蕎麦猪口あれこれ

 朝顔、咲きました。庭にではなく、蕎麦猪口に。

  来年は朝顔を猪口にしてください    オットセイ

 はい、作りましたよ。けっこういい出来でしょう?オットセイさんは朝顔がすきでした。

 暑くなったら、やっぱり冷たい素麺ですね。蕎麦猪口を色々出して遊んでみました。写真ではあまりはっきりしませんが手前の水玉猪口より朝顔猪口は少し大ぶりです。薬味もそれぞれの葉型豆皿にちょっぴりづつ。茹で上がった麺に海藻サラダをパラパラと入れると食卓に出るまでに程よくもどっています。彩りもきれいで涼しげで、超カンタンなのでお薦めです。

 ベランダに日除けがわりに毎年植える朝顔にはまだ蕾がありません。若冲の絵にある白地に藍の大きな絞り模様が欲しいのですが、なぜかだんだん紫ばかりになっていくような…。遺伝の法則は冷厳なものですね。

 朝顔は平安時代に日本に伝えられたそうです。種を牽牛子(けんごし)といって薬用にしたとか。牛に牽かせてうりあるいたからこの名前なんだそうですが、なんとなく七夕の物語を連想させますね。時節も丁度あいますし。こんやは天の川みえるかなー。

 我が家のベランダでは夕顔が妙に元気でなので、今年こそは開く瞬間をビデオにとりたいと思います。夏の「顔」のなかでわたしは夕顔がすきです。なんといっても「夏は夜」。

  朝顔は猪口夕顔は碗向   おるか(これって俳句といえるかしら?)

2008年7月7日