2002年1月1日:博多風雑煮作り
これまで年末年始は実家に帰省して、実家の雑煮をただ食べるだけだったけど、この年末年始は帰省せずに、はじめて福岡にて年を越すことになったので、かみさんと一緒に、実家の雑煮の記憶に福岡でよく入れてる(らしい)材料を加えて「新うるうる家の味博多風雑煮」を作ってみることにした(右の写真)。
(注)あくまで「博多”風”雑煮」です。
材料(下線のあるものが博多風雑煮のために入れたもの)
- あご(トビウオ)…ダシ取り用
- ブリ
- かつお菜
- ダイコン
- ニンジン
- サトイモ
- 鶏肉(ムネ)
- ミツバ
- モチ(丸いやつ)
- その他調味料(ちょっとしょうゆを入れてみた)
調理のポイント
1、「あご(トビウオ)」でダシを取る
- 最初は昆布でダシを取ってみたけどあまりダシが効いてなかったので、スーパーへダシ取り用の「アゴ(トビウオ)」を買いに行ったが、売り切れ(涙)。そこで、酒の肴用に買ってあった大きめのアゴの干物(2匹)をそのまま入れてみたが、ダシの出がイマイチ。そこで、新たに別の2匹を火にあぶってから入れてみると、まずまずのダシが出た。
#(小さめのアゴをたくさん使えばよかったのかも。)
- つゆはほとんど無色のすまし汁だが、味が薄く感じたので、しょうゆも少々入れて調整した。>^_^<
2、「かつお菜」の下準備
実家では「小松菜」を使うところを、福岡では「かつお菜」というものを使うそうだ。そもそも「かつお菜」というものの存在を年末にたまたま聞いてたラジオの中継で初めて知ったくらいだ。それによれば、噛むとカツオの味がするから、とか。
葉は長さは40センチくらいで、やや厚みがある濃い緑色である。小松菜のように湯通ししてから適当な大きさに切って、雑煮ができる直前に鍋に入れて味をしみ込ませれば良いようだ。葉の中央に太いスジがあるが、湯通しすれば一緒に食べられた。(^^)
3、ブリを入れる
- 雑煮に入れる肉魚類はもともとは鶏肉だけでいたが、福岡では「ブリ」を入れるというのを聞いたので、切り身で売られているのを買ってみた。適当な大きさに切って鍋に入れれば良い。皮は取った方がよかった。さすがに両方いれたら変になるかな、と思ったけど、賞味期限の関係もあって翌日両方入れてやったら、特に味も悪くならず、具だくさんな雑煮がさらに具だくさんになっていた。(^^;
4、もちを焼く

実家は関東なので、雑煮に入れるもちといえばこれまでは「角もち」だったが、「郷に入っては…」で「丸もち」を使用した。焼いてから入れれば形がくずれにくくなるけど、焼いてる途中に表面が割れて中身が出てしまったりしたもんだから、鍋に入れても、丸でも角でもあんまり差がない状態になってしまった。頃合いよく焼くのがテクニックかな。(-_-;)
サトイモやダイコン、ニンジン、鶏肉まで入った非常に具だくさんな雑煮ができあがった【最初の写真】。比較的さっぱりして、素材の味が生きた雑煮になり、初めての雑煮としてはよくできたかな(^^)