水族館句会9月

兼題  本 草の花

◎◎○○○○3 平積の本の凸凹秋日濃し    芽茶
◎◎○○○ 25 本借りにゆくや帰燕に追ひ越され 明美
◎○○○○○21 境内の古本市のきりぎりす   真里子
◎○○○6 草の花搾って飛ばす山羊の乳    柚香
◎○○23 恋の句の辺りに咲いて草の花    九鼠
◎○○29 知つてゐて忘れてもゐて草の花   洗濯機
◎○24 お辞儀してとほる慰霊碑草の花    真里子
○○○ 1 澄む秋の新本芭蕉七部集    九鼠
○○○8 草の花山の水引く外厠     桑
○○5 蟋蟀や糊のにほひの製本屋    桑
○○20 山荘の終ひ掃除や草の花    芽茶
○ 10 草の花所番地を確かめて    芽茶
○13 草の花鬼の踏みゆく遊びかな   柚香
○16 夜よりも朝さびしき草の花    明美
○18 荒物屋豆腐屋お茶屋草の花    おるか
○22 田の光り天を照らして草の花   織女
○ 28 本流の片寄つてをり秋高し   織女
2 一本の竜胆置いて去りし人     柚香
4 洒落本にはさみてありし草の花   おるか
7 散骨の白の鎮もる草の花      九鼠
9 城址の水鳴る小径草の花      桑
11 暁けたれば野の花の野でありにけり 明美
12 鳥獣戯画のみな口あけて草の花   織女
14 草の花電話じゃ伝えきれなくて   洗濯機
17 草の花首縊るなら一階で  洗濯機
19 歩みゆくたびに素直に草の花    真里子
26 本開く空新しきひつぢ田に     おるか