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山葵の茎 染付ナズナ葉形小鉢

 山葵の茎と葉は、姿も色も清々しく香りは根と同じでなかなか乙なもの。さっと熱湯をかけるかくぐらす程度で、その後密閉容器に入れておく。山葵独特の香りとつんとした辛味が出ます。かなり辛いです。塩味だけをつけました。熱いご飯と一緒に、サラダに混ぜて、烏賊の細造りと和える、若布と一緒に酢の物、といろいろに楽しめそうです。うちの周りの野生の山葵は、根は大きいのが採れても小指よりも細いですが、茎は立派でおいしそうです。また、一週間もすれば花が咲き、それもまた美味しい。いよいよ春です。器は緑も映えるなずな葉形の染付の小鉢。(オットセイ)

   兜子忌を過ぎて山葵の茎の味   おるか

2005年3月21日

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