2001年5月5〜6日(土、日) 長崎平戸の旅
01/06/27
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平戸の玄関口、平戸大橋 |
以前から訪れてみたかった、平戸に行ってきました。平戸には数多くの「教会」があり、キリシタンの歴史の舞台になったことで有名なところです。
福岡市内からは、R202で唐津を通って伊万里まで行き、そこからR204で松浦を経由して行きますが、唐津から伊万里までの間以外は、ほとんど海沿いの道を通り、一般道だけ使えば約3.5時間で着きます。平戸大橋の通行料は片道100円(2001年5月現在)です。唐津と伊万里の市内で少々混みますが、あとは快適なドライブです。行程の途中に「道の駅伊万里」があり、休憩を取るのにちょうどいいです。
着いた初日は午後から平戸千里ヶ浜沿いにある乗馬クラブ「シービューランチ」での乗馬を楽しむ予定だったのですが、私は連休中体調を崩していたので、かみさんだけが乗りました。ここは、クラブのすぐ隣が浜辺なので、海風に吹かれながら走らせることができ、楽しそうでした。
乗馬を済ませたあと、平戸島の中央西岸(根獅子)にある「切支丹資料館」を訪れました。
日本史で習ったキリシタンの歴史とはだいぶ違った印象でした。もとはキリスト教だったものが、弾圧の影響を防ぐために、「納戸」にご神体を置いたり、観音様をかたどったマリア像などを作ったこと、長い間宣教師がいなかったため、独自の宗教観となったそうです。また、弾圧がなくなったあともキリスト教とは別に信仰が続いたそうです。資料館には、これらの聖具や実際に祀らるところを再現した納戸の展示などがありました。
平戸の中心街の観光は、ほとんど徒歩でまわることができるので、クルマは平戸港の駐車場に置くと便利です。ここから紹介するのは、すべて平戸の中心街にあります。
街中には、平戸の地の歴史的人物の像が見られます。手前はザビエルの像ですが、その後ろにもこの地の名士の像が見えます。
また、「六角井戸」や「大ソテツ」のほか、平戸らしい光景として有名な「寺院と教会」が同時に見える風景もあり、異文化の交流を感じることができます。
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六角井戸 | 大ソテツ | 寺院と教会の風景 |
寺院の後ろにある教会が「聖フランシスコザビエル記念聖堂(平戸カトリック教会)」です。この教会の一角にもザビエルの像があります。教会の内部の造りもりっぱです。夜にはライトアップもされるので、夜眺めるのもお薦めです。
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教会全景 | 教会内部 |
このほかにも松浦藩の歴史や文化財を集めた「松浦史料博物館」などもあり、市内中心街を見るだけでも1日かかります。時間を忘れてゆっくり散策するのがいいと思います。