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ピーマン 染付草花文七寸皿 染付ぎざぎざ文小皿

 ピーマン、しし唐、あま長ピーマン、・・・ほかにいろんな名の付いた品種がありますが、どれも夏の風情があって大好きです。赤いものは酸味がありますね。それを生かしてのピーマン混ぜご飯。焼き飯でもピラフでもなく和風に混ぜご飯です。いためたピーマンにさっと炊き立てのご飯を混ぜ合わせました。ご飯もいためるより油も少なく、また、味を付けて炊き込むよりもさっぱりします。味付けは塩と荒引き胡椒と大蒜。つけあわせは、紫蘇の葉と梅貝の天麩羅。

 以前、ラジオで偶然聞いて「なるほど」と思ったことがあります。人がものを食べるときの嗜好として「口外混合」と「口内混合」があるそうです。混ぜてから口に入れたいか、別々に食べたいかに嗜好が分かれるそうです。世界的に見れば、日本料理は口内嗜好ですね。「口内混合→白米のご飯とお菜→混ぜご飯→炊き込みご飯→口外混合嗜好」。カレーライスを皿の上でしかり混ぜてから食べたい方は口外混合嗜好。(オットセイ)

   ピーマンをパカナと裂けばポとはじけ  おっとせい

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