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すぐそこに戊辰戦争春の星 とびお
外野手のひとりは少女風光る KUMI
風光る村に田の神山の神 KUMI
灯台のいよいよ細身春嵐 お軽
托卵の枝大揺れに春嵐 真里子
春の星淡路に墜ちて灯りけり 九鼠
りんりんと銀輪と風光りけり ふくろう
玉眼の八大童子風光る 九鼠
風光る掌にのせてみるベビー靴 お軽
春の星学習塾から児がどつと お軽
配達を後生大事に風光る ふくさん
終わりなき綾取り歌や春の星 おるか
繋ぐべき手の見つからず風光る 明美
農協の即売野菜風光る とびお
死へ向ふ我らを灯す春の星 明美
春嵐小さきものゝ小さき罪 洗濯機
山裾の小さき画廊春の星 真里子
風ひかる狭山ケ丘の茶の畑 桑
パチンコの旗を指揮して風光る こはぎ
猫の仔の背の柔毛に風光る 玲奈
制服の硬さを解いて風光る こはぎ
木々香り闇和らいで春の星 こはぎ
春の星多すぎると鼻鳴らしけり おるか
春星やわれに命のある不思議 KUMI
風光る一番弱いもののため おるか
信号は青に早なり春疾風 桑 |