[対象]
騎士、クラッシャー
[獲得Ark]
❿床のヤリのみ ……………… 42,390~57,249Ark
合計 …………………………… 65,530~98,369Ark
起動罠 | 設置罠 | ||
---|---|---|---|
~控えの間~ | |||
① | △アブラカビン →(控えの間に)油だまり❶発生 | ||
❶ | (控えの間の)油だまり | ||
△ヨウガンカビン | ❸ | ||
Ⓐ | □アタックウォール →倒れる柱❷を倒す | ||
❷ | 倒れる柱 | ||
~王の間へ移動~ | |||
⑤ | △アブラカビン →(王の間に)油だまり❺発生 | ||
~控えの間へ移動~ | |||
❸ | △ヨウガンカビン | ||
❹ | ×スマッシュフロア 注:扉を開けること | ||
❺ | (王の間の)油だまり | ||
~王の間へ移動~ | |||
△オオタライ | ❻ | ||
❻ | △オオタライ | ||
△アブラカビン | ❽ | ||
❼ | ×カタストロフボム | ||
❽ | △アブラカビン | ||
×スプリングフロア | ❾ | ||
❾ | ×スプリングフロア | ||
❿ | 床のヤリ |
[解説]
このコンボは、全体的にArk倍率の低い壁トラップ(最大でも×1.3)を敵に直接当てることを一切しないことに成功した、おそらく世界で初のコンボです。その結果、最終的な累積Ark倍率が「104.72倍」と、100倍以上にまで押し上げることに成功しており、仕掛けの中で特別にArk倍率の高い 油のタル(×1.8)・電気イス(×1.7)・巨大岩石(×1.6)を用いずとも、仕掛けの中で標準的なArk倍率である「1.5倍」の仕掛けである 倒れる柱・床のヤリ・油だまり のみを用いても累積Ark倍率が100倍を超えている、本サイトで紹介しているコンボ集の中では唯一のコンボとなっています。これに対し、通常はArk倍率1.5倍の仕掛けをどんなに駆使しても、Ark倍率1.3倍の設置トラップ(△天井トラップ/□壁トラップ/×床トラップ)を多用している限りは、累積Ark倍率は100倍の壁を突破することができません。
なお、このコンボは、クラッシャーと騎士専用のコンボです。両者は共にSPD値(移動速度の値)が「30」であり移動速度が同じなので、以下の説明はSPD値が30の敵に対してコンボを決める場合についてのタイミングで説明します。(SPD値が異なる敵の場合、油だまりの発生タイミングを変える必要があるため)
・下準備
まず事前に、王の間(玉座と床のヤリがある広い部屋)に、⑤△アブラカビンと❼×カタストロフボムを予め設置しておきます。
次に、敵が王の間に入ってくるまで待ち、敵が王の間に入ってきたらその南隣の部屋である控えの間(倒れる柱と火薬箱がある横長の部屋)に移動し、①△アブラカビン、Ⓐ□アタックウォール、❹×スマッシュフロアを設置した後、敵を一旦階段の部屋(巨大岩石・油タル・ギロチンがある最も広い部屋)へと誘導すべくミレニアを階段の部屋へと移動させます。
その後、敵が階段の部屋へと入場してきたら、すれ違いでミレニアを階段の部屋から再び控えの間へと移動させ、敵が再び控えの間へ入場しようとするのを待ちます。
そして、ミレニアを上の【図19-1】の★の位置まで移動さぜて待機し、敵が図の★の位置、つまり階段の部屋と控えの間を結ぶ廊下の、控えの間側の出入口から3マス東・1マス北の位置まで歩いてきた時点で①△アブラカビンを起動して❶油だまりを発生させます。
・1ヒット目~3ヒット目
敵がクラッシャーか騎士である場合、SPD値は共に「30」と同じなので、上記のタイミングで①△アブラカビンを起動して❶油だまりを発生させていれば、△アブラカビンのチャージが再開される1秒前~1秒後の間に、控えの間に入場した敵が❶油だまりに当たり転倒します。第5章でも述べた通り、△アブラカビンのチャージ再開は油だまり発生の10.5秒後、油だまりの消滅は油だまり発生の12秒後なので、❶油だまりで敵が転倒する頃にちょうど△天井トラップが再設置可能になります。このタイミングで△天井トラップが再設置可能にならないと、3ヒット目の❸△ヨウガンカビンが間に合わなくなるので、この下準備での①△アブラカビンの起動タイミングは上記の通り遵守せねばなりません。
①△アブラカビンのチャージが再開されたら、すかさず最速で同じ位置に❸△ヨウガンカビンを設置し直し、その後すぐさまミレニアを王の間へと移動させつつ❷倒れる柱を倒すべく部屋を出る直前にⒶ□アタックウォールを起動します。Ⓐ□アタックウォールの起動に伴うミレニアの硬直が解けた直後のタイミングで、敵に❷倒れる柱がヒットします。
そして、ミレニアが王の間に入ったら、最速で⑤△アブラカビンを起動して2つ目の油だまりである「❺油だまり」を発生させ、トラップの起動直後の硬直が解けたらL1+R1同時押しで後ろを向きすぐに王の間を後にし、控えの間に再々入場します。その後ミレニアが控えの間に再々入場したら最速で❸△ヨウガンカビンを起動します。
以上の起動タイミングは、全て最速で実行せねばなりません。ここで少しでももたつくと、❸△ヨウガンカビンが間に合わずコンボが途切れてしまうためです。
従って、この1ヒット目~3ヒット目の箇所は、このコンボにおける最初の難所と言っても過言ではありません。(難所はまだまだあります)
・3ヒット目~6ヒット目
❸△ヨウガンカビンを敵に被せた後、敵が❹の位置まで走ってきた時点で❹×スマッシュフロアを北向きに起動します。但しここで重要な点が1つあります。それは、ミレニアを扉口(下の【図19-3】の★の位置)に立たせ、扉を開けた状態を保っておく、という点です。というのも、この❹×スマッシュフロアの1ヒットの起動だけで敵を控えの間から王の間へと移動させる必要があるからです。
また、起動タイミングも重要です。ここでは、敵が❹のマスの中心に到達した頃を見計らって❹×スマッシュフロアを起動せねばなりません。ここでタイミングが遅れすぎると、後述する次の「❺油だまり」が間に合いません。(早い分には多少のズレは構わないのですが、そうすると❹×スマッシュフロアにコアヒットが付かなくなります)
❹×スマッシュフロアで吹き飛んだ敵は、王の間では8マス先ではなく6マス先の❺の位置に着地します。部屋を跨ぐ際に扉が邪魔をして軌跡が重力方向下方へとずれるためです。そして、予め⑤△アブラカビンを起動したことにより発生していた❺油だまり(2つ目の油だまり)が、ここで5ヒット目としてヒットします。
この2つ目の❺油だまりがヒットし、ミレニアを王の間へと再入場させた頃は、時間的にはちょうど⑤△アブラカビンのチャージが再開されてから1秒後~1.5秒後のタイミングになります。油だまりが消える時間は△アブラカビンのチャージが再開されてから1.5秒後なのは前述した通りなので、ここでは油だまりが発生している終了間際でぎりぎり❺油だまりがヒットしている、ということになります。
ミレニアを王の間へと再々入場させた頃には⑤△アブラカビンのチャージが再開されている、ということは、△天井トラップの付け替えが可能であることを意味しています。そこで、入場後最速で⑤△アブラカビンと同じ位置に❻△オオタライを設置し、チャージが完了し次第速攻で❻△オオタライを起動して当てます。この❻△オオタライは余裕で間に合います。
・6ヒット目~8ヒット目
❻△オオタライを当てた後、天井トラップのチャージが再開されたら即同じ位置に❽△アブラカビンを設置します。
次に、ここからが重要な点ですが、設置してからキャンプモード(トラップ設置画面を呼び出す前の画面で、ゲームの進行時間が停止したモード)を抜け出して速攻で×床トラップである❼×カタストロフボムをを起動するために、コントローラーの×ボタンを素早く連打します。
ここでは❽△アブラカビンの設置タイミングの遅れは、△天井トラップ(△オオタライ)のチャージバーの1/18程度(5フレーム=0.167秒≒約0.2秒相当、最初の「オ」の字の半分)までしか許容されません。それ以上遅れると、❼×カタストロフボムが間に合わなくなります。
第2章でも述べた通り、△オオタライは、ヒットさせると4.5秒間(チャージ3に相当)その場に硬直させる効果があります。また、ヒットから3秒後(チャージ2に相当)にチャージが再開しますので、△オオタライの後にコンボをつなげるときは、残る1.5秒間のうちに△天井トラップを設置してから他のトラップを当てるようにせねばなりません。
しかし、続く❼×カタストロフボムは、第2章でも述べた通り、×ボタンを押してからその後実際に×カタストロフボムがヒットするまでには、0.8秒ものタイムラグがあります。
従って、×ボタン連打によるゲーム画面復帰からの時間ロス(0.2~0.4秒程度)も考慮にいれると、❻△オオタライを当てた後続く❼×カタストロフボムを途切れさせることなく当てるには、❻△オオタライの設置の遅れの限界は、遅めに見積もって、
1.5-(0.8+0.4)=0.3(秒)
しか許されないことになります。ここが次なる難所です。
❽△アブラカビンを設置した後に即❼×カタストロフボムを起動しますが、その際にミレニアを立たせる位置は、【図19-4】の★の位置にして下さい。というのも、第2章でも述べた通り、×カタストロフボムによる地震効果の効果範囲は21×21ブロックであり、玉座の後ろに正しく❼×カタストロフボムを設置しているのであれば、★の位置は❼のマスの11マス先、つまりぎりぎり効果範囲外なので、ミレニアは地震に巻き込まれず敵のみ地震を喰らうからです(敵は10マス先なので効果範囲内)。
そして、❽△アブラカビンのチャージが完了してから1.5秒後程度のタイミングで、❽△アブラカビンを起動します。そうすると、❼×カタストロフボムによる地震効果がちょうど終了した頃合いで❽△アブラカビンを敵に被せることができます。もしこのタイミングが早すぎるとこの後の❾×スプリングフロアが間に合わなくなり、また遅すぎると(地震効果で25%の確率で)転倒しない限りコンボがここで途切れます。
・8ヒット目~トドメ
❽△アブラカビンを被せた後、最速で床トラップの❾×スプリングフロアを設置し、ミレニアを下に示す【図19-5】の☆の位置へと移動させます。この移動は、❾×スプリングフロアにコアヒットを付けるべく狙いを定めるために行います。
そして、上述した通りのタイミングで×スプリングフロアを設置していたのであれば、❾のマスの中央付近に到達した頃にちょうどこの❾×スプリングフロアのチャージが完了しますので、コアヒットを付けるべく狙いを定めて❾×スプリングフロアを起動します。
トドメの❿床のヤリは、❾×スプリングフロアの位置が床のヤリから3マス先なので、第1章でも紹介した通りこの位置からであれば必ずコア&エリアルの2つのテクニカルボーナスが同時に付きます。
・附則(❹×スマッシュフロアと❾×スプリングフロアのコアヒット成立条件)
このコンボは、4ヒット目の❹×スマッシュフロアと、9ヒット目の❾×スプリングフロアの両方にコアヒットを付けることにこだわらないのであれば、難易度はさほど高くはありません。しかし、両方にコアヒットを付けようと思うと、難易度は途端に跳ね上がります。なぜならば、❹×スマッシュフロアと❾×スプリングフロアにコアヒットが付くか否かは、ぶっちゃけ「運」に左右されるからです。
コアヒットの成立範囲は、トラップの設置したマスの中心から、半径0.1ブロックの円内で敵にトラップを当てていることが最低条件です。しかし、調査の結果、どうやらこれだけが成立条件の全てではないようなのです。
筆者は、このコンボで最大限のArkを稼ぐべく両方にコアヒットを付けるまでゲーム動画を録画し続けましたが、35回も試行錯誤を重ねた結果、❹×スマッシュフロアにコアヒットを付けることに成功したのは35回中18回、❾×スプリングフロアにコアヒットを付けることに成功したのは35回中8回、この両方共にコアヒットを付けることに成功したのは35回中僅か3回と、散々な結果でした。
後で録画した動画を確認してみると、コアヒット回数が極端に少ない理由は、以下の2点に帰結することが判明しました。
この❹×スマッシュフロアと❾×スプリングフロアに共にコアヒットが付けられるか否かが、残る最後の難所です。特に、9ヒット目の❾×スプリングフロアにコアヒットが付くか否かは、筆者は綿密な調査を行いましたが、条件を特定することは結局できませんでした。マスの中心ど真ん中で❾×スプリングフロアを当ててもコアヒットが付かなかったり、その逆にマスの中心から北西に0.1ブロックずれた位置で❾×スプリングフロアを当ててもどういう訳かコアヒットが付いたりと、その成立条件はデタラメだったからです。
① ❹×スマッシュフロアを当てて部屋を跨いで飛ばした際、扉口に立たせているミレニアが敵の吹き飛ぶ進路を邪魔して、×スマッシュフロアの軌道が横へ逸れてしまう
(よって、以降の❾×スプリングフロアを当てる際に位置が東西方向にずれる)② ❾×スプリングフロアを設置ブロックの中心(ど真ん中)で当てても、何故かコアヒットが付かない場合が多々あるが、原因が判然としない