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こちゃん   写真をクリックすると大きい写真になります。

菌輪の一夜限りの千の夢   おっとせい


    

 いぬせんぼんたけ:傘は径約1cm、柄は2〜3cm。朽木に群生、ときに数千本にもなる。木が朽ち果て形もなり、地上から出ているように見えることもあります。小さくはあるが、とにかく大群生になるので、比較的目に入りやすいきのこです。毒ではありませんが、小さいし美味しくもなく、ひとよたけの仲間なので一晩で腐り、残念ですが「旬の味と器」になりません。それにしてもなんと愛らしい姿。小さいながら菌輪をなしています。(オットセイ)

しょうろ

 これが松露、じゃが芋ではありません。海岸の松林の砂の中に埋っているので捜すのは難しい茸です。ごくわずかに砂の表面が膨れて亀裂があるような気配で捜します。地上からでも、はっきり分るようでは、たいてい成熟し過ぎていて食用になりません。

  

おおわらいたけ

 本当に食べると笑うのか?横隔膜が痙攣して、これを食べていない人が横で見ていて笑っているように見えるのだそうです。けっして愉快な気分になって笑うのではないということですから、興味で食べないように。このひだ、傘が開くまで綴じている幕、なんだかきのこってそそる形、質感と思いませんか?


  

ひらたけ

 「何とかシメジ」の商品名でこの「ひらたけ」が売られていて、きのこ好きにとって嫌な状況でしたが、だいぶ改善されてきました。そもそも「しめじ」と「ひらたけ」は近い仲間ですらないのに。栽培の物は水分と日光の具合を調節して傘が大きくならないようにしている見たいです。優しい味の美味しいきのこ。

すぎひらたけ

 杉の切り株に出ます。真っ白で美しいきのこ、味は上の「ひらたけ」と似ているがずっと落ちる、無味に近いです。上品な色、形、癖のなさ、を生かすお吸い物の実やちょっとした料理の飾りにいいでしょう。写真の物はこのきのことしてはもっとも大きいもので、径7cmくらいありました。


 

しもこし

 霜が降りる季節に、その霜を押し上げて出てくるところからの名前です。日本では「匂いまつたけ味しめじ」といいますが、僕としては「しめじ」よりこの「しもこし」のほうが美味しいと思います。

 

 ホウキタケの幼菌か?



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