- 制作者(webmaster)
- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
- 公開
- 2001-02-27
IMEの使ひ方
Windowsに於て、IMEは日本語入力に限らず、入力一般の方式を司るシステムである。しかし、此處では取敢へず、「かな漢字變換」の機能に絞つて、話を進める。支那語のIMEの話をしろと言はれても、私には出來ない。
今回は、珍しく初心者向けの記事。
基礎知識
- キーからタイプした文字を直接Windowsに渡す「直接入力」の状態と、キー入力をいつたんIMEが溜め込んで何らかの處理を行ふ「日本語入力」の状態とがある。
- アルファベットや數字を半角で打込むのは、「直接入力」の状態で行ふ。DOSやWindowsのコマンド入力や、ウェブ上でのパスワード/IDの入力の際には、多くの場合「直接入力」の状態でなければならない。
- 日本語の文章を打込むのは、「日本語入力」の状態で行ふ。日本語による日記や書類を作成する際には、まあ殆どの場合「日本語入力」の状態でなければならない。。
- 一般的な109キーボードと、一般的なIMEの組合せを使用してゐる場合、[Alt] + [半角/全角] で、IMEのオン/オフを切換へられる。WnnとかCannaとか云つたかな漢字變換プログラムは、きつと一般的ではないんです。笑ひ。
- 打込んだ文字列は最初、かなのままである。それを漢字に變換するには、IMEによつて異るキーを使用する。IMEのマニュアルを讀む事。
デフォルト状態で或漢字を變換出來ない場合
- 部首引きで變換出來るIMEは多い。(操作方法はマニュアル參照の事)
- 單漢字變換で漢字を探せるIMEも多い。(操作方法はマニュアル參照の事)
- マウスで書くと認識して漢字を表示して呉れるIMEも最近は多い。MS-IMEの「IMEパッド」等。(操作方法はマニュアル參照の事)
- Windowsには「文字コード表」を表示するユーティリティがあるので、通常變換出來ない漢字を探す事が出來る。
- 色々な用途向に辭書が作られてゐるので、貰つてきてユーザ辭書に登録すると樂に變換出來るやうになる(場合がある)。
制限事項
文字コードに入つてゐない漢字は使へない。JISの第1水準・第2水準に入つてゐない漢字は、Windowsでは使ふのが面倒。
餘談
辭書は時々バックアップしておく事。
變な單語を登録してしまふと變換效率が下がるので、辭書のメンテナンスは定期的に行ふこと。