制作者(webmaster)
野嵜健秀(Takehide Nozaki)
初出
「闇黒日記」2001-04-04
公開
2001-05-28

「ちゃめしごと」の記事を分析してみる

記事を讀んでみる

まあ、一般に好ましい(あるいは「正しい」!)と考えられるHTMLの書き方というのは、「HTMLのためのHTML」という側面が多分にありますからね。W3Cの勧告を墨守した、ガチガチに固い、ユウズウのきかない書き方というやつ

強調野嵜。

W3Cの勸告は、融通性があつて、自由度の高いものだ、と思ひますが。逆に、現在のアプリケーション等は、ガチガチに固い、ユウズウのきかない状態になつてゐるやうな氣がしますが。

仕樣上は認められてゐるのに、ブラウザの制約で實現出來ない表現は、澤山あります。

W3Cの方でこれこれと定めているものをないがしろにするつもりは、もちろん無いし、おれとしても可能なかぎりそれに従ったHTMLを書くようにはしていますが、なんというか、現状にマッチしていないという感はぬぐえない。HTML(というかWWW)が論文屋さん*3の独占物ならまだしも、今のいわゆる「ホームページ」群を見てると、valid HTML云々を言うのは、チョットね。「Webデザイナー」なんて言葉があるくらいだもん。

強調野嵜。

標準だ、正式勧告だ、なんて言ってありがたがってる連中は構造化美少女W3C子ちゃんのケツでもおっかけてれば? という気もする……

そんな事を言ふなら、W3Cの勸告に可能なかぎり……従ったHTMLを書くように努力する必要はないと思ひますが。私は筆者がなぜW3Cの仕樣に從はうとしてゐるのか、その動機を理解出來ません。動機もないのに行動に移せる、その精神が理解出來ません。

意見を述べてみる

HTMLを書いてて、いつも不便だなぁ理不尽だなぁとか思っていたのだが、こういう所以だったとは。目からウロコですよ。と書いていらつしやいますが、W3Cの勸告する仕樣が、どうしてそのやうなものとなつてゐるのか、を考へれば、殆どの仕樣が極めて合理的である事が理解出來ると思ひます。今、不便だなぁ理不尽だなぁと思つてゐるからといつて、W3Cの仕樣を安易に笑ふ事はないでせう。調べて下さい。