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第一回水族館ネット句会   2002年2月  

兼題、「猫の恋」「蕗の薹」

◎◎◎○    恋猫の一瞥にあふ男坂        きつねる
◎◎○○○  猫の恋遮断機一の字に落ちる    大谷 弘至
◎◎○○○   恋猫となり人間をふり向かぬ     KUMI

◎○○    大かたは恋にでている猫の町      風々坊
◎○      春の猫新着メールありません      青天子
◎○      光りつつ水音暮るるふきのとう      ひみこ
◎○       ままごとに土匂ひけりふきのたう     とびお
◎       春の猫また肉球の泥まみれ        きつねる
◎       恋猫の闇よりも濃き影ありて       大谷 弘至
◎       ふもとの灯一つ膨らむ蕗の薹        おるか

○○○    焚き了へし窯のぬくもり蕗のたう     きつねる
○○     雨の日はいちにち睡る恋の猫       ケイシン
○○    存在といふ悪趣味や蕗の薹         おるか

○      恋の猫他人顔して戻りけり         ひみこ
○      更迭といふ了り方猫の恋          真里子
○     傷なくてなんの快楽猫の恋          青天子
○     念仏の鼓膜の底に猫の恋          おるか
○     沢音のたかまるあたり蕗の薹         KUMI
○     猫の恋精肉加工場周辺            大谷 弘至
○    ふきのたう息吹きかける仕草して       真里子
○    恋猫もエレキギターも甘く鳴く         風々坊
○     蕗の薹隠れ隠れし人問わば 
 
     人の恋さらに翳るや猫の恋
     ながらへて育む夢や蕗の薹
     漁師町路地を曲がれば恋の猫
     カチカチと鳴るやガラスの猫の恋
     猫の恋蕩児帰りて声ほそく
     蕗の薹無病息災連れながら

     恋猫となり人間をふり向かぬ
     漁師町路地曲がるたび猫の恋
     店先の光と蔭や蕗の薹
     地に溶けしあはれも燃えゆ猫の恋
     湯気たてて川ながれゆく蕗の薹
     産院と月荒く縫ふ猫の妻

     ぽかぽかや過去舐め尽す猫の妻
     恋猫や今なき里の夢現
     おしなべて女と呼ばるふきのたう
     癒えて今なにを語らむ蕗の薹
     捨猫のいまは飼猫うかれをる
     恋猫や奪へぬ愛を知りそめし

     子の心親知らずかな蕗の薹
     カアサンも野良とよばれし恋の猫
     ちよろ焚きの窯の周りの蕗の薹
     恋猫や水族館の夜の更けて
     合戦の跡わがものに恋の猫
     猫の声人目をしのび彼方此方に
     暁闇をしづかにもどる恋の猫

参加者: 真里子 青天子 ひみこ きつねる とびお おるか ふくろう 風々坊 洗濯機 ケイシン KUMI 褄黄 大谷弘至 ぎふう ふくさん

句会の様子は「句会場(BBS)」のログ、1〜70にあります。

■ネット句会としての進行運営がよくなくて作者名なしの句を載せることになって申し訳ありません。(オットセイ)

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