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第75回水族館ネット句会

 

兼題  人形 鳥曇 鳥帰る

◎◎◎◎○26 人形に耳あり蝶の番ふ昼   おるか
◎◎○○○○18 足踏みのミシンに油鳥曇   桑
◎◎○○○14 春昼のわれ人形の視野のなか  お軽
◎○22 クリームのやうやく重し鳥曇り    とびお
◎○24 人形の顔汚れをる遅日かな     とびお
◎33 きさらぎの博多人形紙人形      九鼠
○○○○○○27 こんにゃくの辛子に噎せて鳥曇   柚香
○○○9 背負ふ子の睡れば重し鳥雲に    明美
○○○15 鳥雲に弁当箱に玉子焼      明美
○○○ 31 背表紙の文字のしろがね鳥曇   真里子
○○○ 32 はるか雲の奥より呼ばれ鳥帰る   九鼠
○○ 4 分水嶺越えて越後や鳥帰る      KUMI
○○20 鳥帰るその先頭と最後尾      お軽
○○25 貝寄風や人形の眉濡らしたり    海渡
○1 小鳥引く水甕の水干しあぐる      桑
○3 白濁のスープ一匙鳥帰る       真里子
○ 5 城壁の挾間覗けば鳥曇       KUMI
○6 春宵や人形のかほ昏れ残り     明美
○10 月朧操り人形寂として       真里子
○11 鳥曇しづしづ進む油送船     お軽
○12 風呂に焚く木々の一生鳥曇    おるか
○19 春の夜の木偶人形にもらひ泣き   柚香
○29 首に星ひとつある鳥帰りけり    海渡
2 人形を抱いて寝る子に春の夢     KUMI
7 人形の不死あはれなり鳥曇      おるか
8 あかときの男雛に見つめられてをり    柚香
13 藤娘人形かしら人かしら       洗濯機
16 胸元の開き過ぎてゐる鳥曇り     とびお
17 草人形櫻童子と遊びけり       海渡
23 人形劇幕間埋める春の風       洗濯機
28 春愁ひポケットの中指人形      洗濯機
30 もろもろを残し一羽の鳥帰る     九鼠

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