- 制作者(webmaster)
- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
PC用語集/C
C
- AT&T社のベル研究所で、Ken Thompson氏によつて開發されたB言語を基に、Dennis M. Ritchie氏が開發(1972年)したプログラミング言語がC言語。
- Algol系。
- 構造化プログラミングをサポート。
- アセンブラ的な書き方も、高級言語としての書き方も受付けるかなり「アバウト」な言語。
- 「關數」を組合せてプログラムを作る。
- 多くの機能が「ライブラリ」として用意されてゐる。
- CはUNIXのシステムを開發する爲に作られた言語と言つて良い。UNIXは1980年頃までにC言語で書直されてゐる。
- 「洒落で作られた」との説もあるが、眉唾物。
C++
- オブジェクト指向に基いてC言語を擴張したプログラミング言語。
- オブジェクト内部のデータ構造とデータ操作に必要な手續きを纏めて定義した「クラス」を組合せてプログラムを作る。
- クラス内部の變數は、クラス内で定義された方法でのみアクセス可能で、外部から變更されない事になつてゐる。比較的安全性の高いコードを記述可能。
- MicrosoftのVisual C++やBorlandのC++が有名。それぞれ標準的なクラスの集合であるクラスライブラリが提供されてゐる。
- 從來のCとは根本的に筆法が異る。また、書き方によつては冗長なコードになつたり、實行ファイルが巨大化したりする爲、屡々揶揄される。
C#
- Microsoftが2000年6月に發表した次世代インターネット戰略「Microsoft.NET」の中で提唱されたオブジェクト指向の言語處理系。
- C/C++の發展系と云ふよりは、Sun MicrosystemsのJavaの對抗馬であると一般に認識されてゐる。Javaの特長を取込み、缺點を修正してゐる。
- MicrosoftはC#の言語仕樣をECMA(European Computer Manufacturers Association)に提出。2000年末現在、標準化に向けてのプレヴュー中である。
CAB
Cabinet形式の壓縮ファイル。MicrosoftがWindows9xで採用した獨自の壓縮形式。
carriage return

CATV
- ケーブルテレビ。
- 電波で送信されるテレビ放送を、ケーブルを利用して各家庭に配信するサーヴィス。
- 地上波、BS放送、CS放送の再送信が主體だが、ケーブルテレビ局獨自のチャンネルも用意されてゐる事がある。多チャンネルを樂しめる事も多いが、チャンネルの選擇はケーブルテレビ局が行つてゐる爲、地域によつて視聽出來るチャンネル數は異る。
- 受信には、地域のケーブルテレビ局と契約する必要がある。ただし、ケーブルテレビ局がない場合や、あつてもケーブルを引込む工事の出來ない場合には、ケーブルテレビを視聽する事は出來ない。
- ビルや山等がある地上波の難視聽地域向けに、再送信サーヴィスとして提供されてゐるケーブルテレビもある。
- CATVのケーブルを利用して、インターネット接續や電話のサーヴィスを提供してゐるケーブルテレビ局もある。
CCITT
- 國際電信電話諮問委員會。
- 國聯の電氣通信分野の一機關であるITU(國際電氣通信聯合)を構成する二つの主要組織の一つだつた。
- 電氣通信の技術や運用の諸問題に關して規格を檢討し、CCITT勸告としてその成果を發表。
- 1993年、組織改編。CCIR(國際無線通信諮問委員會)が行つてゐた無線通信システムの相互接続の標準化作業を採入れ、ITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication Sector:国際電気通信連合電気通信標準化部門)と名稱變更された。
- CCITT勸告はITU-T勸告となる。
CD-R
- Compact Disc Recordable。本來「CD-R」は太陽誘電社の商品名。
- Orange Book Part2ではCD-WO(Compact Disc Write Once)と呼ばれてゐる。
- 一度だけ燒けるCD/CD-ROM。
- CDと同じフォーマット、同じ容量なので、マスタリング前のテスト用途にも使用出來る。
CD-ROM
- Compact Disc Read-Only Memory
コンパクトディスクを利用した読み出し専用メモリー
。
- PhilipsとSonyによつて開發されたオーディオCDを、コンピュータの記録メディアに應用したもの。600MB超の容量がある。
CGA
- Color Graphics Adapter。
- 1981年に發表されたIBM PC用のディスプレイアダプタ。
- 320x200ドット4色、640x200ドット2色のグラフィック畫面を持つ。
CGI
- Common Gateway Interface。
- 本來、Webサーヴァと、外部プログラムを連携させる爲の仕組。現在は、轉じて、外部プログラムそのものを指す事がある。
- テキストデータの處理を行ふ事が多いので、CGIプログラムの作成にはPerlがよく使はれる。が、別にPerlでなければならないと云ふ決りはなく、最近はRubyも時々使はれる。C/C++で作成しても良い。WindowsNTサーヴァではWin32アプリケーションであつてもよい。Mac serverでhypercardを使つて作成・運用する事も出來る。
chat
- 電子筆談。本來は「雜談」の意。
- ICQやYahoo!メッセンジャー等のコミュニケーションツール、專用サーヴァを利用するIRC、CGIを用ゐた(惡用した)Web Chat等の種類がある。
- ICQ等にはファイル交換の機能もある。
- Web Chatは無闇にCGIサーヴァに負荷を掛けるので、他のユーザの迷惑になるから、やつてはいけない。
CISC
Complex Instruction Set Computer。
click
- クリック。
- マウスのボタンを素早く押してかちかち(click)言はせる事。元は擬音語である。
- GUI環境で、OSに何らかの指示を與へるのに用ゐられる。
Clip Board
- クリップボード。
- MacintoshやWindows、OS/2等が用意してゐる、アプリケーション間でデータを交換しながら作業を進めて行く際に利用されるメモリ上のデータ保管領域の事。
- ワープロやグラフィックツールで、範圍を指定してコピーをすると、データがクリップボード上にコピーされる。また、「ペースト/貼りつけ」を行ふと、クリップボード上にあるデータが貼りつけられる。
- Windowsでは、メモリのクリップボード上に保管されたデータを閲覽したり保管したりする爲に使はれるユーティリティプログラムの名前も「クリップボード」と言ふ。
CMYK
- 反射光(染料)の三原色。
- Cyan(空色)、Magenta(赤紫)、Yellow(黄)で全ての色は表現可能。
- 染料(インク)の性質によつて(或は、使用方法によつて)、黒が巧く表現出來ない事があるので、K(黒)のインクを追加して用ゐる爲、CMYKと呼ぶ。
- 光の三原色(RGB)とは別。CMYKの分離は、主に印刷の際に必要になる。
codec
compression/decompression。主に動畫や音聲の壓縮・伸張に使はれるアルゴリズムの事。或はそれを實裝したプログラムの類。
COMPAQ
- コンパック。
- 1982年、IBM PC互換機メーカとして創業。
- 當初は高級機メーカとして知られた。のち、低價格競爭に參戰。
- 1991年、日本上陸。
- 當時としては「激安」の12萬圓臺のPC(ProLinea)を發賣して話題となる。但し、そのProLineaは事實上のカタログモデル(386SX/25MHz)。主力は486の高速PC。
- 1998年、DEC、TANDEMと合併。
- 2001年春現在、世界最大のPCメーカ。
- 2001年9月、HPと合併。
Compiler
ソース・スクリプトを纏めてマシン語に變換するプログラム。コンパイラを通して出來たファイルが實行ファイル。
config.sys
MS-DOSが起動時に參照する、デヴァイスドライヴァ組込や環境の設定などを記述したファイル。OS/2でも同じ名前のファイルが存在するし、同じやうに利用される。
conventional memory
- 本來のMS-DOSの機能のみによつて、ユーザが利用出來るメモリの事。メモリの最初の640KBの領域。
- 20本ある8086の「アドレスバス」で管理出來るメモリの上限が1MB。そこからグラフィックス領域やアダプタROM領域、システムBIOS ROM領域として豫約されたUMAを除外した640KBが、MS-DOSではコンヴェンショナルメモリとしてユーザに開放された。
- ただし、DOSのシステム及びcommand.comもコンヴェンショナルメモリにロードされる爲、實際に使へるユーザ領域は、640KBよりも少い。
core
UNIX系のプログラムが異常終了する際、デバッグ用にメモリをダンプして吐出すファイルの事。「××のソースをいぢつてコンパイルした後、實行してみたら、coreを吐いて落ちた」等と言ふ。
counter
- カウンタ。ウェブでは閲覽者の數を數へるCGI、及びそのCGIが表示する數字の事。
- テキストで表示するもの、畫像を使ふもの、の兩方がある。
- サーヴァにはそれなりの負荷となるので、迷惑な存在である。
- 表示に餘計な時間がかかる爲、閲覽者にとつても迷惑な存在である。
CPU
- Central Processing Unit。
- コンピュータのデータ入出力・處理・蓄積に關する中樞を擔ふLSI。
- PCではintelのx86系プロセッサが、Macintoshではx68系プロセッサ或はPowerPCが使はれる。
crash
クラッシュ。
- PCやOS、アプリケーションが突然動かなくなる事。勿論、その時點で作業してゐた内容はお釋迦になる。「ダウン」「ハングアップ」「死ぬ」「逝く」「落ちる」「飛ぶ」「固まる」「暴走」「異常終了」「刺さる」等、樣々な表現がある。
- Windowsでは「UAE」「GPF」「blue screen」も含まれる。
- Macでは「爆彈」も含まれる。
CSS
- Cascading Style Sheets
- SGML/XML文書を整形する際に使はれるスタイルシートの一種。
- level1は1996年12月17日にW3Cから勸告(1999年1月11日改訂)。
- level2は1998年5月12日にW3Cから勸告。
- HTMLに於る標準のスタイル記述形式がCSSである。
- User AgentはHTML文書を整形する際、スタイルシートを常に參照する。制作者、閲覽者、User Agentはそれぞれ獨自にスタイルを用意出來るが、その際に使はれる形式としてCSSが推奬されてゐる。
- Contact Start Stop
-
ハードディスクはディスク回転による空気(最近は不燃物ガス)の流れによって生じるわずかな浮力でヘッドを浮かして読み書きをしています。この場合、回転が止まった時と開始した時に浮力が不安定になり、ハードディスクを傷つけてしまう可能性があります。上記の場合には一般的にハードディスクにはヘッドを予め読書きとは関係ない場所へ自動的に退避する機能(オートリトラクト機能)があります。
この方式を CSS 方式と言い、現在のハードディスクの殆どで使用されています。CSS 方式によってヘッドに付着したゴミが除去されるという効果もあります。仕様書の信頼性に CSS の値が記載されている場合もあります。大きければ大きいほど信頼性が高いと言えます。
- Cross-Site Scripting
-
Cross-Site Scripting問題は、多くのWebサイトやWebユーザに影響するセキュリティ問題です。この問題は、Webユーザーからデータを受け取り、それをもとにダイナミックに生成したページをブラウザに返しているようなWebサイトに関連するセキュリティ問題です。たとえば、検索サイトの検索ページや掲示板、Webチャットなどがこれに該当しますが、これだけに限りません。ダイナミックにページを生成しない静的なWebのページは、この問題に関係しません。
この問題には、3者が関係します。Webサイト、Webの閲覧ユーザー、それにアタッカーです。
問題は、Webサイトが、ユーザーの入力したデータを検査せず、それをそのままユーザーに返していることにあります。
- Content Scrambling System
- DVDヴィデオ向けのコピープロテクト技術の一つ。
CUI
- Character User Interface。
- GUIに對する概念。
- 文字ベースのユーザインタフェイスの事だが、プロンプトからコマンド入力しなければならないOSに限つてCUIと稱される。
- DOS、UNIXはCUIのOS。