第97回水族館ネット句会
1月兼題 竹 宮
◎◎◎8 内宮の冬日にむつむ神の鶏 桑
◎○○○○○5 二日かな竹生島から朝の舟 お
◎○○○ 4 竹馬の子に見えてゐるもののあり お
◎○○ 10 立春大吉爆竹大地叩きけり 海渡
◎○3 天空をゆく雪折れの竹の音 九鼠
◎7 竹林に雪溶けつつも降りやまず おるか
◎15 祈りとは雪の地上に宮柱 おるか
○○○○○○2 かまくらに立てかけてあり竹箒 柚香
○○○○21 崎宮の赤いらうそく女正月 柚香
○○○18 裸木と呼吸を交し宮柱 真里子
○○11 風花やお宮参りにゆくところ 海渡
○○17 冬銀河大竹藪に吸ひ込まれ おるか
○○20 神宮へ向かふ木履冬終る 海渡
○○22 あめ色に光る手擦れの火吹竹 桑
○9 竹林の奥まで瀬戸の照り返し 九鼠
○16 御降や一番はじめの一宮 お軽
○24 雪の朝は雪掃いてゐる宮総代 洗濯機
○25 厠ほどでも天満宮梅莟 洗濯機
1 青竹の斎串に息を大祓 桑
6 初窯の煙のぼりぬ竹の奥 柚香
12 牡蠣を焼く沖の巌に宮を措き 九鼠
13 竹林の隠者となりし冬の蝶 真里子
14 顔見世や宮川町はうらおもて 洗濯機
19 冬の風過ぐ竹林のリフレイン 真里子