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七草粥   椀(佐竹康宏作)  赤絵独楽遊び長四方小付  赤絵脚盃

 手前右の脚盃には梅干と山葵を和えたもの。僕の好みで完璧には混ぜていません。奥は昆布の佃煮と、蕨の漬物。これに鰈の一夜干など焼いて…そんな食事なら年中、朝と晩に食べてもいいなあ。(オットセイ)

昨夜(きぞ)の雪七草鍋に歌わせて   おるか

 北陸は大雪です。いつもの年なら、湧き水のあたりで芹や水芥子を摘むこともできるのですが。それでもお粥の白に緑がはえて、七草粥はすがすがしいものです。今日は、これから、少し雪かきでもしなくては。雪に装われた枝枝の間の青空はひときわ深く澄んで見えます。
 四十雀の声がします。雪で一番困るのは小鳥達でしょうね。餌を求めて、地面のみえているすぐ軒下までやってきます。寒い日がつづきますが、それでも日脚がめっきり長くなったのを 感じます。(おるか) 

2003・1・6

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