第106回水族館ネット句会
           
          
          10月兼題時計 蔦
          
            ◎◎○○19 夕紫苑時計の少しづつくるふ  真里子
            ◎◎○13聖堂の朝のくらさ蔦紅葉      お軽 
            ◎○○11 丸時計八角時計木の実降る    真里子
            ◎○○28 晩年や鷹柱とふ時空あり     九鼠 
            ◎2○3 日時計の時間はやさし秋ざくら   お軽 
            ◎○30 目覚ましの夜光の文字や残る虫   洗濯機 
            ◎18 古時計みがき鉄道記念の日      柚香 
            ◎22 日々に秋ちくたくちくたくぼーんぼん  お軽 
            ○○○○6 校塔の時計十二時小鳥来る     KUMI 
            ○○○○20 一日中港の音や蔦紅葉      織女
            ○○○2 添水打つたびに時間の動きたる   九鼠 
            ○○○29 点滴の時計とおもふ無月かな   海渡
            ○○ 3 絡むほかなくて絡まる蔦かづら   柚香 
            ○○9 船室の時計鳴りをり夜の霧     織女 
            ○○17 秋日和竜頭まくことなき時計    おるか 
            ○○21 蔦紅葉三鬼の館この辺り     九鼠 
            ○○26 稲妻や止まりしままの掛時計   柚香 
            ○4 友禅を背に枯れ蔦をひくなどす    おるか 
            ○7 時計なき部屋の灯火の親しさよ    KUMI 
            ○8 砂時計真砂のひかる良夜かな    桑 
            ○12 ひと条の紅蔦すがる童子仏     桑 
            ○14 小春日の鳶のながれの風にあり   海渡 
            ○15 目印は銀座の時計秋澄めり     桑 
            ○24 花嫁の抛る花束蔦紅葉       KUMI
            ○27 稲雀針なき時計ポケツトに     真里子 
            1 亡き人の名の小刀に蔦紅葉      おるか 
            5 赤まんま五百万円の腕時計      洗濯機 
            10 海蛇の打ち上げられて鳶の笛    海渡 
            16 雪一夜日時計の針埋もれつつ    洗濯機 
            25 花時計の色の混じらず賢治の忌    織女