第109回水族館ネット句会
1月兼題 雑煮 日脚伸ぶ
◎◎○8 加賀一の宮焼印ありや雑煮箸 桑
◎○○9 日脚伸ぶ常のごとくに常の山 おるか
◎○○10 おのころの海を濃色に味噌雑煮 九鼠
◎○3 日脚伸ぶ湯気終りたるテイーカツプ 真里子
◎○15 喜寿米寿黙してふたり雑煮食む 桑
◎5 足もとに寄りくる鳩や日脚伸ぶ 柚香
◎17 いのちなればときにそろはぬ雑煮箸 洗濯機
○○○1 金売りの吉次が里の雑煮かな 柚香
○○○11 雑煮椀「そこそこ元気にしてゐます」 真里子
○○○19 日脚伸ぶ洗濯ばさみポケットに 柚香
○○○24 天に触るるところが梢日脚伸ぶ 九鼠
○○7 朱の箸の所作美しき雑煮かな 海渡
○○14 味噌雑煮父の結城の袖短か おるか
○○20 雑煮椀草木に声届きゐる 真里子
○2 くつついたままでよかりし雑煮餅 海渡
○4 鈴音に遅るる猫や日脚伸ぶ おるか
○6 一山をおほへる蔓や日脚伸ぶ 織女
○13 日脚のぶゼンマイ緩ぶぶ鳩時計 桑
○18 円陣の十六羅漢日脚伸ぶ 織女
○22 いつのまにかうちの雑煮になりおほす 洗濯機
○23 街灯のあをすつきりと日脚伸ぶ 海渡
16 たべおへるときはまちまち雑煮かな 洗濯機
12 欠伸するダツクスフンド日脚伸ぶ 九鼠
21 この魚を雑煮に入れよ子を殖やせ 織女