旬の味と器 春 1 に戻る

  色絵魚藻文荷葉形小付  染付傘文台付き小付

   

 たくさん食べるもではない、少しで充分、でも豆皿では小さ過ぎるというときに「小付」があると楽しいです。「小付」とは小さめの向付の意味で、変化に富んだ形が欲しいですね。荷葉とは蓮の葉のことで、やや深いこの器には赤で魚が描いてあり食べた後に顔をだします。台皿の方は浅いのですが高台が高く全体では荷葉小付より上にきます。器と器の取り合わせもまた楽しく、蛸の梅肉和えと吸盤の唐揚げを盛りました。(オットセイ)

春浅し色絵に浅葱なみだほど  おるか

2003・2・10

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