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蕨 染付ゆらぎ徳利 赤絵ぐい呑み 芙蓉手皿 ワラビの茎を手でかるくしごくと自然に折れます。そこから上がやわらかくて美味しいところ。日当たりの良い斜面にまだうつむいて生えている蕨を両手いっぱいとってはちょっとおひたしにする。この季節のたのしみです。 中国の古い芙蓉手の皿はごく薄く儚げなものですが、この皿は薄いとはいってもつかいやすい程度です。うっすらレリーフをつけ、縁は輪花といって花のようにけずって繊細な表情になったかと思います。ゆらゆらした模様の徳利も涼しそうなので、お日様のように元気な赤いぐい呑みを添えてみました。 ほきと折るわらび荒野は日の匂ひ おるか 2002・4・22 |
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