水族館句11会月

兼題兼題 渡り鳥一切


◎◎7 海寄りに山のかたよる冬雲雀     織女
◎○○○19 小鳥来る手に丸めたる躾糸   柚香
◎○○○4 白鳥を見るオムライス食べながら 九鼠
◎○○1 秋燕や汐木にあがるうす煙    柚香
◎○○10 鴨の声木の間に日本海光り    おるか
◎○6 かりがねや箸の袋に佐渡おけさ    柚香
◎○18 鳴きながら千鳥の引きぬ夜の帳   芽茶
○○○23 町の端に親戚できて色鳥来    洗濯機
○○○24 白鳥の田ごとの日差しまみれかな 芽茶
○○2 荒波に男昂ぶる巫女秋沙      おるか
○○5 ポケットの紙切れ大事鶫来る    明美
○○13 半島は今雲の陰鳥渡る      明美
○○14 ブーメラン飛ばし合う園小鳥来る 桑
○○20 雲といふ光のなかを白鳥来    明美
○3 武蔵より信濃は遠し尾越鴨     桑
○15 かりがねや海に来て空まぶしめり 織女
○16 薪水の音してゐたり鴨の池    織女
○22 涙目の白鳥の仔も混じるらむ  九鼠
8 奥の峰滅紫に鴨南蛮       おるか
9 奥秩父カリがね寒き坊泊り   桑
11 田を二枚遺さず白鳥池の主   洗濯機
12 南限の白鳥を待つ池の照り  九鼠
17 軒の雪春たしかなり燕の巣  洗濯機
21 賑ひの池に縄張り鴨一家   芽茶