藪漕ぎの楽しみ

 

     

 筒上西稜

 

【アクセス】

 石鎚スカイラインの途中にある、金山谷に懸かる橋の袂に車をデポして、南に延びる林道(?)の鎖を跨ぎ、暫らく進むと“通行禁止の立て札”が掛かっている、そこが取り付きだ。

 

 【筒上西稜踏破計画】(1999年4月25日)

 この計画は、昨年“笹倉湿原”へ立ち寄った時に「尾根まで上がってみようか」と、笹の中へ分け入り稜線に出た際、偶然にもそこに尾根路(尤も踏み跡程度だが)と、テープを発見したのが事の始まりだった。もしかして、尾根路を辿れば筒上にいけるかも・・計画は実行に移されたのだ。

 

 

 

 

 

 笹倉からの笹の斜面は、適当に昇れば良い・・尾根に昇れば、足下は予土国境だ。北方に筒上が立ちはだかっている。稜線の路はもはや迷う必要のない、尾根である。左手の、金山谷を隔てて延びている丸滝尾根を望みながら、1516mのピークを目指し歩を進めると、見覚えのあるテープが・・・“めざしの会”のテープだった。彼らもここを踏んでいたんだ・・・。

 

 

 

 

 

 ここから少し降って、上を目指しひたすら昇れば“道場からの道”に当たる筈、と急勾配の笹に取り付く。

 が、目前に大岩が出現した。1つを廻り込んだら、もう1つ現れる。

 

 

 

 “ショッパイ山行”ほど・・・一歩づつの積み重ねがその喜びを大きくする・・この事は、山登りを始めてからの私の教訓である。やがて、視界が開けた、そこは笹の斜面だった。そして、“道場からの道”との突然の出会いでもあった。勿論、いままでの行程と違い、頂上は賑わっていた。

 

 

 

 

 帰路は、北の稜線をとった。

 

【追記】

 土小屋からは、バスを利用(16:30発)の予定だったが、香川からの登山者のご好意に甘えさせてもらった。感謝。

 

 

 ひょっこり登山道に出た時はほんとうにうれしいんじょ! ヽ(^o^)丿 この後 '00年10月の丸瀧尾根縦走の時、土小屋〜駐車場の4kを歩いたけど、50分かかったんよ。この登山口までやったらどれくらいかな〜。