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塩
「不純物」がいい味を出すのは、陶芸も同じです。例えば染め付けに使われる呉須(ごす)はコバルトを主にしていますが、他に鉄、マンガン、などがあって初めて深い色合いになります。純粋コバルトではただの青い色で、焼き物に使った場合「浅い色合い」に感じてしまいます。例として碍子(がいし)に書かれた番号の色合いがそれに近いです。 さて、じゃあ、その純粋でない塩はどんな味かって?おにぎりを作ってみました。美味いんですよ!説明より、良さそうな塩を買ってきて実際に作ってみてください。(オットセイ) 炎天や塩盛られたる生死の間 おるか 生きるのに欠かせない塩。清めの塩、塩の柱となったロトの妻。塩味は味付けの一番基本ですね。単に味覚の問題を超えて、存在の味とも言える深さをもったテーマです。パハール岩塩の塩おにぎりしみじみたべました。(おるか) 2002・7・8 |
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