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2008/03/13長崎県公立高校入試が終わりました。

お疲れ様でした。

テキスト ボックス: 平成20年長崎県公立公立高校入試(国語)より

大問の二、古文の問題よりちょっとだけ解説(?)します。
基本わたくし理系ですので、国語は苦手です。古文になるとさらなり。

さて、問四で“天皇の言葉はどこからか。その初めの五字を抜き出して書け。”と。

内容は、天皇が使いのものに、ある人物を呼びにやったら
音楽に夢中になって無視してしまった。そこで使いのものがなにか処罰があるのではないかと思っていたところそうではなかったと言うお話。

「いかなる御いましめかあらんと思うほどに、いとあはれなるものどもかな。さほどに楽にめでて、何事も忘るばかり思ふらんこそ、いとやむごとなけれ。」
と言う部分があり、天皇の言葉は“さほどに楽”からかと迷うところです。

ここで、“あはれ”という言葉の意味がわかればすぐに答えがわかるところです。
たいてい間違っちゃう、おそらく引っ掛け問題です。
“あわれ(憐れ)”と解釈すると、使いのものが、
「処罰を受けることになると、かわいそうだな。」
と思っているように見えます。

でも、実際は「うらやましいなあ。」とかそういう意味なんですよね。
だから答えは“いとあはれ”です。

これは、いま言ったように“あはれ”の意味がわからないと、答えられないようですが、実はそうではない。

私が中学生に教えるときに言うことに
「わからなくても答えられる問題がある。」というのがあります。

実際、3/9放送のアタック25の問題も
わたくしが全然知らなかったのに答えられた問題が3問ありました。
方法はいろいろあるのですが・・・。

今回の場合は、まず引っ掛け問題だと感じることがひとつ。
そしてもうひとつをこれから・・・。

問五の(2)
使いのものがはじめどのように思っていたのか“文中から十五字以内で抜き出して書け”

答えは“いかなる御いましめかあらん”です。
これは普通に読んでいれば、現代人でもわかる部分です。
するとその後の部分は、使いのものが思ったことではないなと感じることができます。
なぜなら、もしそのあとの部分も使いのものが思ったことなら、“十五字以内”としないだろうと。
“十五字以内”にしたと言うことは、その後の部分は
天皇の言葉だ!!と推理できます。

よって問四の答えは“いとあはれ”だと、わかります。

実際、わたくし、これを解いてみたとき、
“さほどに楽”か“いとあはれ”、どっちだと迷ったんですよ。
それが、問五の(2)を見て確信に変わりました。

これもひとつの問題の解き方だと私は思います。
テキスト ボックス: 平成20年長崎県公立公立高校入試(理科)より

大問の6
まず、問5
水の電気分解とは逆の電池をなんと言うか?というもの
私が中学生のころ、こんなのはなかったよね。
だから、本当なら、普通の大人は知ってるわけがない。
しかし、私が知ったのは15年位前ですかね。
そのころは水素電池とかいろいろな呼び名があったような気がします。
答えは、“燃料電池”です。
水素電池だと、ニッケル水素電池と間違えそうなので、言わなくなったのかな?
車関係が得意な人は、すぐピンと来るかと思いますが、中学生に車はまだ早いし、スポーツカーとかのイメージじゃないからねえ。エコカーって感じだから。
中学生に入ってくる情報は、教科書くらいしかないだろうなあ。
逆に、私は、教科書を見ていないので、教科書に本当に書いてあるのか知りません。

問6
“非常に遠い将来まで利用できる再生可能なエネルギー資源を用いた発電を、太陽光発電、水力発電以外に1つ書け。”
これは、いくらでもあるでしょう?もしかしたら、出題者が知らない答えもありそうな気がします。そうだとしたら、どうなの?やっぱりバツ(不正解)なんでしょうか?

わかりやすいとこでは、風力や地熱なんかがありますが、私の母校の大学が研究している波力とか、あと海水温差とか、最近流行の人力発電だってそうでしょう?
昔、よく聞いた話で「差があるところにはエネルギーが生まれる。」と。
物理的な差があれば、どこからでもエネルギーは引き出せるので、答えは無尽蔵にあるはずです。
こういったら、エネルギー問題に不安はないように聞こえるが、理論と実践は別ですからね。エネルギー効率、開発費、建設費、土地買収等の利権関係、いろんなことがありますから。
風力だって、風が強すぎて、ボッキリ折れた事件もあったしね。

問3の(2)
5.0gの酸化銅が4.6gになったと。4.6gのうち単体の銅は何gか?というもの。

入試の2日前、銅:酸素は、4:1だと、中学生に教えたばかりで、問題文にも書いてあったので、そこは大丈夫だったと思いますが、おそらく答えられなかったろうなあと思います。

これは難問だと思います。でも、簡単なんです。気付けばなんてことはないんです。
おそらく、普通の中学生は、舞い上がって、どうアプローチしていいのかさっぱり見当がつかないことでしょう。
だから、私はいい問題だと、かなり気に入った問題です。

解き方は、本当に簡単。5.0gから4.6gになっているから、0.4g減ってますね。減ったのは酸素だから、単体の銅はその4倍。つまり、0.4を4倍するだけ。答えは、“1.6g”。

今回はね、結構短い期間に教えたところがたくさん出たなあと思っています。でも、答えられていないだろうなあ?あとで、本人に聞いてみますが。
少なくとも、「あー、それ聞いた。」とくらい感じてくれたらいいのだが。
彼の人生においては、結果がすべてだから、意味はないのですが。


後記:今日(3/15)知ったがヨットの堀江さんが、今度は波力推進のヨットでハワイから日本まで航海するらしい。→3/17出港したらしい。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テキスト ボックス: 平成20年長崎県公立公立高校入試(数学)より

ここは、できたら問題を見ながら読んでもらえたらわかりやすいと思います。

ちょっと、中学生には難しかったかな?どうでしょう?

特に大問の4の問4(A,B問題共通部分)
面積を求めさせる問題だが、問題に描かれている円錐の立体図をジーとにらんでも、何も出てきません。
おそらく、大半の中学生の反応はそんな感じだったのではないかと私は想像します。
あくまで面積をきいているので、2次元で考えなければいけません。

多くの受験生は、問3で展開図をどこかに描いているかと思います。
(暗算で、すっと解ける子は、描かないとは思いますが。そういう子は、頭の中に絵がポーンと浮かび、ポーンと解けるんですよね。)
とにかくその展開図を再び利用します。気の利いた子はすぐにそれをやったかと思います。しかし、そこから途方にくれた子がたくさんいたかもしれない。

面積を求めなきゃいけない図形まで描けたが、どうやって計算すればいいのかと。それとは別に、ぜんぜん違った簡単な図形を描いてしまい、「楽勝じゃん!!」と言って、ささっと計算し、それで満足し間違った答えを書いた子もたくさんいただろうなあ。

これはねえ、やっぱりセンスだろうなあ。
何かから何かを引かなければいけないことは、わかるんだが、その何かがわからず呆然としてしまったりしてることでしょう。
私は、三角形の面積を二つ計算して足したあとに扇形を引きました。この二つ足すと言う発想ができればすぐ解けるんです。
私の解き方は正確に言うと、二つの三角形の面積を足したのではなく、足す前に一気に計算する方法を取りました。なぜそうしたかと言うと、二つの三角形のそれぞれの高さを求める作業が無駄だからです。別々に計算して、最終的に一緒にするんだったら一気に計算したほうが速いし、計算間違いすることがないからです。

何を言っているかわからないですね?二つの三角形の面積は、底辺が√2、これは共通。高さの合計は大きな扇型の半径と同じだから4で、面倒くさいからさっと半分の2にしておく。で、√2とあわせて、2√2になります。後はそこから小さな扇型の面積1/4πを引けばいいだけです。

数学は、気付いたら簡単なんですよねえ。
だから、教えられたら、意味がない学問だと思います。気付く行程が大切だから、そこを教えてもらったら、力がつかない。

今年の数学の試験は全体的に、計算と言うよりイメージ力が必要な問題が多かったような気がします。
計算や暗記が得意な人よりも、3年間まじめに数学に取り組んでいた人だけが解くことができた問題たちだったと思います。

よって、いい問題だったなあと感じます。