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第28回水族館ネット句会

「風光る」「春嵐」「「春の星」   2004年4月

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すぐそこに戊辰戦争春の星  とびお
外野手のひとりは少女風光る  KUMI
風光る村に田の神山の神  KUMI
灯台のいよいよ細身春嵐  お軽
托卵の枝大揺れに春嵐   真里子
春の星淡路に墜ちて灯りけり  九鼠
りんりんと銀輪と風光りけり   ふくろう
玉眼の八大童子風光る  九鼠
風光る掌にのせてみるベビー靴   お軽

春の星学習塾から児がどつと  お軽
配達を後生大事に風光る   ふくさん
終わりなき綾取り歌や春の星   おるか
繋ぐべき手の見つからず風光る  明美
農協の即売野菜風光る  とびお
死へ向ふ我らを灯す春の星   明美
春嵐小さきものゝ小さき罪   洗濯機
山裾の小さき画廊春の星   真里子
風ひかる狭山ケ丘の茶の畑  桑
パチンコの旗を指揮して風光る   こはぎ
猫の仔の背の柔毛に風光る  玲奈
制服の硬さを解いて風光る   こはぎ
木々香り闇和らいで春の星  こはぎ
春の星多すぎると鼻鳴らしけり   おるか
春星やわれに命のある不思議   KUMI
風光る一番弱いもののため   おるか
信号は青に早なり春疾風   桑
  人のこゑやがては消ゆる風光る  明美
タクシーの黒く連なる春嵐   とびお
何処から痛みとは来る春嵐   ふくろう
春星のひとりひとりや秋津島  洗濯機
桜咲くところに生まれる銀河かな   玲奈
春の星セドナ探さん痛む首   ふくさん
がんばれの声やかがやく風の中  ふくろう
背にあまるランドセル揺れ風ひかる  桑
わが胸の春雷激しく戸をたたく  玲奈
風光る校章を胸ポケツトに   真里子
校長は恋はざりし位置風光る   洗濯機
人は死に親も子も知る春嵐   ふくさん
春の星シヤム猫の瞳のみどりいろ   九鼠

句会の様子は、句会場(BBS)のログ(1223〜)にあります。

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