PC-9800には「たてよみ」といふプログラムがあり、MS-DOS環境で縱書きを實現できたと云ふ話です。
古きよきDOS/Vの時代、V-TEXTといふものがありまして、DOSの表示を色々いぢつて樂しめたものです。
DOS/Vでは、ディスプレイドライヴァとフォントドライヴァを入れ替へる事で、解像度やフォントを切替へる事が出來、DOSプロンプトの情報量をフレキシブルに變へる事が出來ました。その應用で、畫面を90度囘轉させて縱書きフォントで表示させると簡單に縱書きMS-DOSが實現出來ました。
スーパードライバーズ32には「横倒しモード」なるものがあり、フォントを90度囘轉させると表示を「縱書き」に出來ました。
Windows3.1時代にはくるくるドライバーといふものがあり、Windowsの表示を90度單位で囘轉した状態にして使へました。フォントをいぢれば、縱書きWindowsが實現出來ました。
「くるくるドライバ」は、Windows 95版が出ませんでした。Windows 3.1用のものでも、Windows 9xで16bitのドライヴァとして動作するでせうが、スピードが出ないと思はれます。
Netscape Navigator(Mozilla Classic)では、縱書きフォントを選擇すると、日本語の文章の表示が縱書きになります。
Internet Explorerでは縱書きフォントを選擇出來ません。Mozilla Browser/Phoenix/Netscape6・7も出來ません。
ボイジャーのT-TimeでHTML文書を縱書き表示させる事が可能です。
Java上で動くウェブブラウザ。畫面横倒し+フォント90度廻轉による「縱書き」を標準状態とする。