1999年8月8日(日) 

竪穴式住居と物見櫓吉野ヶ里遺跡(佐賀県神埼郡)に行ってきました。もとは工業団地として開発されるところだったが、弥生時代の貴重な遺跡(環濠集落、高床式倉庫など)が発見されたことで特別史跡となり、現在も発掘作業が行われつつ、平成13年(2001年)には国営「吉野ヶ里歴史公園(一部は県営)」として整備される予定とのこと。福岡からだとクルマでR358でほぼ直通と思いきや、途中は見事な山道。これでも1時間半で行くことができたが、途中すれ違いも大変な箇所がいっぱいあるのでかなり疲れる。少々遠回りでも、R3+R34か、長崎道(東脊振ICから10分)がおすすめ。JRなら、長崎本線「吉野ヶ里公園」または「神埼」駅が最寄り。

高床式倉庫現在も発掘作業が行われているので、工事現場に入るような感じなのであるが、一部に復元された「竪穴式住居」や「高床式倉庫」「物見櫓」などがあり、中に入ることができる(物見櫓は登れない)。外は台風一過の暑い日であったにもかかわらず、中に入るとひんやりする(竪穴式住居)。高床式倉庫はすっかり子どもたちの遊び場となっていた(倉庫に入る階段が結構キツイ)。また発掘された弥生式土器や、死者を埋葬した「甕棺(かめかん)」、農耕具や刀剣などを展示した資料館もあるので、こちらも見学してみるといい。ここには平成13年完成予定の「吉野ヶ里歴史公園(約117ha)」の完成予想図もある。

建設中のエントランス(?)まだ、発掘の途中ということで、あちこちに発掘跡がある。今はあくまでも学術的な公開といった感じであちこちにロープが張られてる。一方で歴史公園として整備も行われており、メインエントランスになる建物(?)も骨組が見えている。今は上記復元跡と展示館、環濠集落跡を見渡せる高台くらいなので、遺跡そのものの見学時間は1時間半程度だった。遺跡もさることながら周囲の山並みもなかなかの絶景だったので、こちらも楽しんでほしいと思う。

 


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