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カフェ・オ・レ  色絵チューリップ・マグカップ

 カフェ・オ・レの作り方。@コーヒーを淹れる。Aミルクを温める。Bカップに同時にコーヒーとミルクを入れる。コーヒーとミルクが全く1:1で、カップに注ぐ時間まで一緒で、がっぷり四つという感じ。なかなか面白いフランスののみものです。コーヒーは深焙煎であることは言うまでもありません。というか、ヨーロッパ人の好みの焙煎が日本人のそれより深いということです。

 カップは大きめでチューリップの絵柄です。(17インチモニターの場合、ほぼ実物大の写真はこちら)拭き漆の茶托にのせました。提案ですが、普段使いのカップの場合、同じ素材の陶磁器よりも木製の茶托を使ってみたらどうでしょうか?カチャカチャならないし、僕はこの方が好きです。(オットセイ)

     月曜のカフェ・オ・レ熱くチューリップ   おるか

 一年中飲んでるカフェ・オ・レですが、カップの紋様で待ち遠しかった春の気分を楽しみました。チューリップがトルコからオランダに運ばれて爆発的なブームになったのは良く知られています。しかし、オランダで改良されたチューリップがトルコに逆輸入されて狂騒を巻き起こしたことはあまり知られていません。それまでのトルコではユリ咲きの花弁のとがったチューリップが好まれて絞り咲き八重咲きなどはなかったからです。

 カップに描いたのは古代の壺に描かれた図柄にあった原種のチューリップのイメージです。縁の紋様もちょっとオリエント風のつもりです。そういえばトルコ・コーヒーも美味しいそうですね。チューリップとコーヒー、茶托の上で遥か元郷を懐かしむ…。

 ミルク・ピッチャーはフランス国境に近いドイツのものです。手作りですが職人さんのお名前はわかりません。ずーっと昔からこの形という素朴さがいとおしい。取っ手の付けかたなど実ににこなれています。(おるか)

2006年3月20日


砂糖(A la Perruche)
唐草文ボタン付きマグカップ チューリップ・カップ

 鶯が甘党なのはよく知られるところ。鳥は飛ぶのにエネルギーが沢山必用なのでしょうね。脳も甘い物好きだそうで、精神の飛翔にもエネルギーがいるらしい。

 甘味料もいろいろありますね。沖縄の黒砂糖、羅漢果。サトウキビのお砂糖は懐かしい甘さです。このお砂糖は角の不ぞろいなのがかわいい。la perruche はインコのこと。会社の商標ですカリブ海のイメージなんでしょうね。カリブのフランス植民地だったハイチの歴史は複雑です。砂糖のプランテーションとその暴落などもあって。しかし苦難の時代は良い作家を生むのか、エメ・セゼールを始め、多くの作家を輩出しています。カリブのお砂糖の味も、奥深いなー。

     春愁の匙に影置く角砂糖   おるか

 100年以上前からのフランス製のカリブ産のサトウキビを100%使った不ぞろいの角砂糖。甘すぎずコクがあってコーヒーや紅茶を引き立てます。取っ手のないマグカップを砂糖入れに使ってみました。普通は、飲み物用にと作りました。ボタンは、見た目の飾りだけではなく、滑り止めと熱さを和らげるためにあります。ジャムやソース、ドレッシング、またはスープカップにも使うと面白そうです。(17インチモニタの場合、ほぼ実物大の写真はこちら)(オットセイ)

2006年3月27日

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