夏の器展
渋谷東急百貨店本店で2日〜22日まで夏の器展と銘打って展示会をいたします。ガラス工芸の中西晃氏と一緒です。氏の作品の黄色いガラス、私は好きですよ。今回は出品なさるのかな。ううっ、また衝動買いしてしまいそう。
場所はキッチン売り場の片隅だそうです。”古今”というコーナー。
お手にとって御覧いただければ嬉しいです。
始めて個展したときから作っている定番の「花散らし丸長皿」をまたならべるのは、私としてはなんとなしに感慨深いものがります。今回はじめて作った蕎麦猪口は、評判どうかしらとちょっとドキドキ。
窯を焚くのも何度やってもそのたびに不安と期待でいっぱいになりますが、展示会もなれるということがありませんね。
写真の木の葉型の大皿は朴の葉に朝露がきらきらしているのがきれいだったのでつくってみました。露の玉多めです。
左下の角大皿は山の畑の風景です。
蕎麦猪口は朝顔、線香花火など夏の風物を描いてみました。その向こうのお湯のみは能登の風垣のイメージです。
焼き物は使って育てていただくものなので、どんな風に成長していくか楽しみです。百年使い込んでいただけたらきっと素晴らしい名品になると思います。
蕎麦猪口は染付が良し遠花火 おるか
おっと、色絵もあるのでした。では、もう一句
手花火や猪口の色絵を肴にて おるか
2009年7月1日
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