1984年發賣のIBM PC/ATに搭載された、data busが16bit busでaddress busが24bitのbus architecture。
- それ以前に使はれてゐた62ピンの8bitバス(xt bus)に、36ピンの新たなスロットを追加する形で擴張されてゐる。
- 1988年にEISAが規格化された時、同時に規格化された。
- bus clockは8MHz。轉送速度は4MB/sec(最大8.5MB/sec)。
- 286に特化したバスで、386/486/PentiumのPCで使ふには本質的に機能不足。address busは24bit。その爲、直接メモリにアクセスするバスマスタのボードやメモリ上のリニアなアドレスに特別なメモリを確保するタイプのボードは、16MB以上のメモリを直接見る事が出來ない。
現在、出まはつてゐるPlug & Play ISAのボードは、Plug & Playの事を考慮に入れて設計された新しいタイプのものである。從來のISAのボードは、オートコンフィギュレーション機能を持つてゐない。
ISH
- ISH.COM は石塚匡哉氏のフリーソフトウェア。
- パソコン通信時代のエンコード・デコードツール。
ISP
- Internet Service Provider。所謂「プロバイダ」。
- Microsoftは、Windowsのヘルプやマニュアルに、正しくISPと記載してゐる。
- 「プロバイダ」と云ふ言ひ方は不正確。
IT
Information Technology。「情報技術」。「イット」と讀むと嗤はれる。
ITU-T
- International Telecommunication Union-Telecommunication Sector。
- 國際電氣通信聯合電氣通信標準化部門。
- ITU(International Telecommunication Union:國際電氣通信聯合)の一部門。
- 舊CCITT。1993年3月のCCITT總會でCCITTは、CCIR(國際無線通信諮問委員會)が行つてゐた無線通信システムの相互接続の標準化作業を採入れ、組織改編してITU-Tとなつた。
ITU-T勸告
- ITU-Tが檢討し、成果として發表した國際標準規格の事。
- Vシリーズ勸告(電話網に關するデータ通信の爲の規格)、Xシリーズ勸告(データ通信網の爲の規格)、Iシリーズ勸告(ISDN網に關する規格)など。
- 從來のCCITT勸告はITU-T勸告となる。