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第120回水族館ネット句会

 

11月兼題 こがらし 楽器

◎◎◎○○○25 笛方のつぎつぎ覗く海鼠桶  織女
◎○○○○○9 綿虫へ全身で打つ大太鼓   九鼠
◎○○○○4 木枯一号石像に硝子の目    真里子
◎○○10 田仕舞の夜の遠音や神楽笛    桑
◎○○26 凩と月輪熊が通りけり      九鼠
◎○5 ピッコロや水鳥の杭一つ空き    芽茶
◎○14 木枯しや網よりはずす魚はねて   織女
◎7 こがらしや教会の灯の消えずあり    お軽
○○○16 時雨るるやピアノの上の弥次郎兵衛 桑
○○○28 木枯しやギターケースの中緋色   おるか
○○○17 校庭は木枯の海一輪車       芽茶
○○3 秋深し笛吹きをへて顔上ぐる     お軽
○○8 チェロ抱きて急ぐ影あり枯木立    柚香
○○19 木枯しや煎じ薬のやくわん噴く   桑
○2 ひと雨のあと木枯の砂千里      真里子
○11 冬牡丹ふはりふくらむ手風琴     九鼠
○13 小春日や蔵に螺鈿の琵琶を秘め    おるか
○18 こがらしや坂の老女のいつか消え   お軽
○20 冬晴の小さき箱にハーモニカ    真里子
○24 木枯や背に真白きチェロケース   芽茶
○24 木枯や背に真白きチェロケース   芽茶
1 膝立てて琵琶抱く神や初時雨     柚香
6 唐辛子そのほかの紅フルート曲    織女
12 凩やからつぽの胃のないてゐる 海渡
15 かぢかむや鍵盤駆抜くはずもなく   洗濯機
21 低き声森に通けり神迎        海渡
22 木がらしや土蔵の窓に灯が動き    柚香
23 木枯しの連れてきた鳥目を開けず   おるか
27 虚無僧の笠グリグリと白い息    洗濯機
29 木枯しや主なき夜のリュート      海渡
30 木枯らしやソプラノひとりだけあはず 洗濯機



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