作業日誌2006_11                                       植木農家トップにもどる

作業日誌 過去ログ


2006(H18)

11/30(木)曇り一時雨

 ゴルフに行き 仕事は休み
 一週間も前から天気を気にしながらゴルフの日を見ていて
 悪くないことは確実視されたが 数日前からあれよあれよと
 予報が変わってくる 曇っても雨が降ることはないだろうと
 前々からの晴れマークの印象が強く残っていて 希望的観測
 が一人歩きをしていて それが自分だけかと思っていたら
 誰もが同じで 集団的自己暗示?に陥っている
 銚子に近い利根川の元河川敷に造られているこのゴルフ場は
 鹿島灘からの風の影響を受けて 気候が微妙に変化する
 今日はこの地域だけ天候が思わしくないようだ
 北西の風に乗って黒い雲が次々に通り過ぎる もうこうなれば
 時間の問題で 降らないことを祈るのはあまりにも虫が良すぎると言うものだ
 どんよりした天気がより一層寒さを助長しているような感じがして こんな天候の時は誰もが
 ゴルフと雨の相性の悪さを知っているだけに 切実な思いでしばしば空を見上げている
 それでも何とか午前中はもった 雨はクラブハウスで昼食を摂っている頃に落ち始めた
 天気予報では一時的な雨と言っていたが本降りの様相となってしまった
 覚悟を決めて午後は合羽を着込んだ 雨が降り始めると風はピタリと止んだので 寒さはそれほど
 でもなく 更に合羽を着たので少しの窮屈感を我慢すればそれほど悪い状態ではない
 仕事の時もそうだが 雨合羽は着てしまう前は辛い気持ちだが 一旦着てしまえばそんなものだと
 前向きに考えると何と言うこともない
 ゴルフは全天候のもの 冷たい雨が降ろうが台風が来ようが槍が降ろうが・・(これはちょっと問題^^)
 それでも 第2次大戦の戦時下 ヨーロッパではゴルフが行なわれていて 戦闘機から機銃掃射されて
 いたという話だから 槍が時折降ってくる事くらいは平気だったかもしれない 戦争中は小銃を肩に
 担いでのプレーも珍しくなかったそうだ
 半端な気持ちでゴルフなどしていては このゲームの真髄は遂に解明できないのかもしれない
 雨は午後の半分を終了する頃には止んで 遠くに青空が広がるまでになった 鉛色の空の向こうに小さく
 広がって 徐々にその面積を増し こちらに近づいてくる 薄いブルーではあったが美しい青空であった

 

11/29(水)晴れ

 松の手入れ
 久々の快晴 こんな日は気持ちも軽くなる 気温も高くて夕方まで薄着で通した
 今日から松の手入れを始めた 枯葉の付いている松はみすぼらしい これを取り払って縁周りの
 古葉を少し抜いてやるだけでも見違えるほどになる 生産屋の手入れはこの程度のものが多い
 透かしたり揉みあげたりの手間を掛ける余裕はないのが普通だと思う だから 年々松が良くなって
 ゆくということはない 本来なら年輪を重ね 人間が手を加える事によって風格とか味わいのある姿に
 徐々に変わってゆくのだが 最低限の手入れの仕方だと躾の点で抑えが効かない引き締まった樹姿に
 ならなくなってしまう
 生産屋の松は仕立てをしてから3年くらいで販売してしまうのが一般的だから 本当の意味の完成品
 ではなく 見た目に一通りは整った形として売りだしている 松本来の姿になるのは庭に入ってからの
 年々の細かい管理と丁寧な手入れ作業と 少しづつ気候風土に揉まれながら育まれての結果として
 のものだろうと思う
 生産屋も「看板」として良い松を選んで何本かを本手入れを掛けて綺麗に仕上げている人もいるが
 ほとんどの人がそのような余裕がないのが本当のところだろう
 松の手入れはピンからキリまで・・ これで了とするところがない 手間を掛けようと思えばいくらだって
 掛けられる それだけ奥が深い庭木なのだろう 植木職人にとっても腕の見せ所だろうし 庭全体が
 一本の松によって代表されることもある
 商売でなければ手間を掛け放題掛けて一本の松を仕上げて見たい気持ちはあるが 仕事であるが故に
 それができないでいる

 

11/28(火)曇り

 AM ハウス作業 PM 雑用
 雨の予報だったが 降りそうで降らない いつ降り始めてもおかしくないような空模様が終日続いた
 午前中はハウスに入ったが ハウスの作業はもうほとんどなくなった 後は消毒を残すのみとなったが
 オンシツコナジラミが発生していて これまでの農薬では耐性ができていて効果が少なくなってしまった
 散布のたびに農薬の種類を変えれば良いのだが 登録農薬数が樹木用は少ない事もあり 今のところは
 2種類を交互に散布している
 午後4時半を過ぎると薄暗くなりだす 3時過ぎからの仕事は本当に慌ただしい これからまだ冬至近く
 になるまで日が短くなるのだが その分は夜が長くなるから時間を有効に使えばそれなりの意義もある
 今頃の時期には5時過ぎにはもう夕食をとる これが夏場だと8時頃だから その差は3時間にもなる
 テレビはほとんど見ないので 夜は本を読むかパソコンの前か時々外に遊びに行くかだけれど 最近は
 DVDで古い映画を見る事もある 500円DVDが数多く販売されている事もあり 手軽に昔の名画などを
 楽しむ事が出来るようになった
 以前 角川書店が「読んでから見るか 見てから読むか」というキャッチコピーのCMを流していた
 原作を越える映画はなかなかないと思う 私は映画ファンではないので読んだ本が映画になっても
 それを見る気はしない いつも裏切られてきたように思うからだ
 そんな中で 松本清張原作の「天城越え」があり 一度映画になっているが 10年ほども前になろうか
 テレビ東京で正月に放送された田中美佐子主演のテレビドラマが見応えがあった
 一度見てから いつ再放送されるか期待していたが その後何年待ってもテレビでは映されなかった
 その時は「見てから読むか」で原作も読んで見たが ストーリーは同じでも映画の膨らませ方が凄くて
 演出の見事さを際立たせた
 興味を持って 同じ題名の映画をレンタルビデオで見たが 似て非なるものでこれもいただけなかった
 ある時 インターネットで調べたら ポニーキャニオンで テレビ東京で放映された「天城越え」がビデオに
 なって販売されている事を知った DVDがまだなかった頃だった
 値段が何と ビデオ1本が 12000円とは・・  再放送されない訳が解った
 で どうしたか 欲しいと思ったものはこれまでにも少々無理をしてでも手に入れてきた私は 性格上
 やはり買わずにはいられなかった でも それなりの価値はあったと思う 今でも一年に一回くらいは
 見ているが 良いものは色褪せがしない

 

11/27(月)雨後曇り

 AM 雨で休み PM ハウス作業
 昨夜からの雨が朝の内は残ってしまって 畑には出られないので久しぶりに数ヶ所に顔を出す
 余りのご無沙汰で顔を忘れられてしまったのではないかと心配したが大丈夫だった^^
 午後一番で商談のお客さんが来て 短時間の割には上手い商いとなった これも^^だ
 今日も気温が高くて^^だ 世の中平和で^^だ なんでもかんでも^^だ 絵文字はこれしか知らない^^だ
 アタマがぼわっとして 何にも書くことがないので今日の日誌は捨てました(悪しからず^^)

 

11/26(日)曇り一時晴れ

 ハウス作業
 天候は確実に下り坂だが 昼前後には一時的に晴れて暖かくなった
 今日はハウスに入って 一枚脱ぎ 二枚脱ぎした 帽子を被っていると頭に汗をかくのでこれも外した
 出荷の時期を外れると 仕事自体は減ることはないが 気持ちには大きなゆとりが生まれる
 植木も農産物だから その扱いに決定的な「時期」というものはある それでも野菜などと比べると
 ずいぶん幅があり 融通が利く作物だと思う
 キンモクセイだが 昔は挿し木をしてもなかなか成功しなかった その頃はキンモクセイの挿し木の適期は
 年に数日しかないと言われたものだ
 技術も設備もなかった当時はそんなものだったのだろうが 今では簡単で 特別なことをしないでもほぼ
 100%が発根する 植木の移植にしても 昔はとても難しかった樹種も今ではひょいとやってのける
 それだけ技術もノウハウも機械設備も進んだということなのだが そのおかげで「適期」の「幅」は確実に
 広くなった それだけ作業時期にも余裕が広がったことになる それでも 植物を育てる苦労というのは
 今も昔も変わることはないのだけれど・・

 

11/25(土)晴れ

 苗木植え
 眩しいくらいに良く晴れ渡った 童心に返るからだろうか こんな日の土いじりは本当に楽しい
 昨日まで整理した圃場にエレガンテシマの苗を600本ほど植え付けた 畝幅60cm 株間40cm
 これで約2年間育てて 一部を販売 半数を移植 残ったものを根回しする
 そろそろマツの手入れの時季となってきた 数日中には始めたいと思っているが 雑用もあれこれあって
 思うに任せないでいる 木枯らしの吹く頃になると辛いので 年内の穏やかな天候を願っている
 月末に植木組合のゴルフコンペがあり 今回は自分が幹事役となってしまった 本当は親戚がその役で
 あったが 都合により私が代役を務めなければならなくなってしまった
 準備は終わり 最終的なメンバー表を今日配り終えたのだが 夜になって ある組合員のお宅に不幸があり
 ゴルフの当日が葬儀の日程と重なってしまうことが判明した
 こうなるとゴルフに参加できない人が少なからず出てしまうことになる 一般の組合員は通夜の時に
 次の日の葬儀の香典を渡して来てしまうのだが 上部役員や関係の深い組合員は葬儀当日も参列する
 のでゴルフの欠席者がどれくらいになるか 今は戦々恐々としている
 欠席人数が多くなればコンペの中止も考慮しなければならないし 決行するにしても組み合わせを変えたり
 ゴルフ場への変更通知や懇親会場との連絡も必要となってくる
 コンペの度に必ずと言っていい程 葬儀のために急に欠席する人が一人や二人はいる 人間の死期は
 いつになるか分からないので こればかりは致し方ない

 

11/24(金)晴れ

   

 上の写真左は先日まで作業をしていた荒れた畑の整理の様子 切り取った竹がたくさん見える
 掘り取った根株もまだ散乱している 作業全体の80%くらいは終了している
 右写真は苗木屋さんから買ったエレガンテシマのポット苗木 30cmの苗木が1袋に25本入っている
 これを現在整地している畑に植える

 苗木圃場作り
 晴れて再び暖かくなった 昨日との格差に驚く
 第2圃場で昨日の続きの作業をする 今日は畑の南側に一列に植わっている防風樹の枝払いと
 赤土を敷き込んだ圃場をバックホーで耕転する仕事をした
 隣の養豚場の例の外人がこちらの作業を興味深そうに眺めている 声を掛けると人懐っこい笑顔を
 見せて あれこれと拙い日本語で訊いてくる
 畑の一角100坪ほどを更地にしたのだが 畑全部取り払ってしまうのか? トラックに満載された剪定
 枝をどうするのか? とりわけ 売り物にならない植木を引き抜いて山と積み上げた物をじっと見ている
 捨ててしまうものであることが彼にも解るようだが 何故捨ててしまうのかの理解に苦しんでいるようだ
 答えを教えてあげたいが 考えて見れば私にも本当のところは解らない
 いらないからあげるよと言うと 彼は真剣に考え始めた おいおい 母国にでも持って帰るつもりか・・^^

 

11/23(木)曇り夜雨

 AM ハウス作業 PM 畑の整理
 どんよりした曇り空で気温が今日はぐっと下がった 北東の風も冷たかった
 午前中はお客さんやら何やらで中途半端な仕事になってしまった 午後からは第2圃場で苗木を
 植えるための場所を作るために 出荷して疎らになったツバキやサザンカを移植したり製品として
 不向きになってしまった傷んだり形状の悪くなった植木を処分したりする作業を行なった
 中にはまだ充分に植木としての価値のあるものもあるが 出荷しても採算が取れないのでやむなく
 廃棄するのだが 植木に限らず野菜などの農産物の暴落時には苦労して作った結晶でも処分を
 余儀なくされてしまう 勿体ないし偲びないし 何か違うんじゃないかとの割り切れない気持ちがあって
 すっきりしないものが残る 不良品や病虫害のあるものならば理不尽さは感じないのだが・・
 久しぶりにラジオで永六輔さんの声を聞いた 声は老けた感じはしたがまだまだお元気なようで
 相変わらず全国を旅している様子だった
 10年も前になるのだろうか この町に某農業団体の創立総会があって 記念講演として 有名な
 永六輔さんを講師として招いた
 開演時間の少し前に会場に到着して見ると 永さんが既にマイク片手に身振り手振りも威勢よく
 早めに集まった聴衆を前にして話を始めていた 普通なら最初に主催者側の挨拶やら来賓が
 どうのと型どおりの式進行があるのだが 永さんはそんな事はお構いなしに自分でどんどん進めて
 いった 流石に話は面白いしためになるし持ち時間の2時間(3時間くらいやった)を飽きさせない
 エンターテイメントとはこのようなものとの認識を強く抱かせる内容だった
 因みに その日の講演料は 100万円 だったそうだ それに交通費として5万円を支払ったとか・
 さて その何日か後の日のラジオで永さんは その日の事を話していたのだが 何と言ったかというと
 いつどこそこへ何々の「お手伝い」に行ってきましたと報告していました
 これまでにも しばしばラジオなどでどこそこに行って 何とか団体とか何とか青年団と何々をして
 きましたとか話していたが 今回と同じような事なのだろうか・・
 「お手伝い」と言うと 何かボランティアみたいに聞こえてしまいますが・・ ^^

 

11/22(水)晴れ

 畑の整理
 チェーンソーでおもいっきりバリバリと青竹を切り倒す 倒しては運び 倒しては運び・・
 畑は切り倒された竹の山となってしまった 素状が良いので捨ててしまうには勿体ない 造形樹の
 仕立ての時に枝折り竹として使うには申し分ないものだが 最近は枝物を少量しか生産しなくなり
 その必要性もなくなってきた
 一部は枝を払い長さを整えて物置小屋にしまい込むことにした 支柱としても使い道がありそうだ
 植木仲間の何人かに連絡すると 貰ってくれる人が2人いた 残ったものは処分するしかないが
 出来るだけ多く持って行ってもらいたいものだと思う
 植木屋などが使う竹垣用の真竹は中国からの輸入物が多いようだ 国内にも竹は沢山あるのだが
 山から切り出したり製品として整える人件費の点で採算が合わないのだろう
 ホームセンターにも枯れ竹が売っていて 室内の装飾用にも使える4m物の真直ぐな上級品が1本
 40円で買える 100本買っても4000円だから 自分で切り出したりする手間を計算すれば安いもの
 だと思う クスノキの苗木などの支柱として使っている生産者もいる 1本40円なら使い捨てで充分だ
 竹を切った後の切り株を こんどはバックホーで掘り返す 竹が密生していた事もあり これが手間の
 掛かる作業となってしまった

 

11/21(火)晴れ

 親戚の葬儀で仕事は休み
 晩秋の青空が広がった 気温も上がって すべてのものがきらきらと輝いて見える
 こんな秋の日に静かに逝くのも良いかもしれない
 石原都知事がまた何か言って話題となっている いじめを受けている子供が文部大臣に自殺予告の
 手紙を送った事に関して 「甘ったれている」と発言したとか・・
 それはそうだが 「それを言っちゃあおしまいよ・・」 と寅さんが言うかもしれない
 弱いものは滅びてゆくのが生物界の定め 強いものが残り優性遺伝して次世代へ受け渡す それを
 繰り返して「今」があるわけだから 基本的に今が自分たちも含めて強者の世の中なのは間違いない
 東京新聞の論説主幹だった楓元夫氏の講演を昔々聞いた事がある 氏も同じような事を「内緒の話」
 として言っていた 誤解を恐れずにと前置きして 社会の弱体化を招きかねない過保護であっては
 ならないとの意見だ もちろん 弱者と手を取り合って社会を進めて行くのが人間としてのあるべき姿
 だし 効率を絶対視する社会より 奥行きと潤いのある社会を創ることはどんな重大な危機や急激な
 変化にも対応できる柔軟性を培うことになるからだと思う
 人がちょっとした病気などで簡単に死んでしまった昔 死は極めて身近だった それ故の若くしての深い
 思考もあった 人がなかなか死ななくなった今でも基本的には生存競争の世の中なのは間違いない
 小局としての競争と大局としての共生は他者を思いやる心を育むことで可能となるのだろう

 

11/20(月)雨後曇りミズキの紅葉

 AM 雨で休み PM ハウス作業
 一晩中激しい雨が続いて その雨が今朝も降り続いていた
 次第に小雨になってきたが午前中は仕事にはならなかった
 親戚に不幸があって 夕方に斎場での通夜に行く
 県の配布苗木について
 毎年配布される植木の苗木は(資料をなくしてしまったので
 正確にはわからないが)種類数と本数はかなりの量になる
 需要が多い頃には70〜80品種もあった
 本数も 多い品種は数千本というのもあった 逆に少ない
 品種では50本くらいのもあったように記憶している これを
 県下全体で分けるのだから 希望者一人当りにすると数本
 になってしまうこともある
 今年の種類数は40〜50種くらいであったと思う 県はここ何年かはガマズミ(ビバーナム)類を何品種も
 配布している これに力を入れているという事になるのだろう コニファーがブームの頃にはやはり
 沢山の品種を奨励していたようだが 現在は4〜5種類しかないようだった
 さて 地元に持ち帰った苗木は 希望発注者が集まって分配する事になる
 組合として割り当てられた数量を個々人の注文数の割合で分けるのだが ここで問題なのが 人気種は
 希望者も発注数も多くなり そのまま比率で分配すると不公平になってくる 例えば 県下全体で1000本
 の配布予定の樹種を一人で1000本を予約する豪の者もいなくはない 正直者が自分の欲しい数だけ
 10本注文したとしよう 県からは100本くらいの割り当てがあった時 1000本頼んだ人は100本手に
 入るが 10本頼んだ人は1本しかもらえない事に計算上はなってしまう
 このように正直者がバカを見ないように 注文数の少ない人を優先して満たして行くやり方を取る
 割り当てられた100本の苗木に対して 5人の希望者がいて 予約数は 1000本 200本 50本 15本 10本
 だったとする まず 入手できた100本を単純に5人で割る すると 一人当りは20本になる これだと
 10本と15本の人は満数をもらえる 余った15本を後の3人が分けるから 25本づつを手にする事になる
 基本的にはこのように分配するのだが 実際にはいろいろあって いろいろになる^^
 右写真はミズキの紅葉

 

11/19(日)雨

 雨で作業は休み
 朝から疎らな雨がぽつりぽつり 作業が出来なくもないが急ぎの仕事もないので休みとする
 1kmほど離れた同業者の家まで所用で行ったが 途中の県道沿いの畑ではS大先輩が小雨の中を
 仕事をしているのを見つけて 思わず車を停めて寄り込んだ Sさんはコニファーの刈り込みをして
 いるところであった 1mくらいのヨーロッパゴールドであった これを鉢上げして来秋に出荷する段取り
 だそうだ 70代半ばにもなろうとする人で息子さんに既に経営を任せているのだが 意欲的に現役を
 続けている Sさんはこの地方では植木生産に関しては先駆者で豊富な経験と高い技術力を持っている
 挿し木や接木などの繁殖や生産技術は高度であり 県の植木生産技術指導者として認定を受けて
 各地の植木団体や生産者の研修会などに指導のために招かれていた
 このS農場さんは地域でも先端的な経営方式で収益もトップクラスだ 見学者も多く 公共機関の農業
 関係部門の担当者もよく訪れて情報の交換をしているようだ 何か新しい技術や資材が開発されると
 このS農場に依頼して実地試験をしてもらったりしているようだ 植木業者が持ち込んだ新種の繁殖の
 方法を確立させたり 市場ともタイアップして流通や販路の開拓にも成果を上げている
 天気が悪いのに頑張ってますねと言うと 満面の笑みを返してくれた 私はこの人と話しをするのが
 好きだ 植木の事は何でも知っているし 相談を持ちかけると適切なアドバイスが返って来る
 若い時から苦労をして今日まで来た人だけあって 中々の頑固者でもある 嫌なものは嫌 嫌いな奴は
 嫌い とはっきりしている カラオケでは千葉テレビに何度も出演している 旅行も趣味で お囃子は
 笛の師匠でもある 焦らず怠らずのマイペースが信条のようで 年齢を重ねた今でも 今日のような
 小雨の降る中でも黙々と打ち込んでいる 雨が3粒降ると横着を決め込む自分が恥ずかしくなった
 暫し話し込んでいると 雨もその密度を増してきた 私は早々に退散して来たが Sさんはその後どうした
 ろうか 流石に雨合羽は着ていなかったから間合いを見て帰ったと思う 頑固でも臨機応変の人だから

 

11/18(土)晴れ後曇り

 畑の整理
 天気はどうやら下り坂のようだ ここらでひと雨も良いかもしれない
 樹木が荒れてしまっている畑の整理も80%まで到達した 道路から見て一番奥の方に笹竹が
 密生してしまっている場所があって これを処理するのが面倒な作業となっている 100uにも満たない
 面積だが 直径数センチ高さが5mもある太い笹竹なので 家の小さなバックホーでは株状になって
 しまった竹林を掘り起こすには能力不足で どうしても時間がかかってしまう 一気には出来ないので
 大きな株の端から少しづつ堀上げてゆく 小さな地下茎でも残ってしまうとそこから再び筍が生えて
 しまうので それらを拾い集めながらの作業となっている 竹は本当に厄介な植物だと思う
 配布苗木についての続きです
 県下の各植木組合が一斉に苗木を受け取りに行くと混乱するので 日替わりで各地の組合が配布を
 受けに行く トレーに入った各種の苗木が組合別に整理されていた 今回の苗木はすべてポット苗で
 あったが ハナミズキなどの落葉樹は掘り上げて土を振るい落とした苗の時もあった
 植木が好調だった頃は配布樹種も70〜80種くらいあったと思うが 現在は半数くらいになっている
 人気のある品種は配布数に比べて希望数が特段に多くなるので 実際に獲得できる本数は一人当り
 になると10%にもなってしまった事がある つまり 100本希望しても10本しか手に入らないことになる
 現在では配布希望者も少なくなり 50%くらいは割り当てがあるようである
 配布と言っても有料なのはもちろんで 価格的にはそれほど安いとは言えない だから 比較的手に
  入り易い樹種は民間の苗木業者から買ったほうが安い時もあると思う
 植木の景気が下火になった事もあり 苗木業者が新種を早く多く販売するようにもなって この事業を
 利用する生産者は年々減って行った すると 県の方も希望者が少なくなると意欲も下降線を辿り
 県庁内のリストラで組織も変わり 植木に関する社会の眼差しも鈍ると そんな空気によって自然と
 モチベーションは下がる事になってしまう この事業があと何年もつか・・ そんなところまで来ていると
 思えるのだ(続く)

 

11/17(金)曇り

 畑の整理
 終日の曇り空で気温も下がった これくらいの陽気の方が動き易くて良い
 一枚の植木畑を更地にするには何かと手間が掛かる 捗っているようで中々進まない 大雑把な
 仕事のようで細々とした作業がある この跡地に家でも建てるのだったら太い根の破片などは埋めて
 しまえば良いのだが 再び畑として活用するので細かい枝や根っこまで取り除いている
 処分に一番困るのは根株の部分で まだ土が多く付いているので重くて乾き難い これは畑の隅に
 積み置くか バックホーで畑を深く掘り起こして地中に埋めてしまうかだが どうするかまだ決めていない
 大きな根株があちこちに散らかっている
 昨日の続きを書くことにします この九十九里地方一帯の植木産地を二分すると 東側の中心地が
 八日市場で 西側の中心地が東金という事になります 全国的に名の知れた植木の産地です そして
 それらの周辺の自治体を含めて産地化しています
 槙の木を仕入れて関西方面に出荷していた頃は この地域をくまなく歩いていた 槙の木は植木圃場
 だけではなく 農家の庭先などにも多く作られていたので狭い路地なども細かく探して歩いた
 その時に利用した主要な道路はこの中間道路だった 今もこの地域の植木屋さんには利用頻度が
 高い道路となっている
 今回この道路を久しぶりに走って見て その変わりように驚いてしまった どの地域でも道路の拡幅が
 進んでいる そしてバイパスが出来たり主要な交差点は大きく拡張され 地域の中心地では大型の
 ホームセンターなどの商業施設が整備されつつある 以前は大きな植木を運搬するときなどは
 対向車とのすれちがいに神経を使うなど道の狭さに閉口したものだった
 茂原市近郊にある千葉県農業総合技術センターまでは約1時間であった
 農業試験場などと組織統合されるまでは千葉県原種農業と称されていたが 現在ではこの名称に
 なっていて ここは県植木生産組合連合会の研修などで何度も訪れたところである 植木のほかに
 野菜や果樹や花卉などの生産研究や名前のとおり沢山の品種の育成をしている施設である
 コニファーの研究で全国的に有名になった柴田忠裕氏もかつて所属していたことがある(続く)

 

11/16(木)晴れ

 配布苗木の引き取り
 茂原市近郊にある千葉県農業総合技術センター(旧原種農場)に行った
 ここでは県下の各植木組合を通じて植木生産者に向けて増殖用の植木苗木を作っている
 植木の新種や希少価値のある樹種や県の奨励種を普及させる事と植木栽培農家の育成を
 目的としてこれらの苗木を配布している
 一年に一回 この時期になると配布可能な樹種と本数が各植木組合に通知され 組合員が希望する
 樹種と数量を取りまとめてセンターに報告すると 県下全体の組合へ割り振りが決められる
 そして今日はそれを受け取るために組合の代表として植木仲間と二人で出かけた
 毎年の事だから受け取りに行く人は希望者が交代で行っている 私は7年振り3度目の役目となった
 地元から茂原市までの道路事情を書くと 千葉市から銚子市までは国道126号線が走っている
 その中間に東金市があり そこから南房総方面に向って国道128号線があり それを行くと茂原市に
 達する 茂原市は千葉県のヘソと言う人もいる ちょうど千葉県の真ん中に位置している
 九十九里海岸沿いに県道が弓なりに走っている その道路と国道の中間の位置に並行するように
 もう1本県道が同じようにある 中間道路などと呼んでいるが この道を使って今日は茂原まで行った
 国道を使うと距離も遠くなるし混雑するから所要時間も当然多くなるが 中間道路は信号も少なくて
 交通量も多くはないので沿線住民には貴重な路線となっている
 千葉県には植木の産地が広範囲に広がっているが その中の最大の産地がこの国道と海岸道路とに
 挟まれた九十九里地方一帯なのだ その中央を横断するようにこの中間道路は走っている
 特に千葉県の特産植木の槙の木はこの範囲に集中する 南北8km東西60kmになる (続く)

 

11/15(水)晴れ後曇り

 畑の整理
 11月の中旬だが 嘘のように暖かい日が多い この温さで野菜が育ち過ぎるのか 価格の暴落が
 話題になっている スーパーで大きな白菜が2玉100円だとか・・ これでは野菜農家も大変だ
 消費者とすれば安い方が助かるが 物は単に安ければ良いというものではないのではないか
 この価格で売られているとすると 出荷した農家の手取りは一体いくらになるのだろうかと ついつい
 自分も生産者である立場から思ってしまう
 農産物に限らず お店に並んだ工業品にも何でこの価格で売る事が出来るのかと目を疑うような
 ものもある これが製品になって店頭に並ぶまでにどれだけの人の手がかかっているのだろうと
 思う 小さな部品ひとつひとつに それを作る人の生活が掛かっていたはずだから
 倒して見ると 1本の木が如何に多くの枝葉を付けているかに驚く 切り離したひと枝がずっしりと
 重い そんな瑞々しい枝葉を空に伸ばして1本の木が立っている おそらく意思があるのだろう
 その土地の気候風土に適した植物は力強く根を張っている 同じように枝葉も四方に伸び伸びと
 拡がっている マキノキ タブノキ マテバシイ アオキ ・・
 一方で 土質が合わないのか潜在植生以外の樹木は元気なようでどことなく覇気がない
 このような樹種は若木の時は元気に育つのだが ある一定の年数を過ぎると急激にその成長は
 抑制される そして一進一退を繰り返すようにして老化して行く
 大木に育つ木から地を這うような小さい木まで その寿命もさまざまだ 植物は与えられた環境に
 適合しようと努力するのだそうだ

 

11/14(火)晴れ

 畑の整理
 秋の青空が今日も広がっている 気温も高め 南の風が強く吹き続いた終日だった
 昨日に続いて荒れた樹木の抜倒伐採作業をする 今日は助っ人が来ているので仕事がより進む
 チェーンソーで幹や枝を細かく切り刻んでトラックに積み別の畑に運んで積み上げる これを何度も
 繰り返してゆくと次第に畑は片付いて広々として気持ちが良くなる
 荒れた畑はみすぼらしいし 何か不健全なものを感じてしまうが 最近の田舎は徐々にそんな田畑が
 増えつつある 人の手が入って綺麗に管理された農地の景観は素晴らしいが これを維持するには
 算盤ばかり弾いていては決して出来るものではないと思う
 掘り倒された木の幹にチェーンソーの刃を当てるとき 生き物の命を絶つことに慄く心がある
 一切の感情を排し 機械と同化してゆく 狂気の世界に身を委ねる以外に平衡心を保つのは難しい
 次から次へと一本の木を細切れにしてゆく 何も感じなくなる事の恐ろしさはそれはそれで居心地が
 悪いわけではないところにある 心がなければ罪もないのかもしれないが・・
 こんな仕事は慣れていないのか 助っ人は後半になるとバテてしまったようで動きが鈍い
 つるべ落としの秋の陽はすでに姿を隠した もう一仕事を成すべく 私はチェーンソーの唸りを高めた

 

11/13(月)晴れ

  

 畑の整理
 今日は一日バックホー作業に終始した C50cmから70cmもある槙の木を抜倒して廃棄する
 その他 モッコクやらツバキやらモチノキやらの残骸が残っている畑を更地にするための作業をした
 槙の木は荒れ放題になっていて 仕立て直しても植木にならない(売り物にならない)ので総て処分を
 することとした 辛うじて物になりそうなものを数本移植して見る事とする 後は株立ちのモチの木が
 1本使えそうなので移植した
 約1000uの畑には何年も手を加えられなかった植木が無残な姿を晒していた
 この畑を借り受ける事になった この畑は隣のお宅の所有で 私の家の畑と地続きになっている
 このお宅は元は植木農家だったが ご夫婦とも老年となってしまい息子さんも会社勤めという事も
 あり 畑の管理がほとんど出来ない状態にあった 他の畑も近くの植木屋さんに耕作を依頼していて
 ついに小さいこの畑までも貸し出すところまできてしまったようだ
 植木生産者も今は栽培面積を拡大している人は少ない ほとんどが縮小している時で 私のところも
 この畑が自分のところと地続きでなかったらとても借りる気などないのが本音のところなのだ
 借りたは良いが 野菜畑ならトラクターで簡単にロータリー耕転してしまえるが 大きく育ってしまった
 樹木ではそうはいかない バックホーで堀倒してからチェーンソーで小さく刻まなければならない
 しかし そこまでは機械で出来るので比較的楽な作業とも言える
 問題はその先で 細かくした枝葉や幹を別の場所に運び出すのが大変な作業となってしまう事にある
 この畑一枚をきれいに片付けるには一週間くらいかかってしまうかもしれない 飛び飛びでも少しづつ
 やってゆくしかないようだ
 上の写真はアカシアの品種のフリーシア 黄葉してきたところ この品種は春の若葉が鮮やかな
 黄色をしていてとても美しいのが特徴となっている 夏場は色あせてしまうが秋のこの季節になって
 再び黄色くなって青空に映えている

 

11/12(日)晴れ

 AM 鉢物の草取り PM 苗木のポット上げ
 午後からは急激に気温が下がった これまでは例年にない高い気温で暑いくらいだったが いよいよ
 この季節本来の陽気になってきたようだ
 午後からは夏に箱挿し木をした苗木をポットに取り上げる作業をする 樹種はアメリカ白花万作で
 フォザギラ・マヨールなどと称している いつもだと2月頃に行なっている仕事だが ポットに移植すると
 ちょうど半数が枯れてしまうのだ これは10年近く変わらない 苗木は小根がたくさん出ていて どう
 見ても枯れるような気配はないのだ 土質が合わないのかと何種類も試したし 移植時期を4月頃に
 遅らせても見たが同じだった 判で押したように毎年ちょうど半数が枯れてしまうのだ
 挿し木自体は簡単でほぼ100%が発根する しかし手の掛かるポット上げしてから枯れるのでは
 効率は甚だ悪くなってしまう そこで今年は秋のこの時期に植え替えて見る事にした
 落葉樹だが閉め切ってあるハウスの中は暖かいので 葉はまだ青々としている 畑のものは既に
 黄色く変色したり半数は落ちてしまったりしているのだが
 さてどうなるのだろうか 来春の結果を待つしかないのだが 総ての苗木を植替えるのも危険なので
 半分ほどを今回は試して見た 春季の移植を嫌う樹種としてボケがあるが それと同じなのだろうか

 

11/11(土)曇り後小雨

 植木掘り 鉢物の草取り
 朝からいつ降りだしてもおかしくないほどの曇天 午前中くらいは持つだろうと畑に出て30本ほどの
 小物植木を掘り上げて問屋さんの積込み場まで運ぶ
 畑は大分乾いてきていた ここらでぎゅっと沁み込むだけの雨が欲しいが 結局 雨が降り始めたのは
 午後3時を過ぎた頃で それも小雨が降ったり止んだりの頼りないものだった 仕事はその時点で
 打ち切りにして家に上がった
 夜に入って雨脚もやや強まったが2時間ほどの短期だったので 期待したほどの雨量にはならなかった
 それでも一時凌ぎくらいにはなっているものと思う 明日からは気温も次第に下がってくるようだ
 先日 テレビにちょっとだけ映ったが 金沢市の兼六園の松に雪吊りがもう施されていた そんな季節に
 なったのかとあらためて思った 千葉にいると雪国の感覚には思い至らない
 兼六園には何度か行っているが やはり園内の松の大木は見応えがある
 加賀の国で思い出すのが 江戸時代の俳人 加賀千代女 < 朝顔につるべ取られてもらい水 >の
 有名な俳句でよく知られている
 バスガイドさんによる逸話 ある時 千代女の名声を聞き 加賀の殿様が彼女をお城に招いた
 殿様は彼女をひと目見て < 加賀の千代何に例えん鬼瓦 > とやった すかさず千代女は <鬼瓦
 百万石を下に見る > と言い返したとされる
 次に殿様は 丸くて四角くて三角の俳句を作れと命じた そこで < 蚊帳の隅ひとつ外して月見哉 >と
 応じたそうだ どこまで脚色された話かは知らないが 千代女の聡明で才気溢れる姿が髣髴とされる
 千代女は18才で結婚し 20才の時に夫と死別して実家に帰っている 夫を亡くした哀しさを詠ったと
 される < 起きてみつ寝てみつ蚊帳の広さかな > は彼女の作とされていたが この俳句は後に
 別人のものと分かったそうだ
 その後 千代女は52才で剃髪して尼さんとなり73才でこの世を去っている
 辞世の句は < 月も見て我はこの世をかしく哉 >

 

11/10(金)晴れ

 ハウス作業
 小さな小さな純白の花が その刺々しい葉隠れに密生して そろそろ寒さに向おうとするこの晩秋から
 初冬に掛けて咲く 知らぬ間に今年もヒイラギの花の季節となった
 日に日に日暮れが早まり行く今日この頃 暗い葉色の中に鮮やかに白く浮き出したこの花を発見した
 近づくと清々しい香りが漂う
 秋の初旬に咲くキンモクセイは甘く高貴な香りがして華やかだが ヒイラギは人目を避けるように地味に
 咲いている 同じモクセイ科の樹木で 中間種のヒイラギモクセイもある
 ヒイラギは魔除けとして門口によく植えられるのだが 5〜6年前 我家の門の袖のブロック塀の脇から
 この木が自然に生えてきた 他の雑木類なら取り払ってしまうところなのだが 話のようにおあつらえ
 向きなので これも何かの縁と思って枝を整えている もう2m以上にも育っている
 木偏に冬と書いて柊 冬の訪れを告げるかのように花が開く 立冬も過ぎた

 

11/9(木)晴れ

 ハウス作業
 昨日に増して気温が上がった 軽作業をしていても汗が出るのだから植木掘りなどの力仕事では
 夏の名残りほどにも感じるのではないか
 市場出荷も一段落した 予定していた秋の出荷分をほぼ終了したが この先の仕事の進み具合を
 見て可能ならばもう一回くらいの出荷をしたいと思っている
 昨日の市況を見て見ると
 全体としてはこんなものかと思う程度の相場展開だった 「こんなものか」とはまあまあだったと
 言うのではなく この時期この状況なのだからこれくらいは仕方がないだろう・・と言った感じ・
 コニファーのエレガンテシマとエメラルドがやや下がっている 同じコニファーでもブルーヘブンは
 高値であった サザンカは「まずまず」と「こんなものか」の中間辺り(複雑^^) サザンカの中でも
 ユーレタイドは高値だった シロワビスケやアカセイオウボなどの秋咲き椿はやや安値
 フイリヒイラギ フイリチャイニーズホーリーはまあまあ カンツバキ ヒイラギナンテンもまあまあ
 ロウヤ柿は高値を維持した

 

11/8(水)晴れ

 ハウス作業
 抜けるような青空が広がった 風も穏やかでこの秋一番の秋晴れのように思う
 そんな好天の中 ハウスに入った この時期の畑の草は育ち方がゆっくりだが ハウス内では
 雑草が青々として伸びも早い ハウス内は気温も上がって 軽作業でも汗が滲み出す
 ラジオからは音楽やニュースやさまざまな話題が届く いつもの時間にいつものコーナーがあり
 天気予報も交通情報も流れてくる 流れる先から消えて行く情報はタイムリーだが現実味はない
 現実感覚としてあるのは目の前の雑草とそれを引き抜く自分がいる事 今日一日の仕事があって
 それを片付けると次の仕事が待っていて 次から次へと仕事が湧き出す
 トヨタの経常利益が2兆円だとか アメリカの中間選挙で民主党が躍進だとか 自分とかけ離れた
 話題にはそんなものかと単に頷くばかりで 自らとの関係性を思い巡らす意欲も湧かない
 そんな中で 中学生とも思える生徒の自殺予告のニュースが気掛かりだ 悪戯であって欲しいが
 妙に具体的な内容にも思えて心配される 陰湿ないじめがそれほど横行しているのだろうか
 いじめは私も経験している もっとも いじめられる方ではなかったが・・ そいつは弱々しい奴で
 皆からいじめられていた いじめて見たくなる奴というのは確かにいる 子供のときだったので
 悪気はまったくなかったが 何となく疎ましい存在に思えてちょっかいを出さずにはいられないような
 奴だった で 一度だけ殴ってしまったことがあった そいつはいつも泣いていて 泣きながらも
 笑っているようなところもあった 弱くてもどことなくしぶといところもあったようだ
 そんな奴はそんな奴で仲間が何人かいたから慰められていたのかも知れない
 いじめてもいじめられても陰湿なものはなかったと思う 必ずそれを庇う奴がいて いじめる方も
 手加減は心得ていて 無視したりやりっぱなしということはなく 同じ仲間としての意識はあった
 時を経て 彼は今でも近所に住んでいる 滅多に会うことはないが こちらが忘れていても
 いじめられた方は生涯忘れないかもしれない

 

11/7(火)雨後曇り一時晴れ

 ハウス作業
 昨夜降る予報だった雨が遅れて今朝になった 8時頃には止んだが畑の作業には難があるので
 ハウスに入った 雨は止んだが風が強く吹き 荒れ模様となってしまった こんな時にはハウスは
 とてもありがたく感じる

    

 上の2枚の写真はサザンカ いづれも我家で作出したもの・・ 正確に言うと自然交配で出来た種類
 左はフジノミネに何かが掛け合わされたものと思う 葉がフジノミネに良く似ている フジノミネは
 小さい時は枝が垂れ下がってしまう性質があるが これは直立系で枝葉が密になる
 右はヒオトメと何かの交配物だと思う 葉はヒオトメあるいはオトメサザンカに似ている
 両方とも実生だけあって強健な性質を持っている 確実な出所が分からないので雑種という事に
 なるが 捨ててしまうには勿体ないので一時期殖やして見た事がある 結果的にあまり売れなかった
 ので今は栽培をやめている 両方とも八重とまでは行かないので中途半端な感じはあるが 多くの
 園芸品種が垣根用としては適さない中で 実生の持つ力強さを兼ね備えている
 どこか大手の種苗会社や販売会社が大々的に売出せば可能性はあるかも知れないが ちょっと
 足りない何かがありそうにも思える
 世に出る事もない雑種だが 何か良い名前でもつけて密かに楽しむくらいの余裕は持っていたいものだ

 

11/6(月)曇り一時晴れ

 植木市場へ行く
 出荷量は少しづつ減っているようだ これは秋の植木流通の最盛期が過ぎたことを意味している
 時節柄だろうか モミノキの出荷が多いようだ 落葉樹も既に裸木となっているものもある
 造形樹は価格低迷もあって流石に少ない その一方で ツゲノキやキャラの造形物が数百本も並んで
 いる一角があって驚いた(写真を撮り損ねてしまって残念)
 これは会社が輸出するための植木だと言う 大きなコンテナで10台以上になるのだそうだ
 輸出先はイタリアだと言う ヨーロッパはいわゆる和物植木がブームであるらしい モミジなどは人気
 樹種のようだ イタリアは植物検疫が厳しいヨーロッパにあって ややその温度が温めのようだ
 経済統合されたヨーロッパは陸続きであるため 一度入ってしまえばあとはたやすく国境を越えて
 しまうとの事だ
 中国へマキの木が沢山輸出されている話は何度も書いているが こちらはかなり大物の植木まで
 輸出されるようだが ヨーロッパ向けは小形の枝物が中心となっている 高さが2mくらいの植木が
 中心となっている せいぜい3mくらいまでだろうか 向こうでは「BONSAI」とか何とか称して売って
 いるのかもしれない 5〜6年前に我家の植木もイタリアに行った その時は黒松と五葉松ばかりで
 これも高さ2mくらいのものだった
 国内需要が大幅に落ち込んでいる造形樹だが 外国にこんなに輸出されるとは10年前までは夢想
 だにしなかった 国内需要の減少分をカバーしきれるほどはまだ数量的には遠いが 生産者には
 地獄で仏に会ったような心持が大袈裟ではなくしているのは確かだ
 今日は久しぶりに中学の同級生の植木屋とも会うことが出来た 家は1kmほどしか離れていないが
 地元では滅多に会うことがない 埼玉の市場まで来ると会うと言う不思議な縁だ
 同級生だからお互い言葉も遠慮がない 皮肉も嫌味もたっぷり言い合って屈託がない 植木屋の
 言葉は特に千葉は荒いから傍目からすると喧嘩でもしているようだと思われることがある 関西へ
 行っていたときはよくそれを言われたものだった
 植木仲間で同級生ともなると その気軽さから何を言われるか分からない 笑顔で話すその裏には
 必殺技が隠されているから要注意^^ 同級生とは良いものだ

 

11/5(日)晴れ

 AM イチゴノキの出荷準備 PM 積込み他
 朝からもう暖かい 今日はすっきりとした秋晴れ 天高く・・ だ これでもう少し気温が低ければ
 絵になるほどの秋の良日なのだが・・ 小春日和と言うより 小夏日和と言った感じがしてしまうほどだ
 午前中はいちごの木の出荷準備をする 実付きにやや物足りなさがあるので 出荷を躊躇っていたが
 今後のハウス内のスペースを考えて 少しでも減量をする意味でも販売してしまうことにした
 午後からは市場出荷の積込み作業をする 終了後 第1圃場のポット苗の草取り作業をする
 昨夜は宵のうちに前線の通過による雷雨があった 一時的にやや強く降ったようだが時間的には
 短くて雨量としても大した事はなかった 畑はまだ乾くまではいっていない 先月の24日以降は雨が
 まとまっては降っていないが この季節まで来ればそう簡単には乾かないのであまり心配はしていない
 雨が降った日などの翌日に畑に出て見ると よく車のタイヤの跡を発見する 普段の日は分からないが
 雨の日はタイヤの轍がはっきりと残るので誰かが通路に乗り入れた事が分かる
 おそらく軽トラだろう 同業の植木屋さんが植木を見に来たものと思われる 何かの樹種を探しに
 歩いているのだろうか この辺りは植木問屋さんが多いのでしょっちゅう彼らは歩いている
 あるいは同じ生産者が見学のために見て回っているのだろうか 実は他所の畑(生産現場)を見て
 歩くと言うのはかなりの勉強になるものなのだ どんな樹種をどんな風に栽培しているのだろうとか
 個々の樹種の生産量も把握できる 同じ植木仲間であってライバルでもある 競争相手がどのような
 作り方をしているのかを参考にも出来るからだ
 勉学意欲の旺盛だった以前は私もよくやったものだ 雨が降るたびにあちこちの植木屋さんの圃場を
 見て歩いたものだ 欲しい植木を発見した時はそこのお宅を訪ねて行って譲り受けたりした
 雨が降っているから ほとんどは車窓から見るだけだが それでも大体の察しはつく 本来なら天気の
 良い日に見て回るのが一番だが 好天の日は仕事が詰まっているから中々出来ない 雨の日は
 格好の情報収集の機会となる 同業者との意見交換も欠かせない
 普段は畑と家の往復だけが毎日だから 雨の日はそんな貴重な時間でもある 若い時は特にその
 意義は大きいが 年齢を重ねるに連れて感性は鈍り 意欲も減退し 出不精にもなって 更につまらぬ
 所用も多くなってついつい宝物を見過ごしてしまうことになる
 畑に入り込むと言えば・・ 最近はなくなったが 以前にはよくあった話 夜間にアベック(古い言葉^^)
 が入り込む事があった ごく若い連中だと思うが 植木畑に車を乗り入れてしまえば周囲からの
 視界は閉ざされるから願ってもない隠れ場所となるのだ それにしても・・ よくもまあ そんな狭い
 ところで・・・ と言うのは野暮になるのかな^^
 車が入り込むのは それだけなら良いのだが 困るのは余分なものを車外に捨てて行く行為だ
 若い皆さん 「ゴミ」は持ち帰りましょう
 植木畑のこの種の話にはいろいろあって 業を煮やした畑の持ち主が通路に落とし穴を仕掛けたり
 と言った話もある 罠にかかったヤツが頭に来て 今度は仕返しに植木の枝を折って行ったとの落ち
 もあったり 夜間パトロールと称して夜中に畑にいたカップルを車で追いかけ回したりと・・
 もう大分昔の話である

 

11/4(土)晴れ後曇り

 AM 植木掘り PM 草取り
 冬の季節の暖かい日というのは本当に良いものだ 万物が凍りつくような毎日の中で ほっとするほど
 暖かい日がある ぴりりとした空気はあるのだが それを上回る太陽の暖かさに胸の奥の方まで光が
 届いて 寒さに閉ざされた頑なな心が少しづつ融解し開放されて行く そんな至福な瞬間がある
 秋晴れの今日なのだが 爽やかな空気がない どろりとしたような暑さがまとわりついて 肉体労働には
 この季節としては高過ぎる気温が恨めしくもなってくる 一服の時 日陰に入るのではなく太陽の下で
 温かいお茶を飲みたいものだと思う
 午前中はフイリヒイラギ(ヌマヒイラギ)とサニーフォレストを各20本堀上げる どちらも枝葉の締まった
 良品だ 品質の良さが認められてだろうか このところフイリヒイラギの注文が入る 昨年の秋から
 今年の春先に掛けては市場価格は低迷気味だったので心配したが その後はいつもの値段に回復
 していた こうなると品物が良いだけに更なる値上がりを期待したいのが人情だが 植木全体の相場
 状況を考えるとついつい弱気の虫が顔を出して価格の上乗せを提示できないでいる
 市場価格は樹種により高値と安値の二極分化がはっきりとしてしまっている 何もお客さんへ渡す
 植木の価格を市場価格と連動させることはないのだけれど やはりひとつの目安として市場の動向は
 位置づけられている
 市場価格が安い樹種でも お客さんに直接手渡す植木は市場価格より2割程度は高いのが普通だ
 逆に市場価格が高値の樹種は そうだからと言ってそのままの値段は請求できないので 無難な線に
 抑えるのが一般的ではないかと思う
 お客さんによっては 市場が安い時は市場で買って 値段が高騰しだすと注文をして買うといった
 正直な人もいる 生産者も市場が高値の時は注文が入った時に在庫があっても品切れと言う
 植木屋さんは正直な人たちばかりだから楽しい^^

 

11/3(金)晴れ

 AM 畑の整理 PM 植木掘り
 時間の経過と共にどんどん気温が上がって行くようだ 今日も穏やかな秋の一日となった
 朝畑に出る前に近くのGSへ混合ガソリンを買いに行った GSの人曰く いつもの所でスピードの
 取締りをやっているよ・・
 今日から3連休である 作業場の前のコンビニにはいつものように他県ナンバーの車が何台か
 止まっている この中から「犠牲者」が出るのかな
 警察は彼ら他所から来た人たちを狙っているらしい こんなに朝早くからご苦労様だなあ
 GSへ私が行ったのはまだ8時には間があったので 取り締まりは7時か7時半くらいから始まって
 いるのだろう 普段だったら早くて午前10時 午後だったら2時からだから今日は大分早いので
 遠くから来た車に照準を合わせているのは間違いない
 遠くからわざわざ来ているのだからお客さんには違いないが この町には海以外なんにも観光の
 目玉はないから 他所から人が来てもお金を落として行く要素がない 警察が捕まえたからと言って
 地域の経済上の直接の損失はない それでも 「袖すり合うも他生の縁」と言う お気の毒なことだ
 彼らは警察の「お客さん」となってしまったのだ
 先日 畑で仕事をしていると 遠くの方でブレーキ音がキキキキキー 続いてガッシャーンと大きな
 音がした 明らかに自動車事故だと思った 暫くして救急車のサイレンが鳴って そこに止まった
 乗用車と軽トラの出会い頭の衝突事故のようだ 場所は私が仕事をしているところから400mほど
 離れた農道の どちらも4m幅の十字路だった 畑からも救急車や警察の車両が見える
 この場所と言うのは警察がいつもスピードの取締りをする県道の交差点の200mの延長線の
 十字路になるのだ
 最近の事故はこんな交通量の極めて少ない農道の交差点でよく起こる 一時停止や徐行の標識が
 なく 植木畑などで見通しの利かない十字路が多いのが原因だが 事故を起こすのは地元の人よりも
 他所から来た人がやはり多い 時々スピードも落とさず平気で交差点を走り抜ける人を見かけるが
 こちらがヒヤリとしてしまう おそらく状況を知らない地元以外の人だろうと思う
 農道の見通しの利かない十字路はすべて一時停止規制にすれば良い 一交差点に4本の標識を
 立てるのにどれくらいのお金が掛かるのだろう 競争入札ならかなり安く上がるだろう その予算は
 「あそこ」を削れば良い
 行政はいつも後追いだ 重大な事件や事故が起こってしまった後でないと動かない
 植木仲間の一人が自爆事故を起こし 若くして死んだのはだいぶ前になるが そこの交差点に
 大きな標識が付いたのはその事故の後だった

 

11/2(木)晴れ後曇り

 植木掘り
 朝から晴れていたが 昼前にはすっかり曇ってしまって 午後からは雨が降り出しそうなほどにどんよりと
 してしまった それでも気温は高く 第4圃場ではまだ薮蚊が頑張っている
 サザンカ フイリヒイラギ ロウヤ柿 ヒイラギナンテン などを堀上げる サザンカは今回が最後の
 市場出荷となるので 来年まで持ち越さないように 出荷可能なものはほとんど堀上げることにする
 サザンカの出荷はせいぜい3分咲きくらいまでで 5分咲きともなると満開に近いような感じになるので
 販売には適しなくなってしまうのだ
 花が多目に咲いてしまったものは出荷時にそれを摘んでしまう 蕾は沢山あるのでその方が見映えが
 良いのでそうしている それに積込みや荷降ろしなどで咲いている花はどうしても傷んでしまうのだ
 第3圃場へ行ったら 大き目のアカマツが1本消えていた 一瞬戸惑ったが すぐにそうかと思い返した
 Oさんが掘って行ったのだと気がついた 大きい木は1本なくなっただけで周囲の景色は大きく変って
 しまうもので少し驚いた
 それにしても Oさんは掘った穴をきれいに埋めて行ってくれるものだ いつもながら感心してしまう
 バックホーを使うから土を埋め戻すなど造作もないのだけれど これが出来るようでなかなか出来ない
 のが普通の感覚のようだ 自分の畑ならいざ知らず 他人の それも自分がお金を払って買った植木を
 掘った後始末までしなければならないのは心情的に抵抗があるのが当たり前だろうと思う
 家のお客さんでもOさんのような人は少ない 人柄と言うものだろうか 有難いと思う

 

11/1(水)晴れ

  サザンカ < 橋本絞り > 

 植木掘り
 11月になった今日も暑いくらいの陽気 今年はすっきりしない秋だが 朝夕だけはひんやりとしている
 先日の雨は量が多かったので 畑もまだ湿気が多くスコップに土が粘り付いて作業が少しやり難い
 エメラルドとサザンカを堀上げる サザンカのオオミゴロモはもう花も中盤に入った 写真の橋本絞りは
 今が見頃となっている 「橋本絞り」の名があるので橋本さんと言う人が作出したのだろうか 地名かな
 サザンカやツバキは昔から多過ぎるほどの品種があり 今でも新種が年々増えている
 新種と言うのは 市場評価では出始めの時期は高値で取引されるのだが 少し見慣れてくるとどれも
 同じような値段になってしまう その中にも流行り廃りがあり 定番として残って行くのはほんの一握りの
 品種だけとなるようだ
 定番中の定番として長い間売れ続けてきた緋乙女サザンカも ここ何年かは下火となってしまった
 この種類は生産者側からすると とても栽培し易い品種で自然に形が整い成長も早い 従って効率が
 良いので沢山生産された 花も葉も姿も綺麗なので売行きが良かったがあまりにも一般化し過ぎたか
 昔は定番だった乙女サザンカは今ではほとんど見かけなくなった ピンクの八重で美しい花だが
 生育が悪く 根も荒れ易い ある程度の需要はあるとしても作り難いので生産者は敬遠してしまうことに
 なるので必然的に市場には出回らなくなってしまうようだ
 一本植えならどんな品種でもそれなりに楽しめるのだが 垣根樹として植えるのだったら面白味には
 欠けるかもしれないがタチカン(寒椿の立ち性のもの)やオオミゴロモなどの強健種が良いようだ
 園芸種などは小さい時は良いが年数を経ると下枝が枯れ込んだり寿命が短かったりする事が多い
 サザンカは園芸店やホームセンターでは小さなポット苗で売られるケースが普通となった 今はこの
 程度の需要と言う事なのだろうか 何れにしても 椿と山茶花はチャドクガの問題が解決されなければ
 現状維持がせいぜいなのかも知れません 環境異変やチャドクガ自身の生物的自滅か何かがあって
 根絶あるいはごく少量の発生にとどまるような事にでもなれば サザンカが再び見直される日が来る
 のは確実であるような気がします

 さて このサイトの更新も このページをもって終了する事となります
 今日からの11月と12月の最後の2ヶ月間を毎日続けて書いて行きたいと思っています
 作業日誌とは名ばかりで 植木とは関係ない事を多く書いていますが 当初書いていた雑記帳と
 重複する部分も多く この作業日誌に一本化する形になりました 本当は面倒くさくなったのが
 一番の理由なのですが この方がすっきりしてより自然であるような気も致します
 稚拙な文章内容なので恥ずかしくて早く閉じたいのですが どうせここまで恥を晒したのだからと
 恥を忍んで大晦日までは更新を続けるつもりです(恥を晒したと言っても遠くの人には私が誰だか
 分からない^^)
 そんなこんなですが 毎日通りすがりにでもちょっと寄って見て頂けたら幸いです

 

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