旬の味と器 春 1 に戻る

若布(めかぶ)  けまり文大皿  けまり文小付碗

   

 若布の根です。物凄い粘りが有ります。上の写真の鮮やかな緑のほうがさっと茹でたもので、それを刻んで「めかぶとろろ』ができます。これは珍味です。けまり文小付碗に盛ってみました。御飯茶碗には小さいですが、素直な形、さっぱりした絵付けで、玉割り、漬物、鍋物の取り器、小鉢と用途くとこさえました。(オットセイ)

うなさかの襞ふかき国若布刈る  おるか

 若布は鳴門や三陸が有名ですが日本の海のどこでも取れるとか。こちらでも勿論とれます。能登は冬場の岩海苔が有名ですが他にもカジメやモズクや様々な能登産の海藻類をスーパーでよく見かけます。新鮮な若布がでまわると海の中にも春が来たのだなとかんじます。
 海藻のなかのフコイダンという物質はとても健康にいいそうですね。美味しいものは身体にもいいのでしょう。きれいな海が守られますようにと祈らずにはいられません。(おるか)

2003・3・3

旬の味と器 春 1 に戻る

sp-0204