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第118回水族館ネット句会

 

9月兼題 月
兼題 虫

◎○○○5 きちきちばつた大空へ発つつもり KUMI
◎○○○ 10 放屁虫日向いよいよ白々し   海渡
◎○○7 鉦たたき海より色の消えてをり   織女
◎○○11 鳴かぬ虫のせて小さき掌     真里子
◎○○15 見てをれば次第に大き虫の貌   真里子
◎○○24 妻宛ての八雲の手紙草雲雀    桑
◎○○29 ちちろ虫電灯長き紐を下げ    柚香
◎○14 かまど馬脚を忘れて行きにけり   柚香
◎9 馬乳酒を奥歯で噛んで草雲雀     九鼠
◎30 さよならはすこし死ぬこときりぎりす おるか
○○○○○○○33 がちやがちやに生まれてがちやがちやがちやと鳴く 九 鼠
○○○6 贋作の蔵にあふれてつづれさせ   織女
○○○21 ふるさとのここが入口昼の虫   芽茶
○○18 畳まれしままの着物やちちろ鳴く   芽茶
○○31 長き長きプラットホーム虫時雨   芽茶
○ 1 耳疎き夫と語りぬ虫の夜       桑
○2 轡虫絶えて久しき機の音       桑
◎9 馬乳酒を奥歯で噛んで草雲雀     九鼠
○13 抽斗に古き葉巻の香とちちろ     おるか
○20 螽斯鳴いてオスマン帝国東征す    九鼠
○26 中脚のとれて蟷螂踏む張りぬ    海渡
○27 寄りしことなき骨董屋虫時雨    真里子
3 俎板の水にこほろぎ留まりて     海渡
4 夕焼けて芋虫進みやめてけり    おるか
8 草刈つて斑猫通りにくきかな    織女
12 秋の蚊や懇願の眼を見られけり   洗濯機
16 どっぷりと髪の芯まで虫時雨    柚香
17 オニヤンマ顎で昼寝する獅子頭   洗濯機
19 遠き灯を見ながら虫の闇のなか   お軽
22 名月やザムザの窓の磨りガラス   洗濯機
23 きりぎりす旅の衣も吹かれたり   お軽
25 聴く耳を持てば虫鳴く草の道    KUMI
28 深読みの一句鑑賞すいつちよん   お軽
32 化粧せぬひと日でありしちちろ虫   KUMI


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