作業日誌  2005_5-6                                         

作業日誌 過去ログ


2005(H17)

6/30(木)雨後曇り斑入りヤマボウシ

 AM 雨で休み PM 雑作業
 目覚めると今日も雨だった 昨日と同じで10時くらいには止んだ
 ハウスで作業しているとお客さんが来てお茶になった
 その後 散髪を予約してあったので行く
 午後からは天候も回復基調で家の周囲の樹木の伸びたところを
 鋏んだり 鉢物の手入れをしたり 肥料をやったり・・・の半端な
 仕事をする 雨で畑にも入れず宙ぶらりんのこんな日でもなければ
 こんな仕事は中々出来ない
 右写真は斑入りヤマボウシのウルフアイ
 関東地方は順調な梅雨の様相だが 西日本は極端な少雨に
 なっているようだ 雨を心待ちにしている皆さんに お見舞い申し上げます
 雨が降らない事の影響の深刻さはよく理解できます
 こればかりは天に祈るしかないですものね 
 

6/29(水)雨後曇り

 雨で休み
 昨夜からの断続的な雨が朝になってもおさまらない 止みかけても暫くすると再び降り出す
 そんな状態なので今日は仕事は休みとする 雨は10時頃にはほぼ止んだが 一旦休みと
 決めると身体が一挙に疲れを感じてぐったりする 鉢物の植替えもあったが今日はそんな気も
 おこらず不精を決めた しかし良い雨であった
 さて ホームページを作ってメールアドレスなどをウェブ上に公開していると昨今は油断ならない
 ウイルスメールや迷惑メールが沢山来る 手を変え品を替え もっともらしい巧妙なものもある
 が そのほとんどがクサイ芝居もどきで笑えるものが少なくない 一例をご紹介します

 以下は 「Re落札通知」 と題して送られてきたメールである

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 Re落札通知 と件名にあったから どこかのオークションにでも応札していたっけ・・っと一瞬思った
 それにしても私がセリに掛けられているとは知らなかった^^  結果 私は142万円だそうな^^
 これでこのホームページを見に行くと何か仕掛けがあるんだろうな
 う〜む それにしてもスゴイ金額 怪しい これが5万円くらいなら乗ったかも・・・おいおい^^

 

6/28(火)曇り後晴れ

 苗木のポット植え他
 まだ少し残っていた苗木をポットに移す 黄金マキ 利休梅 ツリバナ アロニア ミモザアカシア
 ミモザアカシアは成長が早いので地中ポットの20cmに入れた 夏の間は地上において秋に
 畑に埋めることにする
 今日は6月として記録的な暑さだった 我家の温度計は午前10時に35℃になった これは
 真夏に何度か出る程度のもので 6月としては記憶にない 汗が噴き出るように流れた
 そんな暑さの中だが コニファーの注文がぽつぽつ入る もちろん地掘りものである
 コニファーもさまざまだが いくら根が良くてももたないのではないかなと心配にもなるが
 どうやらそれでもいいようなのだ 短期的な使用のようで イベントに使ったりテレビや撮影の
 アクセサリー的なものとしての需要のようなのだ
 この時期の移植は高温に弱い種類にはダメージが大きいが 必ずしも枯れるとは限らない
 しかし 最善のケアをしても難しい季節なので それを望むべくもない状況では結果を想像するは
 容易である
 以前 活け花用に五葉松を売った事がある 2m以上ある枝付けした庭木用の植木であった
 都会のその業者さんは五葉松をノコギリで根元から曳いて持って行った
 ホテルのロビーや結婚式場などに飾る大活け花に使われるらしい 豪華な活け花を
 何百万円もかけて作ってもペイ出来るほど日本経済が過熱している時代であった
 今は流石にそんなことはないだろうが その分その業者さんも仕事が減っているに違いない
 どちらが良いのかは分からないが ノコギリで切り倒して持って行かれたのには少し複雑な気分を
 抱かされた 枯れる枯れないはともかく 大事に根を掘り取るのが植木を扱う人間として
 命あるものに対しての基本的な姿勢なのだろうと思う

 

6/27(月)晴れ後曇り

 小物植木の整枝
 午前中は汗がだらだら 強力な暑さとなった 水を飲みながらの作業で 30分もすると唇が乾いて
 しまう 今年一番の暑さとなった
 イボタやヒイラギなどの伸び過ぎてしまった横枝を剪定する作業をする おもいっきり葉張りを
 小さくして 夏芽を出させて枝を密にするためと 横に伸びる力を抑えて縦への伸長を促す目的で
 枝を切る剪定方法だ 梅雨が明ける前までにはコニファーも刈り込んでおきたい
 午後からは曇りがちで幾分かは過ごし易くなったが生ぬるい風が嫌味に感じる
 気温も高いし雨が降らないので水掛けもしなければならなくなった 四月に植えた苗木は
 今のところ元気に育っている ポット苗木を植えたものは特に心配はないが 元気がないのは
 暖かくなってから根回しした植木達だ 今はまだ白根が少し出たくらいであろうか
 梅雨の期間が出来るだけ長く続いて欲しいのが本音 これが一般の方々との違いであろう
 この週末辺りまでは雨がないようだ 梅雨寒の言葉が懐かしい

 

6/26(日)薄曇り

 苗木の定植他
 時々日差しがある薄曇りだが気温は高くて厳しい ニュースでも各地の少雨傾向と高温の
 様子を報じている
 この地方は22日に降雨があり その前も適度な間隔で適度な雨があり今のところ順調だが
 この温度で一週間も続いたらたまらない 真夏状態だから水掛に忙殺されることになってしまう
 水不足の地方の植木生産者は大変だろうなと思う やがて我が身なのだが・・
 朝 親戚の家に苗木を貰いに行く ヒイラギナンテンの種類でマホニア・チャリティー
 実生苗の15cmほどのものだ 沢山種子を蒔いたので移植しきれないとのことで貰ってきたの
 だった 数千本あったのだが500本ほどにした 今時は欲張っても良い事はない
 普通のヒイラギナンテンは数本を一株として植えるのだが この種類は大柄となるため1本1本
 単幹として植える 育ちも早い 長い花序が見事な花木である 鉢物としてよく売られている
 花も姿も良いのだが 葉が普通のヒイラギナンテンより丈夫で文字通りヒイラギのような棘が
 やや強力で扱い難いのがナンテン(難点)である^^
 この他 ポットになっていたロウヤ柿などの苗を定植する

 

6/25(土)晴れ

 AM 草取り PM 挿し木苗床作り
 梅雨が明けた時の様なすっきりとした青空と高い気温だった
 午前中はポット苗木の草取り作業をする 先日取ったばかりなのに もう次のが出てる
 毎日のように水を掛けられるものだから雑草天国だ
 午後からは挿し木用の苗床を作る作業をする 今年ももうそんな季節になった
 6/23に書いた友人の植木屋のこと
 彼が弱音を吐くようになったのは取引先の大手の会社が倒産してからである
 全国規模の植木流通業者だったので負債はかなりのものだったようだ その会社に植木を沢山
 納めていたのでたまらない
 植木屋はルーズである 売買の決済が半年先 一年先はざらなのだ であれば 春先のシーズンに
 注文された植木を送り続ければ夏までには半端な額ではないものが未集金として残る
 一方 植木栽培農家や植木業者から仕入れた植木の代金は少なくとも夏と暮には支払わなければ
 ならない 納め先の倒産は植木流通業者にとって決定的なダメージとなる事も多い
 彼もその例に漏れず 代金の回収は出来なくなり周囲からも危ぶまれる状況に陥ったのだった
 それでも彼は何とか持ちこたえた 新しい得意先を見つけたり生産にも力を入れたりして
 苦しいながら無借金でやっているのは大したものだと思う
 愚痴はよくこぼす 会社勤めの方が楽だったとか 体のあっちが痛いこっちが痛い 宝くじが
 当ればなあ・・・^^  

 

6/24(金)晴れ時々曇りアナベル

 消毒
 梅雨の晴れ間で この先一週間は天気が良いようだ
 天候を見計らっていたが梅雨の期間としては願ってもない
 消毒日和になった 前回の消毒は終わったと同時に雨に
 降られたので今回は慎重を期していた
 ツゲは大分やられてしまった マキの木もハマキムシが
 付き始めた ヒイラギもよく虫が付く 病気類もこの時期が
 発生のピークなのだ
 午前8時に開始し午後3時に終了した その後 薬剤と
 機械を替えてハウス内を散布する
 使用薬剤 ダーズバン アドマイヤー ベルクート
 右写真はアナベル ノリウツギなどの仲間

 

6/23(木)曇り

 ハウス関係の作業他
 朝方に小雨があり9時過ぎまで続いた 典型的な梅雨日和である
 友人が来て喋っていった 植木仲間でもある彼は植木屋の次男坊であった 父親の代からの
 植木屋は彼の兄が継いでいたのだが その兄が不慮の事故で亡くなってしまったので その後を
 受けて植木屋になった それまでは建設会社に勤めるサラリーマンであった 県下でも有数の
 会社であり業績も良かったからボーナスを含めかなりの年収があったようだ 15年前の事である
 植木屋になってからの彼はよく健闘し兄の築いた基盤を守って商売を進めてきた
 兄の時とお客さんは幾分かは代わったようであるが これは仕方のない所だろうと思う 人が
 代われば相手との人間関係も変化するのが普通であろう
 彼はそれまでの建築関係の人脈を生かして 新しいお客を開拓して行った 小さい仕事ながらも
 一年中忙しく働くだけのものは確保できた 時には都内のマンション関連の植込みや手入れ
 工場の法定植栽なども手掛けていて 近所の人や親戚の応援を受けて仕事をこなしていた
 バブルが弾けたとは言え それはまだ植木の景気はそれほど落ち込んでいない状況の時だった
 そんな彼だが 数年前から弱音を吐くようになった(続きは明日)
 午前中はポット植木の施肥をする 午後からお客さんが来て応対

 

6/22(水)雨

 ゴルフに行き仕事は休み
 朝から本格的な雨降りとなっていた 幹事さんに電話すると コンペだからやるよ と軽く言われた
 今日は植木組合のゴルフコンペ 七時過ぎには家を出て近くの仕事仲間を二人拾ってコースへと
 急いだ 昨日まで大丈夫だったのに今日に限ってこんなにも悪天になるなんてと愚痴っても
 仕方ない こんな時もある ゴルフは本来全天候のものだ
 だが スタートしてからも雨は強まるばかりで風も横殴りに吹いてきた ゴルフの合羽はゴム引き
 ではないので強い雨では直に沁みてしまう 終にはシャツからズボンから水浸しになってしまい
 靴の中もビシャビシャだ
 年配の一人が 俺ハーフで止めるよ と言い出すと じゃあ俺もともう一人が・・・ それじゃあ俺もと
 私が・・・  終に軟弱ゴルファーのこの組はギブアップと相成ったのである

 

6/21(火)曇り後晴れ

 AM 除草剤の散布 PM 鉢物の草取り
 午前中は曇り空だったので暑くはなく除草剤を掛けるには適していた 小さな苗木の中を散布
 するのは神経を使うが 今日は大物植木が多い畑なので比較的楽に作業ができた 午前中で
 すべて終了して午後からは鉢植え植木の草取りを行なう 晴れて日差しも強くなってきたが
 軽作業なので何ということもない

 

6/20(月)晴れ一時曇り

 AM 苗木のポット上げ PM 除草剤散布
 未明に雨が降り 草の葉や植木に露がびっしりで除草剤の散布が出来ないので
 午前中は挿し木した苗木をポットに移植する作業をした 黄金マキとヒペリカム・エクセレントフレア
 朝のうちは曇っていたが次第に日が差してきた すっきりした晴れではなく蒸暑い
 午後からは第3圃場と第2圃場の除草剤散布をする
 この第3圃場の作業中に隣の特養ホームから何やら威勢の良い音楽と賑やかな声が聞こえてきた
 よく聞いてみると あの「マツケンサンバ」のようなのだ どうやら皆で踊っているようだ
 入居している高齢者にレッスンをしているのだろう この踊りは大流行したようだが まさかこんな
 ところまで浸透していようとは想像外であった
 80 90になってマツケンサンバでもなかろうと思うがどうだろう 入居者が気の毒に思えてきたが
 案外楽しんでいたりするのかもしれない 俺だったらゆっくり本でも読んでいたいなと思うが・・・
 そうこうするうちに次の音楽が始まった こんどは水前寺清子の「365歩のマーチ」である
 歩け歩け は良いにしても「千里の道も一歩から・・」「人生はワンツーパンチ歩みを止めずに・・」
 元気がいいのは結構だが その歳になってはちときつかろう ゆっくり休ませてくれぇ〜・・・^^
 さて 次の曲である ♪かもめ〜の水兵さん ならん〜だ水兵さん 白い帽子 白いシャツ・・・
 おいおい ここは幼稚園かと思わず突っ込みをいれたくなりました 老いる事も大変である
 人はうんと歳をとると子供に帰るのだと言う 認知症のご老人も少なくないのだろう 私も
 来るべきその日のために 今からマツケンサンバの練習をせねばなるまいか やれやれ^^

 

6/19(日)曇り

 除草剤散布
 雑草が目立つようになった 草ばかりは本当に良く育つ 大きくなり過ぎない内にと今日は
 除草剤を散布する 曇り空だが雨は降りそうもない 風も弱いので絶好の日和であった
 背負い式の手動の噴霧器を今日は使った 小さい苗木が多いので動力のものよりこれの方が
 圧力を調整しながら細かいところまで散布できる利点がある
 長所があれば欠点もあるのが世の習い そう 肩に重いのだ 約20kgを担いで一回の
 散布時間が約40分ほどなのだが 1日7回をこなすと肩は重くひりひり痛い
 最近は肩が弱くなったのがよく分かる 少し重い物を担ぐと直に悲鳴を上げる
 トラッククレーンがなかった時代は出荷でも移植でもすべて担いで植木を移動したので
 肩は鍛えられたものだ 今では考えられないような重い物も肩で運んだ
 今は担ぐという作業がほとんどないから植木屋の肩は皆軟弱化してしまっているのだ
 肩と腰には人一倍自信のあった私だが 流石に寄る年並みには勝てない今日この頃である^^
 雑草はほんとに執っこい いくら取っても絶える事がない 雑草と人間の根競べの様相だ
 日本の農業の歴史は雑草との戦いの歴史でもある と何かに書いてあったが 高温多湿の
 この国の風土が雑草には恰好の繁殖条件だから この戦いは永久に続くのだろう
 夕方植木組合員のお宅の通夜に行く

 

6/18(土)曇り後晴れ

 苗木植え
 朝トラックで出ようとしたら雨 しばらくハウスに入って様子を見ていたら20分ほどで止んだ
 昨日に続き第1圃場に苗木を植えた 今日は昨日残ったキンポウジュと実生苗の柊南天と
 プリペット他の半端数のものばかりである これで圃場への苗木植えはほぼ終了し 後は
 気が向いたら少しやるかもしれない^^ もう本格的な夏も近いし下手な移植も出来ない
 今年も計画通りの移植や根回しが出来ずに終わる事になった このツケはこの秋以降に
 結果として出るのだが しかしやむを得まい 先に行って確かに作業性に決定的な違いが
 出るのだが ここに来てはすべてがタイムアウトである
 午後からは急激に晴れて蒸暑くなった 植え終わった苗木への水掛が楽しい

 

6/17(金)晴れ

 苗木植え
 典型的な梅雨の晴れ間となった 気温も上がったがこの時期特有の蒸暑さはなかった
 昨日の内に今日の植栽工事は中止すると決定していたから この好天がもったいないような
 気もするが あれだけぬかるんでいたのだから今日一日乾かすのも良い事だと思う
 そんな訳で 今日は苗木を地中ポットに植込む作業をする
 樹種はキンポウジュとイチゴノキの二種類で高さが80cmほどのポット苗木である

 

6/16(木)曇り一時雨

  

 植木組合の公園植栽工事に従事 我々の班は雨に祟られ前回6月1日だけの作業だったが
 その後の各班は比較的順調に作業が出来たようで 植栽は全体の半分近くが終わったようだ
 昨日の雨で現場はぬかるんでいて状態が悪いので 駐車場周囲の水捌けの良い場所の小径木の
 植込み作業をする ハナミズキ モッコク タブノキなど
 午前10時頃より雨が降りだしたので合羽を着用しての作業となった 現場は状況が良くないので
 本来なら中止するところだが この班は前回も3日作業するところを1日だけだったので 他の班と
 整合の含みもあって強行する事になった 赤土が粘りついてスコップが動かない 足場も次第に
 悪化して泥粘土のようになってしまった
 植えられる樹木のためには決して良くはない環境である 畑に植木を植える感覚とは全く違った
 状況なのだ 客土はするものの基本土壌が悪質で水捌けも悪い 大規模工事の現場などは
 何処も同じだろうが 植栽後の樹木の生育は揃って良くないのが普通である
 工期を念頭に 天候の事 他の工事業者との工程を調整しながらの進行であるからどうしても
 無理を承知の作業となる 主役である樹木の植性に合わせるのではなく人間の都合に合わせる
 のだから結果として植え傷みに繋がる事となる
 それでも植木生産者中心の作業人員なので悪条件下でも最善を尽くしているのは確かな事である
 午後からは雨も止んで作業も大分やり易くなった しかし午後4時頃に再び降りだしてまたしても
 雨合羽のお世話になった 最後はどうしようもなくなり5時前に作業終了とはなった
 植木組合は樹木の植栽工事のみで 芝張り工事は町内の造園会社が請け負っている これも
 相当の規模で 面積は忘れたが 芝生は大型トラック50台分とのことで 請負金額は2500万円
 だそうだ

 

6/15(水)雨

 雨で休み
 どんより曇り空 天気予報も完全に雨 今にも降りだしそうなのだが その時点で降って
 いなければ仕事に出るのが習性になっている
 エカチンTD粒剤をマツに施す マツを枯らすマツノザイセンチュウの予防のためであるが
 サルスベリなどに付くテッポウムシやコガネムシの幼虫被害を予防するためにも使われる
 TD粒剤は花き類・観葉植物・樹木類に登録された農薬ではないと思うが、いわゆる例外規定の
 範疇に入るものだとの認識でいる 植木類に使う農薬の種類は野菜に比べたら遥かに少ない
 これを見ても、植木がマイナーな生産植物である事が分かる 野菜に付く虫も雑菌も植木に
 付くものと同じである事も多い それらに有効な農薬でも野菜用にしか登録がなければ
 法律上は樹木に対して使用する事は出来ない 農薬会社はデータ取得などの試験が面倒
 なのか登録を取らないのが多い これもマーケットが小さい故の帰結と言う事になる
 それではどうするかと言うと、ここに例外を認める条項のようなものが法律にあって、限定的では
 あるが登録がなくても使用できるようになっている 事実上の法律の抜け穴だが、今の段階では
 現実的にやむを得ないものだろうと思う これがなければ植木関係は決定的なダメージを受ける
 民主的に成立した法律は有効である だが法律が正しいかどうかは別問題である
 9時過ぎに雨が降りだして帰宅 例によって野暮用をいろいろ

 

6/14(火)曇り

 松の手入れ
 午前中は気温も低めで作業はやり易い 一時霧雨もあったがほどなく止む
 トラックの車庫のある積込み場の松を手入れしているが 前の県道は交通量も多く騒々しい
 道を挟んで斜向かいではコンビニを建設中で機械の音が一日中止まない
 更にお隣さんが家を新築中で大工さんや瓦屋さんがトンチンカンチンと賑やかである
 ラジオのボリュームを目一杯にしても傍を車が通り過ぎると内容は聞き取れない
 半日もやれば終わるかなと思っていたマツの手入れだが 以外と手張ってしまい 終了は
 5時前になってしまった それと言うのも 通りから丸見えのところで作業しているので
 時々人がやってくる 数分の立ち話で終わるのがほとんどだが 今日はゴルフ仲間が
 寄り込んで30分も話して行った 久し振りの人だったので手入れをしながらの話しともいかず
 相手をしていたが 毎日が暇のこの人は話しも長いのが特徴だ その後に今度は隣の家の
 奥さんが話しかけてきて15分 とりとめのない世間話に花が咲いてしまった
 多分 植木の手入れなどの仕事は軽い作業とのイメージがあるのだろうか 他の仕事に比べて
 話し掛け易い雰囲気があるのではないだろうか
 そう言われればその通りで 頭を使う仕事ではなく腕が勝手に動く世界である 鋏をチョキ
 チョキやっていると如何にも長閑で平和な時間が流れているように見えるのかもしれない
 うん まあ いい商売である(もうちょっとお金が入ればの話しであるが それは言うまい^^)
 夕方 鉢物に水を掛けていると 今度は同業者がやってきた 先輩でもあるし この前は
 ご馳走にもなっているし捨てても置けない どうぞどうぞとお茶をお出ししたのだった

 

6/13(月)薄晴れ

 松の手入れ
 晴れだか曇りだかはっきりしない天気 東京はよく晴れたそうだ
 梅雨に入ると雨が降らなくなるのは例年のパターンのようだ
 連日の作業だった松の芽摘みもやっと終わる 明日半日もやれば終了だ 六月の半ばでの
 終了は例年より少し早い これは夏芽を出させる手入れ方法だから 本来はこれから7月中旬
 までがベストシーズンである この頃にミドリを摘むと新しく出る芽が余り伸びずに小さくて
 締まった葉になるので見栄えが良い
 松には様々な手入れ方法がある 極論すると一本一本すべて違うと言う事も出来る 特に
 生産段階では仕立ての年数にもよるし 若木と古木の違いもある 生育の旺盛な木もあれば
 元気のない木もある 葉性の違いや移植後の年数 そして第一に考えなければならないのは
 いつ出荷するかが重要なのだ この秋から春先にかけて販売を見込むのか 或いは二年後か
 そして良いお客さんがつくまで何年でも持つのか 未完成の木はその段階に於いてミドリを
 摘むものと残すものを選択したりと 同じ松でも千差万別である

 

6/12(日)晴れたり曇ったり

 松の手入れ
 すっきりした晴れではなく 梅雨時特有の薄曇り風の晴れで 蒸暑い
 道を挟んだ隣のビニールハウスでは鉢花を農家の方が栽培している 中で機械が動いている
 どうやら栽培用土を作っているようだ 
 数日前に集荷のトラックが来ていた 苗木を並べていたのがつい先日だったような気がするが
 草花は生産のサイクルが本当に早い もう次の苗の植え付けに入ったようだ
 松のミドリをパチパチやりながら思うのは この松をこの畑に植えたのは何年前であったの
 だろうか 一年に二度の手入れだから これまでに合計すると何人手間がかかっているのか
 そしてこの松は一体いつになったら売れるのだろうか・・・ 気の遠くなるような話しである
 風もなくむしむしして 本当に気が遠くなりかけた頃 2台の車がゆっくりと過ぎて行った
 間もなく いきなりの大音響が鳴り渡った 猟銃の発射音である
 「威銃」である 毎年今頃になると田畑の農産物を獣や野鳥から護るためと称し行政が慣例として
 行なっているものである べつに獲物を目的にするのではなく 唯脅しているだけのものである
 農林関係の予算なのだろうが いまだにこんな事をやっているようだ
 この辺は平地で森もなく純農地帯なので猿もイノシシもいない 野鳥が少しいるだけなのだ
 全国一律の行事なのだろうから いたるところで不必要な事が行なわれている事になる
 自治体だって予算が下りてくればやらざるを得ない そのような仕組みになっているのが実状だ
 役人と猟友会のメンバーが何人も歩き回って・・・ さて これからイッパイかな^^
 彼等がいなくなるのを待っていたかのように鳩もカラスも帰ってきて長閑な田園風景に戻った

 

6/11(土)曇り一時晴れ

 松の手入れ
 昨日は夜中まで雨が降り続いた 畑の通路はさぞかし大きな水溜りが出来たと思いきや
 ほとんどそれはなかった かなり乾燥していたので浸み込んでしまったのだろう
 それにしても良い雨だった 植えた苗木も生き返ったようだ
 若葉にまた虫が付き始めた 消毒もしなければならない 前回は散布終了と同時に土砂降りに
 なってしまったので 薬剤の効果が半減してしまった 早く松の手入れを完了させて次の作業に
 移りたい 細々とした仕事がいくつも重なって待っている
 梅雨に入ったので消毒の日程がたてづらい 前回の轍を踏むことだけは避けたい

 

6/10(金)曇り後雨

 ♪そとはあめですいざかやつるがこんやはおちゃひきだれもこないとなりにすわっておしゃくをさせて
  じゅうくでしんだおとうとににているあなたとのみたいのよったらかしましょこのひざを

 香西かおり の「居酒屋 敦賀」の歌詞ですが 今日一日頭の中をこの歌が占領していました
 予報では朝から雨のはずが 少し遅れて10時頃に降り始めた 
 朝一番で車の修理屋へ行く またしても乗用車のエアコンが効かなくなった 一昨年修理したの
 だが またガスが漏れてしまった 11〜2年になるオンボロ車である ガスを充填して一応は
 冷えるようになった 夏いっぱいはもつようだから その後にまた考えよう 12500円也
 午前中はハウス内の雑用で午後からはヤボ用 買物やらつまらぬ会費やらで今日一日で
 合計48000円ほどの出費となった 仕事上の出費なら仕方ないが どれも非生産的なもので
 情けなや 今日関東地方は梅雨に入った

 (JASRACがうるさそうなので ひらがなの連続にして見ました これでもだめか?)

 

6/9(木)曇り後晴れ

 松の手入れ
 今日は蒸暑かった 薮蚊も発生した これがいつもの夏のパターンなのだ
 松の芽欠き作業も終盤となった あと数日で修了の見込みでいる
 さて 昨日書いた話しに戻って恐縮ですが ハナミズキの事をもう少し  私の先輩が
 30年ほど前にアメリカからこの木の種子を輸入していた まだ一般にはハナミズキと言う
 名前さえ知られていない時代であった この先輩はこれで大儲け・・・を夢見ていたが
 結果として大ハズレ・・・であった 生産した木はほとんど売れなかった 知名度が決定的に
 低かったのである 実生ものなので 今の時代のような綺麗な花ではなかったし
 全国的にも植栽に使われているところは少なかったようだ
 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)が日本に入ってきたのは明治の中頃である
 ご存知と思うが 当時の東京市長の尾崎行雄がアメリカに桜の木を贈った返礼として
 このハナミズキが贈られてきたとの事だ この原木が今でも小石川植物園にあるそうだ
 ハナミズキを仕掛けた先輩は懲りずに次も種を蒔いた しかし次のも売れなかった
 需要は極めて鈍いテンポでしか伸びていかなかった この先輩は次々新しい樹種に
 チャレンジしたのだが 余り思うようにはいかずに 植木栽培から撤退してしまった
 その後この先輩は別の事業に乗り出して成功を収めているのですが
 ハナミズキが爆発的に売れ出したのは それから10年後の事だった

 

6/8(水)晴れたり曇ったりヤマボウシ

 松の手入れ
 梅雨に入るようで入らない もう秒読みなのだろうが
 明日もまた晴れるようだ 一雨欲しいところである
 右写真は言わずと知れたヤマボウシ
 今ではハナミズキと並んで庭木の定番となっているが
 二十数年前に都会地から流行りだしたと思う
 控えめだが野趣溢れる存在感のある樹木と思う
 庭木としてもてはやされたのは以外とハナミズキの方が
 早い 何れもサンシュユと同じミズキ科である
 この後にエゴノキなどが流行りだして雑木を主体とした
 庭造りが主流となった これは都会地の狭い庭にも対応できる樹姿であることと
 家屋の外観の洋風化が進んだ結果としての産物のようだ
 これに反比例して 玉作り等の造形樹は需要が減少して行った 更にそれに輪を掛けたのが
 近年のガーデニングブームである これにより枝物は決定的なダメージを受けた
 マキやマツの代表的な庭木はバブル経済の崩壊後の不景気もさることながら こういった
 時代背景が販売不振の大きな要因としてある

 

6/7(火)曇り後晴れ

 マツの手入れ
 毎日夜更かしで この時間になると流石に眠くなる 今日は頭がボケーっとして(いつものこと?)
 書く事も思い当らない 書く事はいろいろあっても身が入らないからまとまらない
 日誌を休んでしまおうかと思う事も時々ある 一度それをやると 俺の場合一度が二度となる
 二度が三度 三度が〜となり 週一日誌となる事だろう やがて月一になるに相違ない
 だから何とか毎日更新している その日にアップできなくても次の日にはまとめて書く
 一日に三日分はまず無理だから昨日書けなかった分は必ず今日書かなければと思っている
 何かしら書かなければ 毎日このページを覗いてくれている方々に申し訳ない 私も毎日更新の
 他のサイトを覗いているが 一日でも滞っていると何だという気持ちにもなるのが人情だ
 だから一行でも二行でも良いから書こうと思っている てなことを書いているうちに今日は
 何行になったかな いちにいさん・・・ こんなもんでいいいかな(^^)

 

6/6(月)晴れ

 松の手入れ
 昨日と同じように良く晴れ上がった 空気が乾いていて東よりの風も入って爽やかだ
 六月の始めには毎年このような天候の時がある 今日の天気とは裏腹に梅雨入りが間近いようだ
 雨が続けば少しはゆっくり出来るかもしれない
 夕方 町内の仕事仲間のお宅のお通夜に行った
 帰途に植木組合の仲間たちと夕食 十数名が集まったが他の人は帰ったようだ
 多い時は2〜30人にもなることもある お酒の好きな方が多く 直に「大宴会」状態になる事も
 しばしばである 自ずと時間も長くなる だから敬遠する人も多くなった
 このような時は情報交換の機会でもある 以前なら植木の商談も混じって賑やかであったが
 昨今は植木の話しは少なくなって寂しい限りだが 冗談ばかりは相変わらず賑やかに飛び交う
 生きた情報と言うのは相対する人の口からしか得られないのではないか 何気ない話しの中から
 自然にそれは伝わるものなのだろう

 

6/5(日)晴れ

 松の手入れ
 こんなに良く晴れたのは何日振りだろうか 本格的な夏を思わせる日差しとなった
 真夏との違いは 湿度が低いのでカラッとしていること 夜になるとグッと気温が下がること
 今日は先日植栽工事が始まった町の公園の事でも書こうかな
 この公園は町のほぼ中央の田圃中にある 総面積約56000u 総事業費約9億円である
 人口が一万人の町としては大規模なものである 純農村地帯で過疎の町に何でこんなものが
 必要なのかの疑問を誰もが抱く 町じゅう緑だらけで 考えようによっては公園の中に家が建って
 いるようなものである^^
 近隣市町は既に公園やそれに付属するスポーツ施設の整備が進んでいて まだないのはこの町
 だけだと言う事 来年は隣市と合併するので その後では到底認められなくなるので今のうちに
 やってしまえ 借金は新市へ受け継がれる・・・ そんな思考である
 町民はほとんど公園建設が必要だとは思っていない 直接自分の懐が傷む訳ではないから
 公園だってないよりはあったほうが良いと考える程度だと思う 因みに 公園を作るから一世帯あたり
 1万円の寄付をお願いしますと言ったらどうだろう まず非難轟々だろう こんな話しは直に消える
 実は我々植木屋の中にも賛成するものはほとんどいなかった 公園だから樹木の需要が相当数見込め
 るのが分かっていてもである 植木屋にしてこれだから 後は押して知るべしであろう
 国と地方合わせて700兆円の借金だと言う この先個人の収入は伸びないし雇用は不安定だし
 老後も不安だし消費税アップは目に見えている こんな公園作っている場合かと誰でもが分かって
 いるから内心は反対している それでも誰も表立ってそれを言わない
 大きな公園にしては植栽される植木は小さくて安っぽいものばかりだ それでも金額にして
 3000万円以上になると言う 町内の植木生産者や造園業者が多少なりとも潤うとすれば
 表面切っての反対意見など誰も言えないのが実状である 地元の建築土木会社にも金が落ちる
 これは地方住民としても結構な話しである 県の方からも当然資金が来る訳だから 困るのは
 国全体としての話しである こんな風に税金が国中で使われているのであろう
 それでは正論を通して この公園をやめたらどうだろう それは今の世の中の現況から見て
 馬鹿正直なことになる その分の予算は他の所の人々に美味しく使われてしまうのが落ちである
 植木組合では組合員からほぼ均等に植木を買い上げる事になった 人数が多いから一人当りの
 金額は微々たるものである(10万円くらいかな) 因みに私のところは0円である 該当する植木も
 あまりなかったし 大した額ではないので遠慮した(やせ我慢?^^) 私はこんなのがあまり好き
 ではない 組合としてやるのはどうかと思っている方である ガバッと儲かるなら一口乗りたいが^^
 税金のつまみ食い程度ならやめたが良い だがこの考え方は主流とはなり得ない
 現実的に考えればこれで良かった・・・と言うよりは やむを得ぬ選択なのであろう だから私も
 植栽工事には職人として参加する 組合員としては当然の事(ホントは出たくないが^^)
 参考までに 日当は15000円だそうである

 

6/4(土)曇り一時晴れ

 マツの手入れ
 今日からまたマツのミドリ摘みを始めた もう全体の半分は終わった
 梅雨に入ったような天候で今日は幾分肌寒い
 クロマツの値段を知りたいとのお客さんからの電話で第4圃場に行った 小形の松2本を
 確認し価格を提示したが お客さんの希望値とは幾分の差があったのか これは保留という事に
 なって帰って行った 大した金額のものではないのだが それだけに僅差が割合的には大きくなる
 今日はこの畑にもう一組のお客さんが植木を掘りに来ていた 顔を合わせてしまったから
 知らん振りも出来なくなって お茶をご馳走する事になってしまった^^
 早速近くのコンビニにお茶を買いに行ったら 車がいっぱいで停めるのに苦労したほどだ
 店の中にも外にも若者がたむろしている 中では雑誌を読んだり 外では車座になって何かを
 食べていたり・・・ そうか 今日は土曜日であった
 それにしてもコンビニが若者の溜まり場とは寂しい気もするが これも時代であろうか
 我々の時代はコンビニもなかったし 何処で何をしていたのだろうと不図思った 若い時には
 今よりずっと時間的に余裕はあったはずである それでも週休2日もなく定期の休みもないのは
 今と変わらないし やっぱり結構働いていたように思う 夢に向って。(その夢も今は・・・トホ^^)
 今日は梅雨寒みたいだし 温かいペットボトルのお茶2本と缶コーヒーのホットも2本買った
 おせんべい1袋とみたらし団子の3本入りパッケージも買った 合計930円である
 どうだ これだけあれば文句はあるまい^^ 大ご馳走 大盤振る舞いである ちょっと痛いが
 まあ この前も買ってくれたし 自分で掘って行ってくれるし・・・ たまにはやっとかないと

 

6/3(金)曇り後晴れ

 ハウス内作業
 昨夕からの雨が朝のうちまで残って 畑に出られないのでハウスに潜った
 昼に隣市の葬儀場に部落の人たちと会葬に行く 午後2時半に帰宅して作業を続けた
 夕方までにイチゴノキの摘果作業を終了させた この作業は生り過ぎた実を手で間引いて
 ゆく作業なので簡単で早い これをやらないとひとつひとつの実が大きく育たないで終わって
 しまうし 樹が衰弱してしまう心配もあるので大事な作業なのだ 実が大きい方がやはり
 インパクトが強いものだ 中には小さい実でも沢山付いていた方が賑やかで良いという人も
 いるのだが これは好みの問題もあり難しい所 確かに販売時は実が多く付いていた方が
 売り目が良い お客さんには自分で摘果して下さいと言うのだが 素人さんは勿体なくて
 中々摘み取れないようだ
 実は既に大きくなっている この作業も本来なら4月いっぱいに済ませておきたいところだが
 今まで伸びてしまった そう言えば肥料もまだだった プロはろくなことをしないものだ^^
 素人さんには聞かせられない話しである

 

6/2(木)曇り後雨

 AM 苗木のポット移植 PM ハウス内作業
 ヒイラギナンテンのマホニアチャリティーの苗やヒペリカムの苗をポットに移植する
 午後からはハウス内でイチゴノキの摘果作業をする 4時頃から雨となった
 夕方 先日亡くなった近所の人の通夜に行く 帰途に部落の人たちと食事をする
 こんな時でもなければ隣に住んでいても会う機会はない
 郵便配達員がいる 20年以上も地元地区を担当していたが 数年前から車で40分もかかる別の
 市に配置換えされて配達業務をしている 新たに膨大な軒数を覚えるのは大変だと言っていた
 未だに地図を確認しながらの配達らしい 郵政改革の話しが始まってからは郵便局に勤務する
 職員も厳しい時代に入ったようだ 先日家に来た保険業務の人もノルマが大変だと言っていた
 この先リストラも待っているだろうし 局内部では既に改革は進んでいるようだ
 もうひとつの話題は大工さんで この人はインターネットで材木の切れ端を売って儲けいてると
 言う事だ ヤフーに出品しているそうで 床柱や造作用のいわゆる銘木物の切れ端である
 そんな物を買う人がいるのかと思えるが 実際に売れていると言うのだから驚きであった
 価格は千円以下の物から1万円近くするものまで様々だそうだ
 大工さんだからこれはお手の物で 一昔前なら捨ててしまうような半端なボッカである
 良い小遣いになると喜んでいた 買った人はどんな用途があるのだろう 彫刻でもやるのか
 細工物に使うのか それにしてもインターネットの効用で 以前では考えられないような世界が
 広がっている事を知らされる

 

6/1(水)晴れ後曇り

    

 植木組合による町発注の公園の植栽工事に行った 今日が工事の初日  計画では3日目になる予定で
 したが 前日と前々日が天候不良で中止になってしまったので 今日が工事の着手日となった次第
 植木組合では組合員を5班に別けてそれぞれが3日連続で作業をし 次の班に繋いで行く方式を採った
 各班15人ほどで 今日の出席は12人だった 多量の雨のため地盤が弱く 植込みは出来ないので今日は
 搬入されたモチノキ(C 0,25)の枝抜きや幹巻き作業をした 我々の班は今日一日で終わり 明日からは
 第2班が植え込むことになる 我々の次の作業当番は今月の中旬に予定されている

 

5/31(火)雨後曇り夕晴れ                             このぺーじのトップにもどる

 ハウス内作業 苗木のポット移植
 午前中は10時頃まで小雨が残る ハウス内の草取り他の雑作業をする 午後からは
 残っている箱苗をポットに移植する作業をした
 近所のお宅で不幸があり 朝部落の人たちと弔問に行った 今年75歳の男性で 以前は
 植木関係の仕事もしていた事がある 親戚が造園会社をやっていて そこで長く仕事をして
 いた方である 自分の畑では植木も作っていたし 私も一緒に働いた事もあった
 元気な人で 酒も滅法強くて口も達者 仕事も上手だった 150歳まで生きるんだと口癖の
 ように言っていた時期があったが ここ数年体調を崩して入退院を繰り返していたのだった
 晩年は悠々自適の生活をしていたから その点では幸せであったようだ
 葬儀は斎場で執り行なう事になったので 部落民の人手もいらなくなった 昨今は自宅葬を
 するお宅はほとんどなくなった この流れは益々加速している

 

5/30(月)雨

 雨で仕事は休み
 久し振りのまとまった雨となった 小降りだったが長時間降ったので畑は充分潤った
 人間もこことぞばかりに 仕事以外の世間様とのお付合いの諸々に潤いをもたらす行為
 いわゆる義理を果たす為の行動の一日でした 私はこんなのが一番の苦手です
 あっちに行ったり こっちに行ったり あっという間の今日の一日で ゆっくりは出来ませんでした
 それでもそれなりの役目は果たせた事になるので仕方ないでしょう
 こんなもんなのでしょうね 世の中とは 無用の用ってやつですかね
 そこへゆくと 確実だったのは今日の雨 お金には代えられない偉大な自然からの恵みだった
 これで水掛も省けたし2〜3日得した気分だ でもそれは小局での事 大局ではかなり大きな
 意味を持つ雨だった事は誰しもが認めるところと思う
 夕方になって親戚が来て 友人が来てお茶お茶 夜は再び出かけて・・・

 

5/29(日)曇り一時晴れ

 マツの手入れ
 北東の風が強く吹いて肌寒い日 作業用のブルゾンを終日着用しての作業だった
 現在はアカマツのミドリ摘みの作業だが この辺は海岸に近いので潮風が吹きつける木の
 南側はどうしても塩害に晒される 葉が茶色に変色してしまう 昨年葉が傷んでいると
 ミドリを摘んだ後から夏芽は出難くなってしまうので短いミドリは相当数残している
 その点 クロマツの方が潮風に強いようで傷みはほとんどない それでも台風の時などで
 雨が少ない時はクロマツでもやられてしまう もっとも そんな時は他のほとんどの樹種も
 被害に遭う事になる 海岸に近い土地柄での植木生産はその点では不利なのだ
 雨が降らない 明日雨になるという予報もどうやら変わってしまったようだ これで降らなければ
 再び水掛となりそうだ 水持ちの悪い土質ではある
 夕方お客さんが植木を取りに来て言っていたが 注文はどこも小口のもののようだ
 まとまった数量のものはほとんどないらしい それもどこにでもある品物ではなく時間をかけて
 探さなければならないような植木なので経費倒れだと言っていた どこも同じなのだろうが
 我家も小口ばかりで 半日植木を掘るような注文はこのところなくなった 5本10本だけでは
 ほんの遊び仕事なのだ 造形樹の見積もりも時々あるが中々販売まで結びつかない

 

5/28(土)晴れ

 マツの手入れ

 

5/27(金)晴れ

 マツの手入れ
 手入れ仕事の時はラジオを聞きながらやっている さまざまな情報も入ってくる
 今日気になったのは フィリピンでまた元日本兵2名が発見されたというニュースであった
 終戦後60年となる 小野田少尉の時から数えても30年になる 二人は84歳と87歳との
 事だから当然とは言え何か余計に痛々しさを感じる
 今回の事は小野田さんの時とは別の状況があるのではないかと思う 氏はまさにジャングルを
 棲みかとし 敵に追いかけられていた年月であったのだが 今回の事を同じに考えるのは
 少し無理がありそうな気がする 二人は今という時代の情報を相当知っていたのではなかろうか
 家庭を持っていたかもしれないし 極めて狭い範囲ながら地域に定着し 仕事も持っていたかも
 知れない そうなった事の経緯の想像をするに難くはないが しかしここにきて何故との疑問も
 湧くが それは二人の年齢というものが如実に語っているのではないか そんな事を思った
 何れにしても二人は戦争の犠牲者である事実に変わりはない 日本に帰ろうとの決断までに
 一体どんな心の葛藤があったのだろうか 祖国に帰りたい思いと未だに拭い切れないある種の
 悔いの心境と 日本に帰れば逆に多くの死んだ戦友たちへの後ろめたさが募る事の不安・・・
 しかし 傍目ながらもうそんな事の全てが時効だと思う 私たちはそっと静かに迎えたい
 (夜のニュースでは現地大使館員は未だ二人に接触できていないようだ)

 

5/26(木)晴れ

 ゴルフに行き仕事は休み斑入りトベラ
 よく晴れて日差しの強烈な今日一日だった
 3カ月振りにゴルフに行った 春の忙繁期も一段落して今は
 気分的にも楽になって道楽の虫も動き始めたのだった
 同業者の友人と近隣の先輩二人が同伴者である
 この先輩のお二人はこの三月で町役場を揃って退職されている
 60歳にはまだ大分間があるが 来年早々の市町合併を前にして
 節目として良い退職のきっかけとなったようだ
 一人の方はその後アルバイトを始め もう一人の方は畑で
 野菜を作ったりしているようだ
 アルバイトに出た方は民間で働くのは厳しいなあと言っていた
 時間的にもきついし お客さんの所に行って叱られたりしたようだ
 他の方もいずれは再び働きに出るらしい これからは本当の
 意味での実力で稼ぐ日々であろう
 5月は一年のうちでも最もゴルフに適した季節であり 今日もゴルフ場は大勢のゴルファーで
 ごった返していた もちろんここが料金の安いゴルフ場であることも要因としてある
 この季節は料金が高いのが普通だが 今日は4500円である これはインターネットで
 予約する事とスタート時間が朝の早い時間帯と遅い時間帯に設定された料金である
 今日の我々は8時丁度のスタートであったので 家に帰ったのは午後3時過ぎであった
 日永な今時だから それから夕方まで一仕事をして 今日使ったお金を幾分かは取り返したと
 いう訳なのだ^^
 ゴルフ場へ払ったお金は昼食代を入れても6000円弱であった この金額で一日楽しく
 遊べるのだから安いものではないだろうか 他の遊びをしたって結構かかるだろうから
 ゴルフが高いという神話はバブルと共に弾けたと言っていい
 これでも私にとっては月に一度の贅沢である もちろんお金の問題としてではなく
 沢山ある仕事を休んでゴルフをするのだし ゴルフそのものがとても贅沢なスポーツだと
 思えますから・・  ゴルフをすると人間はとても鍛えられます 自分の不甲斐なさを知り未熟な
 心技を反省する終日だからです
 そんな中にも不思議な事に ひたむきなゴルファーの心を豊かに包む瞬間がいくつも
 あるのです それがたまらなく幸せな時の流れとなりゴルフ場全体を覆っています
 幾つものトラブルに見舞われますが それさえも 否それこそが時間の経過と共に心の糧と
 なって謙虚で高雅なゴルフのスピリットに合致する事になるのでしょう
 写真は斑入り葉のトベラです 真っ白な外斑と浅い緑の葉が柔らかさと上品さを印象づけて
 います ガーデニング材としても面白く使えそうです

 

5/25(水)晴れ

 マツの手入れ
 今日からマツのミドリ摘みを始める 先ずはアカマツからの作業だ
 カラっとした陽気で気持ちが良い 空は夏の色に近づきつつある
 久し振りに終日の梯子の上の人となった 一日中パチパチやっていたら右手が痛くなった これも
 すぐに慣れるであろう 基本的には軽作業であり単純作業だから梯子の上といった条件を
 除けば緊張感もない お気楽である しばらくはこのお気楽が続く
 自家業というのはこれが儲けみたいなものなのだ 仕事の出来不出来やノルマも関係がない
 上司に文句を言われる事もないし時間もルーズである 仕事に飽きたら梯子の上から
 美しい五月の田園風景を眺めるのも良し ぶらぶら畑の中を巡って色とりどりの新緑を愛でるのも
 楽しい 爽やかな風が過ぎる木陰でのお茶は至福の時でもある

 

5/24(火)晴れ

 ポット苗木の草取り及び施肥
 昨夜はある程度の降雨量があった 今夜も雷雨が予報されているので畑の水掛は
 様子見とした この雨で畑の表層は湿ったが この照り方だと数日の内に帳消しになりそうだ
 替わって今日はポット苗木の草取りをして それに化成肥料を施した
 天候が良くて程良く水が掛かるものだから 雑草は直に芽を出すやら伸びるやら
 昔から 草が育つように作物も育ってくれたらなあ という言葉を農家の人々は使うが
 もっともな話しである
 昼に家に帰る道すがら第3圃場に寄ったら 先日お客さんが植木を掘った跡が残っていた
 掘り上げた後の穴がきれいに埋め戻されていた
 植木屋さんによっていろいろなのだが このようにきちんと埋め戻す人 掘りっぱなしで
 おまけにゴミだらけにして帰る人 さまざまである
 それでも今時はほとんどの植木屋さんがバックホーを使って植木を掘るので跡地を
 埋め戻して行く人がほとんどである
 バックホーなどなかった時代にはこれを埋め戻す人はまず皆無であった 埋め戻すのは
 掘るよりずっと楽なのだが 如何せん人力である 堀上げるのに精力を使い果たすので
 埋め直す作業までは中々である
 以前は一般の家の庭にある槇の木を買い上げる行為もよくあった その家の方に掘り穴を
 埋めて行ってくれと頼まれる事も多い それを面倒に思う植木屋の言訳と言うのがある
 植木屋と言うのは掘った穴を埋め戻さない事になっている 昔から掘った穴を埋めると
 その植木が枯れると言うジンクスがあるのだ と言うとそのお宅の人も渋々納得してくれるの
 である もちろんそんなこと嘘に決まっている^^が 公然の秘密ならぬ公然の嘘である

 

5/23(月)晴れ

 圃場の水掛
 今日はすっきり晴れて気分も良い 正に五月晴れである 人間には都合の良い晴れだが
 畑は乾燥が進むばかりである 昨夜は少量の雨が降ったが 効果は全くないに等しい
 こんなものなら降らない方が益しに思う 雑草の萌芽の為にはなったろう
 第2 第3圃場を水掛けする まだ植木がへばるほどの乾きではないが 砂土は水持ちが
 悪いので乾きが早いのは事実なのだ この先一週間も雨の予報は出ていないようなので
 ここでの灌水は重要な意味を持ってくる 早く梅雨に入ってしまえと思う
 午後から畑に同業者が来て一頻りしゃべくって行った その内容はと言うと 何でも
 インターネットで植木を売る事にしたので協力しろと言う事だった
 あはは・・・と思ったがそこはそれ 神妙にお話しを伺った
 相当数のアクセスのあるサイトとリンクしてもらえる事になったので始める事にしたと
 言うのだ それで 自分のとこだけの樹種では物足りないから同業者を何人か集めて
 販売品目を増やそうという計画のようだった
 インターネットでは植木は売れない そう言いたかったが せっかく意気込んでいるものを
 水を差してはいけない 仲間になるつもりはないが こちらの植木を売ってくれると言うのなら
 有難い話しである 
 一体 どれほどのアクセスを見込んでいるのだろう かなりの数のアクセスがないと商売として
 成り立たないと思うのだが その方は経費が掛かる訳ではないのだから 唯注文を待って
 いればいいと言った様子なのである 実店舗があるわけではないので それはそうだが
 一般のお客さんの1本2本の注文を箱に詰めたり配送の準備をしたりしていては
 採算が合わないのは自明である 小売を主体としていて それの一部門としての販路なら
 それも頷けるが 生産屋がそれをやっても数量が見込めないのでは足手まといにも
 なりかねない
 星の数ほどもある植木の販売サイトの中でも高利益を上げているところはほんの一部
 でしかないだろうと思う
 あれだけ多くのアクセスのある楽天市場やヤフーに出展している植木屋さんでも
 沢山儲けているところは少ないのではないか
 私のこのサイトにも時々問い合わせがある ありがたいことで申し訳ないのだが 
 小売販売はしていない事をお伝えして 他のサイトにお客さんの欲しい物があれば
 そちらを紹介している

 

5/22(日)曇り一時晴れ

 第1圃場の水掛
 朝 井戸屋さんが来て第1圃場に3本ある突き抜き井戸の1本を移動して掘り直してもらった
 クレーンを使用して塩ビパイプの井戸を持ち上げて抜く この辺は地下水脈が浅いので
 4mのパイプを2本繋いだもので充分である つまり井戸は簡単に作れる 費用も材料費を
 含んで3万円弱で掘る事が出来る 今日の職人さんも2時間足らずで作業を終了させた
 早速水掛となった まとまった雨がないから畑の表面は乾き気味である 真夏ではないので
 少し掘り下げれば充分湿っているのだが 根回ししたり移植した木には心許ない湿りなのだ
 南北55m東西100mの畑に西から東に向って作業通路が2本延びている その通路の
 それぞれの中央の際に井戸が掘ってある その通路に沿って60mのビニールホースを
 引きずりながら左右の畑の植木に水を掛けて行くことになる
 今年は冬からこれまでに比較的順調に定期的に雨が降っていたので改めての水掛けと
 いうのは1〜2回しかなかったのではないか その点では恵まれていた 水掛と言うのは
 何か余分な作業と言うイメージがあるから中々に億劫である
 もちろん この位の水分不足では植木が傷むとか枯れると言った状況ではないが
 生産サイドでは枯れなければ良いと言うものではない 早く新しい根を出させて早く植木を
 成長させたいがための水掛である 真夏を乗り越えるために少しでも多く根を伸ばして
 おきたい 

 

5/21(土)晴れ

 第1圃場 畑の整理
 今日も風がない 風は強くても嫌だが 弱すぎるのもこの時季には悪し 新緑や田圃の早苗を
 渡る爽やかな五月の風は風情がある
 春の出荷で虫くい状態のような恰好になっている場所を整理する ツバキ コニファーなどの
 不良品を撤去したり 再生が利くものは移植して整枝する こうして畑の一区画を更地にして
 苗木を植えるための場所を作る 出荷した後の土の中には残根が沢山あるのでバックホーで
 耕転しながら大き目の根は取り除く その他 ヤナギ類を挿し木して そのまま伸び放題と
 なってしまっているのもバックホーで掘り起こして廃棄する 2月に少しだけ地中ポットに入れ
 込んだり地植えしたりしたが 販売の見通しが良くないのでそのままにして置いたものだった
 畑は大分乾いてきている バックホーで深く掘り下げてもじめじめしてこない この辺では
 通常だと1メートル以下になると結構水分が多くなり長時間作業すると地下足袋が濡れて
 きてしまうのだ 今日はさらっとした感じであった 月曜日に雨の予報であったが ここに来て
 変わってしまった これまでに植えた苗木に水を掛けなければならなくなった
 夜 久し振りにゴルフの練習場に行ってきた 晴ればかり続いて休みがないので ストレスの
 解消を兼ねてボールをひっぱたいてきた ゴルフのボールはほんとに良く飛ぶ あれは
 気持ちの良い飛び方である クラブの芯に当った時の飛球というのは人の気持ちを爽快に
 させるに十分である ゴルフのボールと言うのは恐らく意思をもっていると思えるほどだ
 以前は結構飛ばした私だが歳のせいか近頃は飛距離も幾分落ちたように感じる 自分では
 まだまだ若いつもりでも・・・ そう言えば 何年か前に20代前半の若者に「オヤジさん」と
 呼ばれてガクっときたことがあった ある農業資材屋の従業員からそう呼ばれたのだが
 お客様の私を捕まえて「オヤジさん」とは何事だと思ったが 若い彼から見ればそう見えるの
 だろう 自分ではどこをどう見たって素敵な「お兄さん」としか見えないのである^^ 

 

5/20(金)晴れたり曇ったり

 苗木植え ヒイラギ掘り他
 風がなかったので少しむしむししてだらりとした天候 初夏を感じる
 AM 昨日作った第2圃場の整地にポット苗木を定植した 白花万作(フォザギラマヨール)と
 ブルーヘブンの2種類を植える
 PM フイリヒイラギの堀上げをする H1,0mのものを30本掘って町内のお客さんの家まで
 配達に行ったのだが そのお宅の植溜に紅花のマロニエだかトチノキだかが咲いていて
 とても綺麗であった 5mほど高さがある木だったので花が沢山付いていて見事である
 デジカメを持っていなかったのが残念だった 携帯にカメラが付いているのだが 実は
 これがお笑いで 撮る事は出来ても出力が出来ないのである 古い機種なのでSDカード
 ではなく ケーブルで出力するタイプのものなのだ 携帯を買う時にいっしょに買おうとしたが
 何とケーブル1本が4500円だと言うではないか 電話機が8000円なのに何でそんな物が
 そんなに高いんだと文句を言っても始まらない ばかばかしいから買わなかった ネットにも
 加入していないから そちらを経由してPCに取り込む事も出来ないと言うわけだ 写真は
 撮れても中から出せない・・・はははだ^^
 その後 畑に帰って根回しものや移植ものに夕方まで水掛をする 日差しが強くなったので
 畑も乾きが早くなった 一雨欲しい

 

5/19(木)曇り一時晴れ

 畑の整理サワフタギの花
 第2圃場 苗木を定植するための圃場作りをする ツバキなど
 出荷して残った物を別の場所に移植したり 商品価値のなくなった
 ものを抜倒して廃棄する 必要以上に大きく育ってしまった物は
 このまま置いといても買い手のつく見込みがないので この辺で
 見切りをつける 数年前に根回しをしたので 小根がびっしりと
 ついていて土を震い落とすのが大変だ 皮肉な話しである
 引き抜くのはバックホーだから何と言う事はないが 抜いた木を
 片付けるのが一苦労だ 生木であり土も付いているので重い
 樹高は2mほどしかないが太くてがっちりしているから畑の隅に
 積み上げるのにも手間が掛かる
 今日の写真はサワフタギの花です 白い小さな花 線香花火の
 ような可愛い花姿 こうして写真としてクローズアップすると なるほどと思いますが
 普段は見過ごしてしまいがちな控えめな花です 今が花盛り 秋には瑠璃色の実が
 付く予定なのですが どうかはまだ分かりません
 時々こうして植木を撮っているデジカメも6年になる リチウムイオン電池が寿命らしく
 充電しても5〜6枚撮ると直にあがってしまう
 2本のバッテリーを交互に使用して ここまでやってきたが いよいよの感ありだ
 電器店で訊いたら1本4280円とか言っていた バカ高い 
 このデジカメを買った時は8万円近くした当時は最新で性能も最高ランクのものだった
 今なら同じクラスのが1万円も出せば買えるほどだ
 で どうするか 今 思案中である 今のカメラで何の不自由もないし画素数の点でも
 大伸ばしする趣味もないから問題はない 第一今のがもったいない
 しかし 電池1本4280円はどう見ても高くて買うには抵抗がある 2万円以下の安い
 カメラに買い換えるか 今あるのは形が大き過ぎて少し不便だし・・・と結論が出ないでいる
 写真を何枚か撮っては電池を外してポケットの中で暖めて再び撮影する そんな状況が
 続いている昨今である どっちがいいか 誰か教えて

 

5/18(水)晴れ後曇り

 苗木のポット移植
 南風がやや強かった他は問題のない気候だった 気温も平年並みまで上がった
 今日はサザンカ マホニアチャリティー ニワザクラなどの苗をポットに植える作業をした
 サザンカは挿し木苗だが 他は実生のものである 実生苗は大小のバラツキが多い
 マホニアチャリティーなどは成長が早いものだから特にその差が激しい あまり小さな苗は
 再び苗箱に株間を開けて植え直す

 

5/17(火)晴れ

 挿し木苗のポット移植
 今日も気持ち良く晴れて気温もベストだ 一年中こんな気候なら申分ないのだが・・・
 ツバキ サザンカの苗をポット上げする

 

5/16(月)晴れ

 苗木植え
 すっきりした青空が広がった 爽やかな本来の五月の典型的な気候である
 第4圃場に苗木を植える作業をする 樹種はロウヤ柿 サルスベリ ニワザクラ(チャイナチェリー)
 などである すべてポット苗で0,4〜0,8m位の大きさの物で 2〜3年後の出荷を予定している
 苗木植えも終盤になった 後は数種類で千本ほどである これもポット苗なので慌てて植える
 必要はないのだ 地中ポットに入れるものがあるので地中ポットを注文したのだが 納品が
 10日ほど先のようなのでそれを待って植える事になる
 これからの作業としては アカマツのミドリ摘みがある そろそろ適期なので 現在の挿し木苗の
 ポット移植作業が終了してから取り掛かることになる
 昨日の消毒の結果だが 一部の樹木に付いていた毛虫は死んだものと生きているものと両方が
 見られたので 大雨の影響があったことになる もう暫く様子を見て善後策を考える事とする

 

5/15(日)曇り一時雨後晴れ

 消毒
 夕方も近づく作業場の土間に佇んで 雹混じりの激しい雷雨をずっと眺めていた
 今日一日の仕事が徒労に終わるのかと思うと疲れが一挙に出たような感じがした
 午後の4時半過ぎに西の空から黒い雲が近づいて来たと思う間もなく雷鳴と共に大粒の雨が
 降りだして 一時は5〜6mmの雹を伴って土砂降りになってしまった
 雨は30分ほどで止んだが この雨で一体どれ位の消毒液が洗い流されてしまったのだろう
 このところの天候不順で消毒作業の間合いを探っていた この時期は害虫や雑菌が活発に
 活動を始める季節である 一部の樹種では既に若葉が食害に遭っている 満を持しての
 今日の消毒作業であった
 午前7:45散布開始 自宅の庭と第3圃場を終了し そして第1圃場も後少しで終わるという
 10:30頃 北東方向から黒い雲がやって来て ぽつぽつと小雨が降りだしてしまった 仕方なく
 作業を中断し一旦帰宅した 雨は本降りの様相となっていた その後1時間ほどで雨は止んだが
 ここまで散布した消毒液の薬効の減少が気掛かりだ 薬剤が掛かった虫は退治できるだろうが
 予防の意味合いは大幅に縮小してしまった事だろう 午前中はそれで終わった
 午後からは一転して天候も回復して青空となった 気を取り直して散布を開始した
 第2圃場と第4圃場を終了し 午前中の第1圃場の残りを散布して午後4時過ぎに終了した
 防除機の後始末やトラックの洗車をしている時に冒頭に書いた時雨が来たのだった
 こんな事も何度か以前にもあったことだが それにしても 待っていましたとばかりに 散布後
 30分も経たないうちの土砂降りとは・・ 皮肉なものである もうこれは笑うしかないのだけれど
 今日はその元気もなかったみたいだ そんなに落胆した訳ではないがいろいろと考えさせられて
 しまった事は確かだ 巡り合わせと言う事 必然性 運命もそうである あの電車に乗って
 いなければ・・・
 世の中の出来事への不可抗力 小さなそして哀れな人間の性
 ネガティブな想いばかりだが そんな人間がいくつも代を重ね営々として築き上げ繋いできたのが
 今の世と言う事 いろいろあっても だから それでも歩み続けると言う事

 

5/14(土)晴れ

 挿し木苗のポット移植
 今日は晴れ間が広がった 気温は低目ながら風が弱かったので穏やかな日和となった
 夕方ハウス内の病虫害防除の消毒 使用薬剤 カルホス乳剤800倍液 トップジンM水和剤1000倍液

5/13(金)曇り

 挿し木苗のポット移植
 昨日が寒いと思ったら 今日は更に北風も強まり気温が下がった ハウスの中でも
 12℃くらいだった 畑の仕事だったら今日は厳しい環境であったに相違ない 朝一番に
 お客さんに頼まれたコニファーを掘り上げたが 冷たい風が吹き抜けて とても長時間
 作業をしていられない状態であった 仕事を済ませて早々に家に舞い戻ったが自宅の
 作業場の庇部分も直接の北風は避けられるものの どこからか風が舞込んで身震いの
 するような場所である ここでの仕事がこの苗木をポットに植え込む作業なのだ
 ハウスの中なら風もなく天国だが南側と西側が開放されているので厳しさは相当なものだ
 五月にこのような低温が続くのは25年以上人生をやっている私の記憶にもない(25年
 「以上」だから間違いではない^^) この先も数日はこの傾向が続きそうな気配だ
 苗木植えはもう半分以上終了したので気分は大分軽くなった 雨でも降ったらどこぞにでも
 遊びに行こうか
 先日 母親を亡くしたY君ついて書いたが 今日はA君について少し書こうか
 Y君が我家を「卒業」してから 入れ替わりに農業高校を卒業して直にA君がやって来た
 遠い親戚関係になる彼の家は植木栽培と稲作の専業農家である 片道8kmを彼は
 ほとんど毎日休みなく我家に通ってきた 田植えと稲刈りの時期は流石に休んだが
 それ以外は精勤賞だった 日曜も休まずによく続いたものである それだけ植木の仕事に
 夢を持っていたのだろうと思う
 彼も5〜6年間働いてくれた その後は自分の両親と植木の生産と販売を続けながら
 暇があると近所の造園屋さんでアルバイトをしていたようだ。
 その彼も やはり植木が不振の時代に入ると 仕事は両親に任せて材木屋さんに就職して
 しまったのだ いろいろあったのだとは思うが残念な事であった
 我家に来て少しは覚えてくれた事も無駄になってしまうのかと思うと寂しさは残る が
 今は結婚して二人の子供にも恵まれて幸せにやっているので それもよしと思えるのだ
 さて 次は誰を書こうか

 

5/12(木)曇り

 挿し木苗のポット移植メリーミルトン
 今日は寒かった 北風 曇り空 気温は2ヶ月も前のもの
 寒いからと言って 冬の着衣と言うのも抵抗があって中々出来ない
 だから余計に寒く感じる
 昨日に続き挿し木苗をポットに植えている 挿し木箱の底から
 根が飛び出して地面に潜っている 本来なら遅くても3月頃までに
 終了させなければならない作業なのだ
 昨年の6〜7月に挿し木したものだから じきに一年になってしまう
 こんな非効率な事をやっているのも現実としてある
 夏に挿し木した物は 発根が早い物では秋に植替え可能なものも
 ある サルスベリ等がそうなのだが 植え替えれば その年の内に
 もう一段の成長が見込めるのだが・・
 多忙にかまけて 今頃になって植え替えているのは私くらいであらふか
 来月はもう梅雨に入って挿し木の適期だといふに・・
 余裕がないからこんな事になるのか 余裕があるからこれでもやって行けるのか
 前の余裕は時間的な余裕ですが 後のは金銭的な余裕? 答えは 畑
 畑は広いので 2年間で仕立てるべきものを 3年掛かって仕立てても畑の利用サイクルに
 不都合が生じることはない もちろん1年余計に掛かれば管理費など明らかにマイナス
 なのだが 他の単年作物と異なって永年作物である植木は収穫時期という概念がないので
 最低限の管理をすれば後は放っておけるからだ 自堕落な人間には都合が良い
 コスト競争に血眼になっている企業であったら とうの昔に倒産しているは必定だ
 非効率が分かっているのなら改善すべきだが 現状はそれをやれば今度は別の所に
 より大きな歪が出来る ここが大企業と零細農家との差である
 つまり 効率が悪いから生きていられると言う訳なのだ  ん!・・・分からないって?
 数十年前 植木が飛ぶように売れていた時代 日本の有名な大企業が何社も植木生産に
 参入したものだった 製紙会社 商社 セメント会社 化学メーカーなど多士済々であったが
 その後 経済が下降線を辿りだすと それらは蜘蛛の子を散らすように次々と撤退して行った
 市場規模の小さいマイナーな産業である植木は世の中の景気が少し悪化すれば
 ひとたまりもなく弱い存在と成り果ててしまうのだ
 緑化が叫ばれるのは綺麗ごとでもある 予算が足りなくなれば真っ先に削られるのが
 この緑化関連の予算である
 大資本が手を出しても儲からない仕事 非効率でなければ出来ない仕事 それが
 植木生産だと思う 農家の仕事と言ってもいい
 今日の写真はオオデマリの種類でピンクの花を付けるメリーミルトンと言う品種

 

5/11(水)曇り一時雨夕方晴れ

 挿し木苗木のポット移植
 それにしても肌寒い 平年なら夏日が続いても可笑しくない季節なのだが・・
 今年は特に遅れてしまったが 挿し木苗をポットに植え替える作業を本格的に
 始めた これまでにも合間で少しづつやってきたのだが延び延びになってしまった
 ほとんどの種類が若葉を開き出してしまっている ポットに移すと萎れてしまう
 水を掛けて日陰に移す 根を極力傷めないようにしているが 新芽の伸び盛りの
 苗木には生理的な負担は大きいだろうと思う
 春先の移植なら これからぐんぐん伸びてくれるのだろうが 今頃の移植では
 成長も制限されてしまうに違いない 折込済みのことだがもったいない事では
 ある(眠くなったので後は明日また書こう)

 

5/10(火)晴れ時々曇り

 第3圃場 小物植木の根回し
 この時期にしては気温が幾分低目のようだ 爽やかと言えば爽やか
 作業が根回しなので気温が低いのはありがたい
 黄金マキとヒイラギナンテンの根回しをした 柊南天は新芽が大きく出てしまって
 根を切られると直にぐったりとしてくる 丈夫な木だから何とか大丈夫だろうが
 本来は不適切な時期である事は疑いようがない(と、ここまで書いて疑問がひとつ、これは
 プロだからやれる事なのか、プロとしては恥ずかしい事なのか  閑話休題)
 マキは新芽が出るのが遅いので今ならセーフである この黄金槇は今の時期は普通の槇と
 葉色は変わらない 今年の新芽が鮮やかな黄色なのだ これは秋まで続き とても美しい
 ただ、4月の一番の需要期にこの木の最大の特徴が出ていないので売り難い事は確かだ
 知名度が低い樹木の弱点である この樹種を増やそうかと計画していたが ちょっと思案の
 しどころでいる この槇の近樹種に黄金ラカンマキがある これも一時は増殖を始めたが
 今は中止している 若葉の時は綺麗で良いが冬場は頂点の方が霜で傷められてしまうし
 成長が極めて遅いので採算的には良くないのだ
 それに葉が小さいのは、槇に関してはあまり綺麗ではないような気がする 槇は中葉の
 締まったものがやはり最高に思う 槙と一語で言っても それは様々で葉性の大小や形などに
 個体差があり同じイヌマキでも見た感じは大いに違ってくるものである これは他の樹種でも
 言える事だと思う 生産者はそれらを選抜しながらより優秀な苗を確保しようとするのが
 普通である 唯 これも中々大変な話しで 例えば優れたマキの木に付いた種子を蒔いたと
 しても その親と同じ性質の苗が出来る訳ではない それが難しいところだ

 

5/9(月)晴れ

 植木市場に行く
 連休前から出荷を休んでいたが今回久々の出荷である
 例年のパターンだと この期間はいつも安値となるので 出荷量も激減するのである
 市場で会った人たちに訊くと 先週のセリは思った通り激安だったそうである^^)
 今回はどうか それは神のみぞ知る範疇のことで 最初からあまり期待はしていないから
 いいのだが 良品だけはそこそこの値段が付いて欲しいものである
 春の市場出荷は今回で最後になる予定でいる 畑の仕事が溜まっている

 

5/8(日)曇り

 マツの手入れ及び積込み
 先日 掘り上げておいたクロマツとアカマツを簡単に手入れした マツのミドリが長く伸びて
 20cmにもなっている こうも伸びると見苦しいので長い物だけ抜き取る マツはこれからの
 時期が一番見栄えが悪い季節となる 他の樹木は新緑が美しい時なのに 良く手入れされた
 造形のマツばかりは型崩れしてしまって興醒めである
 今回の出荷はコニファーや花木が時期的に少ないので その分キャラとヒイラギの造形樹を
 出す事にした これにモチノキの3mほどのものが20本 その他小物が15種類位あり それらを
 ほぼ目一杯積込んだ 何れの木も新芽時であり 若葉が風圧で傷まないように防風ネットで
 全体を覆った 木々は水揚げの最盛期を迎えつつあり 最も敏感な時期である
 昼食を摂ってから昨日通夜に行った葬儀場に会葬に行く
 昨日の日誌の続きのようになるが その彼は植木専業農家になりつつあったのだが 10年ほど
 前に突如として植木屋を止めてしまった 売れる物はすべて売り払って残った物はきれいさっぱり
 処分してしまった そして 元々の家業である野菜栽培に変えてしまったのである
 何か考えるところがあったのだろうか 計算高い彼ではあったが これほど劇的とも言えるほど
 思い切っての転換には驚くばかりであった
 植木仲間を一人なくしたようで若干の寂しさはあったが その決断は見事であった
 その後の彼は野菜栽培でも頭角を現わし優秀な野菜農家として今日に至っている

 

5/7(土)雨後晴れ

 AM 休み PM 出荷準備
 昨夜から雨は断続的に降っていたが 午前中も降ったり止んだりしていた
 久し振りにゆっくりしたような ゆっくりも出来なかったような・・・^^ そんなもんなんですねぇ
 期待した雨量はまずまずと思われるので この点では嬉しく感謝する
 午後からは急激に天候が回復してきた 出荷するポット植木などを準備したり 先日掘り
 上げたアカマツとクロマツの手入れをした 明日もう少し小物植木を掘り上げる予定
 夕方 葬儀場で執り行なわれた知人宅の通夜に参列した
 知人と言っても ずっと以前に私の所に仕事の手伝いに来ていた人である
 彼は高校を卒業してから直に我家に来た 植木の見習いと言う事である 正規のいわゆる
 弟子入りと言う事ではないにしろ 緩やかな師弟関係と言う間柄になるが 彼は私のことを
 兄貴と呼んでいた 5〜6年間の修行の後に独立し 自分の畑で植木栽培を始めた
 一時はかなりの面積に植木を拡張していた その間も 私のところが忙しい時は時々
 手伝いに来てくれていた その彼の母親が亡くなったのである
 葬儀場のアプローチ並木は白い花のハナミズキが満開であった 紫や白のツツジも今を盛りと
 咲き競っていた 若葉も激しきこの季節に ひとつの生命が去った

 

5/6(金)曇り夜雨

 市場出荷の小物植木掘り
 すっかり曇って北東の風が身に沁みて冷たい 1ヵ月以上前の気温だそうだ 暖かい日が
 続いたものだから 尚更に寒く感じるのだろう
 久し振りに市場に出荷するので 今日はコニファー類を中心に小物植木を掘り上げる
 五月一日の雨は雨量が少なかったものだから 畑は乾き始めている 所により地表面は
 からから状態となっている 今夜から明日にかけてはまとまった雨になると言う 少し休養も
 欲しいから十分に降って欲しいものと期待している
 計画ばかり先走って どうも実態が追いつかない 苗木のポット植え 根回し 消毒 その他の
 諸々の季節作業が後れに後れて どうしようもない状況となっている 新芽も伸びてしまって
 処置なしである こうなればもうしょうがない 気持ちだけでも居直ってしまおう
 所詮出来る事しか出来ないのだから 本当は こっちで稼いでいても あっちで損していては
 何にもならないのだけれど 割り切れなさや矛盾は感じても理想を現実に合わせようと
 するには無理があるのだろう 一切の無駄を省き効率を最大限に突き詰めたとしても それで
 物事が上手く運ぶとは限らない それが世の中の難しいところでもあり面白いところでもある
 だからと言って 手抜きでいいとか努力が要らないのではなく 何事も 過ぎたるは・・・である
 夕方 近くの同業者が遊びに来て ゴルフにでもと言う話しになったが 結局はお流れになった
 他の人との日程も合い難いし それぞれに忙しいようである 4,800円のが出たのでチャンス
 なのだが 忙しい中で一日空けるのはお互い大変な事なのだ 明日からまた土日の連休で
 ある 世の中は一体どうなっているんだと思ってしまう 他人が羨ましいとか自分が情けない
 のではなく そんなに休んでいられるのが唯々不思議な気がしてならない
 なんのかの言っても やっぱり日本は豊かな国なのでしょうが それにしても 国がこれだけ
 借金を背負っていても 誰も切実とした危機意識を持ち得ないとはどういうことだろうか
 おそらく 社会のいわゆる上の方(ごく上の方と言う事ではなく)の人々の意識の問題だと
 思うのだがどうだろうか
 戦後ずっと右肩上がりで来たものだから そのイメージからどうしても抜け出せないでいる
 貧しさを知っている世代は逆に危機感を抱き難いのではなかろうか 例え貧しかった昔に
 返ったとしても生きる術を知っていますから
 心配なのは今の若い人々の世代 豊かさの中で育って来てしまったから大変でしょう
 それでも いざとなれば この国の人々は底力を発揮するのではないかと感じています
 個人としては弱々しい日本人だが 集団となると変な力も湧くようですから^^ そんなに
 心配はいらないのではないかとも思っています
 何だか話しが廻りまわってしまったようなので 今日はこれでやめておきます

 

5/5(木)晴れ

 植木祭り2日目
 今日も爽やかな良い天気 イベントには絶好の日和の二日間だった
 植木祭り2日目は 例年だとお客さんがぐっと少なくなるのがお決まりだが 今年もその例に
 漏れず昨日に比して半減した それでも午前中は人出もそこそこだったが 午後からは
 閑散としてしまった ぽつぽつと客が来て 小さな物をぶら提げて帰った
 午後5時をもって 今年の植木祭りも終了となった テントなどを撤収して 売れ残った小物を
 トラックに積み込んだ 大物植木は明日持ち帰ることになる
 2日間の売上げの集計はまだ出来ていないが おそらく昨年を下回ったのではなかろうか
 私個人はまずまずの売行きであった 持ち込んだ一本のアカマツが昨日早々に売れたし
 小物植木は70%くらいは売れているようだ 
 他の人達も小物は同じくらいの比率で売れているようだ しかし枝物の売れ方で明暗を
 分けた恰好となった 良品はそこそこ売れていたようである

 

5/4(水)晴れ

 植木祭りに参加

   

 野栄町植木生産組合主催の第14回植木祭りが開催された
 毎度同じような写真で恐縮ですがご覧下さい 写真で見ると立派な植木が並んでいるように
 見えますが 過去最低(^^)の内容です 50万円を越える植木はありませんでした 例年だと
 150万円くらいのものは出ていたのですが 今年は質素です
 因みに 過去の最高額の植木は2,000万円でした これは初回に出品された槇の木でした
 この木は埼玉県に売れて行きました この年は合計4,000万円以上売り上げました
 その後 年々売上高は減り続けて ここ何年かは1,000万円を下回っています
 今日は天気も良く清々しい陽気に誘われて お客さんも多かったようです しかし 大物は数本のみで
 後は10万円以下の植木がまずまずの売行きと言ったところでした
 小物植木や苗木類はよく売れていました ツツジが満開の時期なので それらの売行きがいいよう
 でした ハナミズキやモミジそして果樹苗も定番として売れていたようです
 小物類は沢山の種類が出品されていました 業者でさえ見た事もないような新種を含めて
 カラーリーフと呼ばれる黄色や赤葉そして斑入り物が多かったようです 外国から入ってきた樹種
 も数年のうちには あっという間に広まってしまいます 時代と言うものですが 少し困るのは
 素人であるお客さんには馴染みが少ない事もあり 手を出し難いといった状況もあります
 初日はまずまずの売行きと言ってもいいでしょうが 小さい物は沢山売ったようでいて あまり
 金額は上がらないものです やはり何十万円の大物が売れてくれないと厳しいものがあります
 明日もう一日あります 天気も良さそうですので期待したいところです
 大きな植木が欲しいと思っているアナタ 今が買い時です お待ちしています ^^

 

5/3(火)晴れ

 植木祭り出品 小物植木掘り
 朝のうち曇ったがその後よく晴れた 今日も爽やかな五月晴れとなった
 植木祭りの会場である農村環境改善センターに出品する植木を搬入した
 皆さんお早い 私が8時前に行ったら もう八分通り会場は埋まっていた 売る気まんまんだ
 年々大きな植木の出品は減っているが 今年は特にその傾向が顕著のようだ
 売れる見込みがないのに わざわざ多額の経費をかけて出品はしない 売上げも年々落ちて
 この植木祭りも下火傾向である どうやら今年が最後の植木祭りとなりそうな気配だ
 と言うのも 来年早々に隣自治体の八日市場市との合併があり 双方の植木組合もひとつに
 統合されそうである これにより植木祭りも新組合の主催として新たな場所で新たな形で
 開催されるのではないだろうかと思う
 これは ある意味において天の助けとも言える このようなイベントは経費も多額だし 自治体や
 農協からの補助金も年々減額され それに追い討ちをかけるように売上げの減少続きでは
 組合員に負担を強いる一方である
 合併する事で ちょうど良い言訳が出来た形となり 体面を保つ事が出来る
 世の中は変わる 時代は変わる こうなるのが遅過ぎたのだ 面子にばかりこだわって
 つまらない理屈を付けて何にも変えようとしない組織に希望の生まれる素地はない

 

5/2(月)雨後曇り

 AM 休み PM 出品準備
 昨夜遅くから降り始めた雨は今日の朝まで残った 雨は止んでも葉が濡れていて
 仕事にならないので 午前中は所用を済ませることにした
 銀行に行ったら 連休の合間なのでお客さんが沢山いた 隣町の同業者と久し振りに
 会ったので話しを聞いた 個人住宅の庭仕事が主な植木屋さんである 細々とした仕事だが
 結構忙しいそうだ 茨城県に出店しているので向こうのお客さんが多いようだ 茨城は
 住宅も敷地面積が広いので 庭面積も比較的余裕がありそうだから植木も売れるのかも
 知れない
 午後からは 植木組合の植木祭りがあるので それに出品する植木の準備をする
 先日掘り上げておいたアカマツを1本手入れして 後はポット花木を12,3種類用意した
 樹種名を上げると 西洋テマリカンボク ブラシノキ 斑入りウツギ ヒペリカム フサスグリ
 ハクロニシキ キングサリ バイカウツギ セイブロックゴールド ヒノデツツジ ヒラド赤
 イチゴノキ ポートワインなどである 要するに園芸物であり 昔からの「植木」という
 イメージからは想像し難い樹種である これでも一応植木屋なのだ
 マキやマツ キャラ モチノキといった造形樹を主体に扱ってきた私には何だか別世界の
 ような時代になって来ちまった気がする 植木屋も終にここまで来てしまったかの感慨が
 溜息と共に間欠的に湧いて出る 植木屋なら大きい樹をドカンと植えたいものだが・・・
 今日銀行で国債を勧められた??始め何だと思いましたよ この私に国債を買えとは
 植木屋の作業着で行ったのに 人を見て話しをしろと言いたい気分でしたよ ハイ 
 この通帳にある金額は・・・自慢じゃあないが 夏までにはなくなるんですよ ハイ(^^)
 それに 例えお金があったとしても私は国債を買いません 国の借金の手助けなんて
 したくありませんから 為替もそう 貿易のためのお金の売買は分かるが ほとんどが
 マネーゲームじゃあありませんか それによって関係のない人々までが迷惑を被る
 いただけない話しです ホント
 我々が納めた年金もこんなところに投機されている 他にまともな投資先があるだろうに
 と考えるのは古い話しなのでしょうか

 

5/1(日)晴れ後曇りコデマリ

 苗木植え他
 今日も作業にはまずまずの陽気 木陰に入るとひんやりとする
 天気が下り坂らしく すっきりとした晴れではない 午後からは
 ひどく曇って暗さが時間を追うごとに増している
 第4圃場の苗木植え作業をする 姫マサキがメインの定植
 作業である この他 斑入りイボタ 黄金コデマリ アキシラリス
 コルムナリス エメラルド等さまざまな種類を少量ずつ
 実は今回 かなりの量の苗木を破棄した
 もったいない事だがやむを得ない このまま植え込んでも
 数年後の販売時に 売れる見通しが立たないのである
 残念で可愛そうだが 背に腹は代えられない 自分の家で
 作った苗木でもあり お金は出ていないからいいようなものだが
 やっぱり捨てられて日干しになって行く姿は見るに忍びない
 出来る事なら生かしてやりたいが 現実の世の中は厳しいものがある
 欲に駆られて必要以上に生産したのがいけなかったのか 見通しの甘さが
 こうさせたのか・・・ 情に掉させば流されるし とかくこの世は住み難い・・BY漱石 ^^

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