旬の味と器 夏 1 に戻る

夏野菜カレー  呉須手双鹿文輪花七寸皿

   

 アニーシャがインド家庭料理としてのカレーを三種類作ってくれました。彼女の左手下は、ヨーグルトで作った白いカレー。うーまーかった!!

 左のカレーもそのとき教わったもの、とても簡単です。三種類とサラダ全部で1時間かかりません。彼女がお母さんから教わった家庭料理ですからね。これから二年後、やはりインドからいらしたイーラさんにこれを作って出したら「お母さんの味だー」と(日本語で)言ってもらえました。フムフム、ちゃんと作り方伝わっていたようです。(オットセイ)

雲の峰濡れ刃ざくざく野菜切り    おるか

 写真のカレーは、まずクミン・シードをゆっくり植物油で炒めて香りを移すのが、こつ。あとは食べやすく切ったジャガイモを加えて炒め、モロッコ豆も加えます。 ガラム・マサラを混ぜて最後に生のトマト、茄子(色をきれいにするため揚げておいたもの)をくわえて、できあがり。家庭の味です。

 うつわは呉須手といわれる明時代の焼き物の風情を取り入れた染付けの七寸皿(21cm)。 呉須手は肩肘張らないのびのびした味が身上です。普段のおかずを盛るのにはとっても便利。見込みいっぱいに、雲が流れたなかに木や二匹の鹿など、描いて、楽しいお皿です。

2002・6・24

旬の味と器 夏 1 に戻る

su-0205