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新米 塩雲丹 染付山水文平皿 

 さあ、新米です。焼きおにぎり。越前塩雲丹付焼き。もちろん七厘で焼きました。見てくださいこの焼け具合を。おにぎりに焦げ目がついたところに、酒で伸ばした塩雲丹を塗り、その面をさっと一焙り。強火なので、雲丹に焦げ目が付きながらもとろり。いくつでも食べられます(よだれ)

 余談ですが、しかも、稲作のことはほとんど知らないし、記憶も確かではないのですが、収穫時期がどんどん早まっているようです。僕の通った中学校が郊外にあり、回りは田んぼ。教室の窓から田んぼを見るのが好きでした。で、記憶では稲刈りは秋も深まった頃だったような気が・・・。いまは、品種改良のためか夏休みが終わるとすぐ新米が出始めます。つい、昔の記憶と比べてしまい「もう稲刈りか!」と毎年驚きます。

 越前塩雲丹(写真下右)。バフンウニと塩を和紙の上におき紙を揺することだけで塩を含ませ水分を抜いたもの。よってウニの細胞が壊れず、深いこくがあります。いわゆる三大珍味の一つ。(オットセイ)

 ちなみに三大珍味とは、越前ウニ、長崎の唐墨、能登のクチコ、だそうです。誰が決めたのかしりませんが、きっとお酒が好きな人でしょうね。(おるか)

   新米の日なたのにほひ掌にしみて   おるか

 

   

◎・・・画像をクリックして大きい写真をどうぞ。

2004年9月13日

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