CESAの「倫理規定」を斬る

周りの人が皆けちをつけてゐるので私も便乘。CESA倫理規定の一部内容の変更を決定〜一部の暴力表現を含む作品に対し注意喚起表示を導入〜について。

第２条 基本理念

1. あらゆる人種、民族、風俗、習慣、宗教、国民感情を尊重する。
2. 民主主義の精神に反する思想は否定し、軍国主義、戦争などを正当化しない。
3. 基本的人権を尊重し、特定の個人や団体の権利、自由を侵害するような表現はしない。
4. 憲法、法律その他全ての法規を遵守し、これらに反する行為の表現は慎重に肯定的に表現をしない。

民主主義の精神を肯定すると言つた口で、好戰的で民主主義の國アメリカが屡々やる戰爭を正当化しないと言切るのは、異常だと思ひます。CESAはどうしてアメリカ人の風俗、習慣、宗教、国民感情を尊重しませんか。

或は、キリスト教徒やイスラム教徒は異教徒に對して假借ない態度をとりますし、その爲には戰爭も辭さないが、そのやうな風俗、習慣、宗教、国民感情をなぜCESAは尊重しませんか。CESAの「倫理規定」なるものを作つたのは日本人であり、日本人は島國根性に凝り固まつた夜郎自大の國民だからです。

日本人は、日本の國是である「平和主義」が世界で一番尊いものだと勘違ひし、「戰爭の何が惡いか」と思つてゐるあらゆる人種、民族の風俗、習慣、宗教、国民感情を尊重しません。或は、想像力がないから、「平和主義」以外の思想が世界に存在する事實を日本人は受容れられません。

要は、CESAは自分で決めた規定の第1項を第2項で破つてゐるのであります。そして、そんな下らない「規定」をありがたがつて押頂く日本のゲームメーカは全て腰拔けなのであります。この手の規定に逆らふのが、日本ではエロゲメーカのみであると云ふ事實ほど、情けない話はありません。勿論「戰爭の空しさ」なるものを味はつて快感を覺えるオタクもメーカと同罪です。馬鹿は死んで下さい。