鰹　　 染付チェック文六寸皿

サッカーに男抱き合う初鰹　　　おるか

　山々の色も青に定まってきたこの頃｡鰹の旬ですね。ワールド･カップも目前になりました。お隣の福井県ではメキシコチームがキャンプしているそうです。日本も韓国も盛り上がっていますね。

　それでも、この山里は静かなものです。朴の葉陰で鰹のたたき、薬味をたっぷり。黄鶺鴒の声が降ってきます。

　お皿は市松模様を展開したような、ちょっと新しい模様です。果物をのせても、オムレツでも、なかなか使い栄えがする意匠だと自負しています。

　ひろびろした朴の葉は最高のランチョン･マットです。顔を近づけて嗅いで見ると仄かに朴の香り。お魚を朴葉焼にすると、また美味しいのですが、それは別の機会にいたしましょう。（おるか）

２００２・５・２９